6月。
良い季節だね。再生の機運を感じるよ。先の事は分からんけど、分からんからこそ、今を楽しもうぜ。
今年は我々THA BLUE HERB、結成25周年の年でして、それを記念して、南から北へ秋の列島縦断ツアーを敢行します。日程、場所は以下になります。
9月28日(水) 沖縄 Output
10月1日(土) 福岡 DRUM Be-1
10月2日(日) 広島 CONQUEST
10月6日(木) 大阪・梅田 CLUB QUATTRO
10月7日(金) 名古屋 CLUB QUATTRO
10月9日(日) 金沢 AZ
10月10日(月/祝) 京都 CLUB METRO
10月21日(金) 東京・渋谷 CLUB QUATTRO
10月23日(日) 仙台 LIVE HOUSE enn 2nd
10月26日(水) 札幌 cube garden
10月29日(土) 北見 UNDERSTAND
入場チケットの先行予約は今日から始まっております(14日18:00まで)。
一般発売は6月25日から。
入場チケットは2種類の用意がありまして、通常のライブ観覧のみのチケットと、プラス2,000円のDVD付きチケットがあります。こちらは2020年6月6日に
札幌ススキノのビルの屋上から「CAN YOU SEE THE FUTURE?」と題して行われた配信ライブを収録したDVDが付きます。こっちが断然お得です!
昨年の24周年は地元札幌から24時間生配信を行いましたが、今年は直接各地に体を運んで、目の前でのライブ。コロナ禍以降、初めて行く街も多いね。俺等、
相変わらず全盛期でさ、まあ25年もやってるとね、1番最初からの人、そして色んなタイミングから混ざって来てくれた人、人の数だけタイミングがあって、
そこには無論それぞれ変化と不変があってね、誰1人とて同じではない俺等との関わりがあると思うけど、全部まとめ上げるセット組んで行くからよ~。今の
俺等のライブ観に来てくれてる人なら明らかだけど、ぶっちぎりで更新してっからさ。久々の人も参加してくれるの待ってるよ。あと、初めての人もね。全然
遅くないんで、むしろあなたが来るのをずっと待ち続けているんでね、是非足を運んで欲しいです。最近のヒップホップもあちこち盛り上がってるけど、1MC
1DJだけで生身フルに燃やしてあれ程のライブをやってるのは、悪いけど俺等だけなんで。マジで。脂乗ってるんで。ご参加、何卒よろしくお願いします。
6月22日に7インチアナログを2タイトル発売します。
1枚目はYOU THE ROCK★のアルバム「WILL NEVER DIE」から「LONESOME SOLDIER」。B面には俺の造ったダブ「DUB HEADWAY」を収録してます。
2枚目はdj hondaとill-bosstinoの新曲2曲。A面「SLOW DOWN THEORY」、B面「ええじゃないか '22」。こちらは同日にダウンロード、サブスクも解禁です。
両タイトル、6月16日からここのオンラインショップで先行通販します。よろしくお願いします。
ここからはライブレポート。GWツアーの後半から。写真はこちらから。
鳥取。2年ぶり。ここんとこ場所は川向こうの箱で、時期はいつの間にか年初で、そして俺等が来るといつも大雪でって感じでした。なので今回、こうして春、
GWに行くのは18年目で初めてで、しかも前入り、延泊だったんで、街をあちこち歩けて、仲間ともゆっくり飯食って、酒飲んで、話して笑って、最高の3日間
だった。ライブもオープンしたてのLOVE FLASH FEVER。Long Tall Sallyのサポートでお客も続々集まってくれて、しかも皆も会うのが久々って感じらしく、
ワクワクが開始前から満ちてたね。110分、今の俺等のベストを余す事なくやらせていただきました。俺自身も成長していくように仲間のLIFE STORYもこの
街で発展してて、変わらない部分もちゃんとあって、そこを確かめ合いながらの時間、暖かく、意味深く、何より嬉しかったよ。ありがとうございました。
熊本。2年半ぶり。ここも18年前に初上陸。以来、色々あった。大きな地震もあった。箱の場所や名前も何度も変わった。でも、サポートしてくれる顔ぶれは
変わらない。そんな仲間にも家族が出来たり、変化はあった。俺等もいつしかそこを歌うようになった。ほんともうどこ行ってもあるのは変化と不変の足跡。
その街の情景と歌詞世界がシンクロしてる。この日は地元代表でSOUL CRAFTとのツーマン。形態もスタイルも違うけど、轟音の中、耳を澄ませば、俺等、
同じ事を言ってる。そこに上がったよ。受けての俺等。ツアーも折り返して、精度も高まってた。90分、一気に走り抜けた。そっからは熊本お楽しみの乾杯!
まむしの兄弟も来てくれてた。鹿児島や大分や久留米からも。皆すぐ元に戻り、再会を祝い、音楽に揺れながら、笑い、話したね。ありがとうございました。
北九州。ここは久々で6年ぶり。前回は今も忘れられない灼熱狂乱パーティーだった。GWツアー終着駅。向かう俺等も迎える仲間も、皆がワクワクしてるのが
もうリハの段階で伝わり合ってた。今日は深夜のクラブ、これも久々だ。でもバッチリ鍛えてきてる。任せとけ。後ろのバーカンまでびっちり入ってくれて、
昂ぶったぜ。ステージ最前線は空気も薄くて、歓声か怒号かも分からんカオスでしたが、それでも一歩も退かず、目を逸らさず、言葉に集中してくれていた皆の
おかげで最後まで行けました。終わってからも色んな人が感想を聞かせてくれて、中には俺よりもずっと若い人もいて、でもそんなの全く関係なく、理解して
くれていて、俺なりの努力が全て報われて、長いツアーが着陸出来ました。朝まで尽きる事のない乾杯の連続、至福の時。最幸。ありがとうございました。
ソラリズム。新宿ロフトが主催する野外フェス。俺等にとっても今年初となる外でのライブ。競演のメンツも流石の顔ぶれ。天気が良くなく時折雨が降る感じ
でしたが、それも相乗効果で最高の空気でした。音も進行もバッチリ。俺等は俺等の仕事を全うするだけ。出番は5組の3番目。年齢的にもそんな感じで真ん中
世代。前も後ろも強者が固めてる。上等。45分、一気に駆け抜けましたね。初めて観る人も多そうでしたが、最後までそこに居てくれて、終始上げてくれて、
こっちも全て言い尽くす事が出来ました。終わってからは俺もオーディエンス。こだま和文、SIONと続く先輩達の極まった音楽を浴びて、泣きたくなるくらい
美しく整ったその場の雰囲気を満喫させてもらいました。外で、聴く、踊る、皆で乾杯する、随分遠ざかってたけどやっぱいいね!ありがとうございました。
森, 道, 市場。ここは名前の通り、音楽フェスでもあるけど、音楽だけに留まらず、提供される呑み食いの幅が全然広くて、あちこちに色んなお店が立ち並び、
ほんと市場って感じ。この期間だけの自由な自治区の雰囲気が着いた瞬間から感じられる。名古屋界隈の知り合いのお店も多く出店してて、皆、頑張ってた。
天気も快晴。俺等は海辺のステージ。ちょうど夕暮れ時。ステージからの景色も神秘的ですらあって、何より俺等を選んで集まってくれた皆の煽りのおかげで
超ぶっ飛べたぜ!50分、あらゆる局面で怒号のような歓声や拍手が俺等を支えまくってくれてた。ああ俺等、こんな事いつもやってたんだなって演りながら
思ってた。こっちもそっちも溢れる感情が大爆発してたね。互い離れ離れの時間を経て、東海エリアでの極上のリユニオンでした。ありがとうございました。
6月は引き続き野外フェスが続き、更に久々の長野、そして渋谷、初となる市川もあります。以降も7月末まではこんな感じでずっと走って行き、そこまでは
対バン形式が多いです。ジャンルや世代という境界を超え、どこまで飛べるか、入り込めるか、全て激戦必至ですが超楽しみです。違いを、そしてきっとある
共通点を共に楽しもう。それを経ての秋の25周年ツアー、こちらは完全ワンマンです。ゼロから立ち上げ、別れまで。俺等にその夜の全てを任せてください。
1曲贈ろう。
ILL-B