ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.11

11月。
一気に今年もここまで来ましたね。

今月の後半からまたツアーを始めます。京都の愛する四畳半酒場ポンの20周年、
そして久々の街も含む四国四県制覇ツアー。四国は全箇所をMOROHAと回ります。

12月もあちこち行きます。スケジュールはこちらから。

やり残した事とは何だ…ってね。お互いにハッスルしていきましょう!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.10.15

10月15日の更新です。

THA BLUE HERB、5枚目のアルバム「THA BLUE HERB」のリリースツアー、全ての日程を終えました。

1年8ヶ月ぶりの戦線復帰だったのもあって、念には念を入れて準備してました。DYEとの連係も含め、これ以上はもう練習ではやるべき事はないという地点まで
行き着いて、あとはもういつもの間違わなくては上達しないという状態から始めました。初戦のライジングサンはいきなりの大舞台、そこで良い弾みを付ける事が
出来たのが大きかった。そこは改めて地元のオーディエンスの皆に感謝です。そして緒戦の町田と中野も同様に、待ちに待ってた感をステージに出て行った瞬間から
感じられて、勢いに乗れた。暑さは日を追って厳しくなったが、今回はずっと出ずっぱりなツアー、1度も札幌に帰らなかったのも、結果ずっとライブのみの生活に
なり、リハーサル、本番、リカバリー、移動、そしてリハーサルのループに身を置いて、いつしかそれにも慣れてきて、どこまででも行けるぜって感じで旅の日々を
生きてました。どこの会場もいつもリリースツアーでは行ってる箱なんですが、全てで今までで1番お客が入ってくれて、長くやってますが、今が1番良い、もちろん
ライブの内容もですが、これはビジネスなので、動員もそれに伴ってくれている事にいつも勇気付けられました。物販を運んで、売り上げ計算して、その日の残りを
持って宿に帰り、数を合わせ、ホテルのロビーでチームでささやかな打ち上げをして、翌日に備えて早めに眠る。昔ならどこか遊びに行って、ドンチャンやってから
帰っていたのに、今はもう喉を休めて、明日のライブに前夜の時点で照準を合わせている。思えば遠くに来たものです。本当、自分で言うのもなんですが、毎日
真面目にやってました。その報いは翌日のライブの間、ずっと受け取ってました。オーディエンスとの時間、マジで輝きに満ちてました。どこの街も、携帯を手に
観てる人など全然いなくて、音と言葉を深く吟味してくれるオーディエンスばかりでして、感謝しかないです。今のよくあるヒップホップのライブの光景を思えば、
俺等のパーティー、最高っしょ。俺はそう思う。これで良い。これが良い。理想的です。それぞれが独りになって、抱えてきた様々な想いと共に俺等の音楽を感じて
くれて、でもいつしか垣根が溶けていって、あの一体感を無理なく誰もが受け入れている。バッチリです。俺等、ずっとこんな感じで遊んでいきたいと思ってます。

夏の真っ只中の列島をまず西から南へ。そして少しづつ秋の気配を求めるように北へ北へ。最南は那覇、最北は北見。全てで勝ちました。勝ったのはステージ上の
俺等だけじゃない。皆で笑って別れられた。楽しみを皆で勝ち取った。あくまでステージからの景色ですが、俺にはそう思えました。どこででも別れ際に鳴らした
今日無事の穏やかさは同じでした。美しかった。そして安らかでした。その時になるといつも明日への希望を持てていた。これを勝利と呼ばずに他に何があろう。

1ヶ月半、全24公演、各街、ライブに来てくれた人、そして移動や宣伝などで力を貸してくれた人、与えてくれた等しい愛と理解、本当にありがとうございました。



ツアー後半、4か所のレポートです。写真はこちらへ。

夏の魔物。前回は青森の山の中だったが、今回は埼玉の東武動物公園。最近は運営も進行も完全にシステム化されたフェスが多くて、それはそれでこっち側も快適
だけど、ここは名前の通り、いつも何かが起きると評判のフェスでして、出演者の顔ぶれも独特。こういうアナーキーな場も必要だよね。2日間の初日でしたが、
この日はヒップホップ勢も多く、観てみたいと思ってた人達も沢山いたんで、こっちも本番前から楽しみました。俺等はトリ。時間が押して、本番前に残り15分で
音下げるとか、出てったらもう下がってたりとか、ハプニング続出でしたが、こっちも場数踏んでるんで、PA共々、諦めずに状況全てをまとめ上げ、バッチリ着地
出来ました。お客の皆も諦めずに上げてくれたし、逆境の方が俄然燃えるし、奇跡も起きる。結果、最高のエンディングだった。大致、ありがとうございました。

江ノ島。リリースツアー本州最後の地、オッパーラ。夏が残ってたね。まだ太陽燦々で、湘南独特の雰囲気が疲れを癒してくれた。早めに箱に入って、美味い飯、
いつもの仲間、すっかりリラックスさせてもらいました。リハやってると共演のDJ光とFRAN-KEYも合流。楽しい事になる予感しかなかったね。2人のDJによって
すっかり上がってるオーディエンスをかき分け登場。ステージがない、同じ目線のオーディエンスと向かい合い、与え、与えられ、共に昇っていく。何度もやって
きたが、この日が1番良かった。いつもそうなんだけどね。おかげでまた更新出来た。隅々までポジティブさに満ちていた。終わってからも2人のDJのトビっぷりに
パーティーは中々着地出来なかった。俺も終わりたくなかったよ。ここは間違いないね。このタイミングでここで良かった。ダーさん、ありがとうございました。

札幌。我等のホームタウン。ツアー初日のライジングサン以来のライブ。あの場でも言ったけど、今回はとことんまでやるつもりだったよ。箱代、追加料金を先に
払ってたからね。この街から生まれた俺等のヒップホップの22年後、最新版、聴かせたい曲なら沢山あった。ツアーも残り2戦。いよいよ散らせる段階に入った。
そのために全国を回って鍛えまくってきたんだよ。舞台は初となるKRAPS HALL。前売りも数日で完売。問い合わせが殺到していたが、もう1人も入れられない。
集まれた皆で大いに楽しもう。リリックに出てくる人間、エピソード、全てノンフィクション。他の街だとそこに合わせて言い換えたりする部分もあるが、今夜は
全てありのまま。過去の事実を受け入れ、去っていった仲間共々、未来を志向する。俺はこの街の書記官だからな。任務を果たしたよ。ありがとうございました。

北見。遂に来ました。約束の地。24ラウンド目。ファイナル。旅の終わりはいつも寂しいもんだが、北見はいつも始まりの地でもある。ここで散らせてまた新たに
始めるのさ。ニューアルバムのリリックはほとんど北見で書いた。札幌から季節の度にやってきて、宿に籠って書いていた。作業が終わるとその日の仕事を終えた
北見の仲間と飯を食い、酒を呑んだ。リリックのアイディア、PVのイメージ、ツアーの日程、そしてこの日に実施した生配信も、全てがこの街の仲間と遊びながら
思い浮かんだ事だ。全てが実現した。あとはライブだけ。10月とはいえ、随分とお客を詰め込んだので、相当暑かった。今まで1番過酷な環境だった。正直、俺も
最早これまでかと思うくらい追い詰められた。配信では伝わらない現場の温度ってやつだ。いつものようにやってたわけじゃない。苦しくて、悔しくて、それでも
諦めきれないギリギリの土壇場にいた。俺もDYEもPAの703も照明の畠中も。皆で、死力を尽くして乗り越えた。オーディエンスも相当厳しかったと思う。その分
最後は全員で造った達成感が満ちていたね。本当に助けられた。皆に上げられたから最後まで行けた。救ってもらった。最後の最後が最も険しいヤマってのもまた
俺等らしいドラマ。野音を思い出していた。良いエンディングだ。これ以上は、ない。俺も、皆も、また、楽しむ事をやめなかった。笑える未来を捨てなかった。
やりましたね。やりましたよ。こっから始まるのさ。俺等はまた別れ、また出会うのさ。その日まで元気で!UNDERSTANDの仲間達、ありがとうございました。


今はちょっと休んでます。年末に向けて備えています。11月末からリリースツアーで行けなかった四国四県、そして鹿児島と熊本、その後もまた色々行きます。

また会える日まで皆どうか元気で!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.10

10月。
こちら札幌はもうすっかり秋です。9月は数日しか札幌にいなくて、ずっと各地を回っていました。自分等にしては最長となるツアーでしたが、ここまで無事です。

我々THA BLUE HERB、7月に30曲入りのアルバムを出したばかりですが、ここで、このタイミングで新曲(CD)を出します。

収録曲は4曲。「ING」と「それから」、加えてそれぞれのインストバージョンです。発売は10月2日。1,000円+税です。

以下、曲の紹介です。

「ING」
2枚組のアルバムという大一番を乗り越える日々は俺とO.N.Oにとって未開の原野を開拓するかのような日々でした。アルバムを完全にパッケージングした時点でも
トップスピードで回っている車輪は中々止まりませんでした。自身、止めたくありませんでした。リリック、ビート、いくらでも出てくる状態にあった俺とO.N.O、
しかしどの道、この創作の日々から離れる事は既定な道でした。でも、あともうちょっと創ろうぜ、と再びスタジオに入ったのです。発案、企画、制作、録音、
デザイン、宣伝、経理、連日アイディアと足をフルに稼働して動く自主制作街道の真っ只中。雇われミュージシャンとは違う、全てを自らと仲間とで創造し切る。
この営みに込めた気概。そして実際に各地のお客の目の前に体を運び、物販を運び、そこで新しい曲達を鳴らしてみせる。街から街へ。いつもの列島行脚。現在、
まさに俺等が生きてる日々の景色。地元を遠く離れ、その夜限りの出会いとライブと別れを連日連夜繰り返す日々。リアルタイムな疾走感。これらを歌ってます。

「それから」
こちらは一転、もっと長い時間軸の話。今生の別れ、別離、遅かれ早かれ、生き残った以上は誰もが抱えている、そしてずっと抱えていく、喪失への向き合い方。
悲しみに落ち、長く立ち止まり、何度も振り返り、それでも巡る季節を実感し、その度に時間の流れに気付き、尚も傷つき、不在を嘆き、それでも止まらない毎日
の忙しさをこなし、そんな中にも訪れる新たな出会いやささやかな幸福を味わい、それでも不在を想い、再び悲しみに落ち、、、その繰り返しは果てがない事と、
身の内に溜め込んで生きてきた。これからもそう生きていくと思っていた。そんなある日、何気に気付く。自分の気持ちの不思議な折り合いの変化に。それは諦念
にも似たものだが、それまでの悲観的なものとも違い、それを真に受け入れ、乗り越えていく。自らに、その人に、思い出に、忘れたわけではないと言い聞かせ。
生き残った側への時の処方。「それから」ずっと後、何年も後、涙が枯れ果てた後の予期せぬ潤い、少しずつ、確実に芽生え始めた再生の苗、それを歌いました。



10月7日に、上記の新曲「ING / それから」(CD)と、リリースツアーで会場限定で売っていた「ASTRAL WEEKS」(CD)、更にTシャツ2種、タオルを、それぞれ
若干数ですが通販で販売します。どれもこのタイミングで売り切ると再生産はしません。ここをどうかお見逃しなく。朝10時開店予定です。詳細はこちらから。



ここからはツアーレポート。写真はこちらから。

「ずっと地元に帰れずに、チェックアウト繰り返す日々」ってまさに「ING」の歌詞のまんまな生活でした。これほどの出ずっぱりなツアーはキャリアで初だった。
全ての街が違うけど、目指している場所は同じで、道のりはどこも違うけど、頂からの景色は同じでした。ここまで全箇所、あなたを含む俺等は頂に辿り着けた。
力を貸してくれた人、ポスターを貼らせてくれたお店、繋げ広げてくれた人、そして何より来てくれた人、上がってくれて上げてくれた人!1人1人のおかげです。


福岡。1999年からの縁。思えば色んな箱でいつも賑やかにやってきたね。辺りがB-BOYだらけだった時代もあった。当時からあるレコ屋も随分減った。ここでも
街並みはどんどん変わっていくが、それ以来ずっと付き合いが続いてる仲間もいる。もちろん混ざってきた仲間、この日初めて出会う人も。舞台はDRUM Be-1。
リリースツアーはいつもここでやらせてもらってきた。俺等には大きめの箱だけど、今回のツアーでは九州はこの街だけだったってのもあって、遥々遠い道のりを
辿って各地から大勢集まってくれた。こっち的にもクオリティとモチベーションが上がりまくってたし、お客のテンションも高くて、2時間半以上をあっという間に
駆け抜けた。今が1番良い。ほんとそう思う。連なる20年分の過去は全て今のためにあったんだ。俺等と福岡はそんな話も出来る仲さ。ありがとうございました。

那覇。涼しくなりかけていた本州を飛び立ち、降り立つと、そこはまだ夏の盛りだった。帰ってきたぜ。数えきれない腕利きのラッパー達がうじゃうじゃしてる。
この島で勝負するのがずっと楽しみだった。アルバム制作期間中も、1番聴いていたのは沖縄のラッパー達だった。刺激を受けまくってた。土地柄ってのは絶対に
あって、雪深い氷点下の札幌とここ沖縄じゃ、出来上がってくる音楽は相当違う。俺等には俺等にしか創れないものがある。それをここで鳴らしたかったんだ。
最近はすっかりホームになったOutput。ビルの建て壊しでここでやるのも今夜が最後。満員御礼。OK。こっちにも言いたい事はたっぷりある。がっつりやろう。
沖縄ならではのラフなお客もたくさんいて、おかげでこっちも最高に楽しんだ。乾杯のオリオンが格別に美味かった。上江洲、濱里、ありがとうございました。

大阪。沖縄から神戸に飛んで、神戸の仲間の車でワイワイやりながら大阪に入る。ここは前半の山場。クアトロの大舞台だ。また新作創ってここに帰ってこれた。
音も照明もばっちりな箱でやれる事、そこに大勢集まってくれる事、この有り難みは十分理解してる。大阪、長い付き合いだからな。何もしなくてもお客が向こう
からやってくるような時代もあった事はあった。だが、今はそこからずっと先の未来だ。追い風が吹いてる世代とは別に俺等はこの街で待ってた。逃したくない。
リハから気合入りまくってた。お客の方の準備もばっちりで、始めてすぐに打ち解けていくのがこっちでも感じられた。俺等や俺等の街が1番とかって曲じゃない。
生活に起こる事を歌ってる。それであの雰囲気が生まれるって事は、俺もあなたも似た歩幅で進んでるって事だ。また続きをやろう。ありがとうございました。

金沢。今ツアー唯一の北陸場所。EPOCHZの明生が駅まで迎えに来てくれた。いつもだが、今回もサポートマジでありがとう。のどぐろ定食をいただく。街並みが
美しい。京都よりも観光客が少なくて、いつ来てもここは色々と塩梅が良い。暗くなれば音楽好きが続々と集まってくる。この夜は福井、富山からも。本番前の
土砂降りについつい野音を思い出して気分が上がってしまった。舞台はAZ。音像がクリア。皆の顔が見渡せる距離感。皆がこっちを観ているようで、こっちも皆を
見ているんだぜ。それぞれの顔色に浮かぶ様々な感情を想像しながら、気持ち切らさず最後まで行けました。別れ際のあの温かい照明の下のアットホーム感、夜が
極まっていた。ど平日でしたが、全く関係なく今回も金沢で濃密な時間を過ごせました。来てくれて、与えてくれた皆のおかげです。ありがとうございました。

新潟。俺等、夏になると新潟にライブに行って、で、延泊して花火大会を仲間達と見てっていう時代があった。今も色褪せない輝ける日々ってやつさ。あれから、
俺も仲間も同じだけ歳を重ねて、そしてここで再会するんだ。もう自分の楽しみだけのために生きていくわけにはいかない奴もいるだろう。日々の忙しさで久々に
出て来るって奴もいるはずだ。でも、1発派手に音を出せば、また俺等はすぐに元に戻る、そう思っていた。今日も新潟は暑いぜ。こうでなくっちゃな。鰻をゴチに
なって本番に備える。再会のぎこちなさなんて全然なかった。やっぱり新潟と俺等は間違いなかった。知ってたし、信じてた。皆が、ね。今までで1番良かった。
長いイントロを終えて、また始まったんだ。次だってきっとあるに決まってる。そんな予感に満ちていた。それまでどうか元気で。UK、ありがとうございました。

熊谷。ここが沖縄と並ぶ現在進行形の日本のヒップホップの震源地だと俺は思ってる。降り立った時点で街は熱く、灼熱の照り返しを浴びながら俺も燃えていた。
箱はいつものHEAVEN’S ROCK。一部クーラーが壊れててヤバい事になってたね。開場と同時にバッチリ入ってくれてた。北関東界隈、都内、ずっと遠くからも、
そして同業者も来てくれている。舞台は整った。そこから、2時間半越えもあっという間に感じるくらい、皆に上げられて、終始夢中で演ってたよ。がっつり突き
抜けたね。3度目の熊谷、一気に更新出来た。この街にしっかりと足跡を残せた。期待も高かったからさ、ホッとしたよ。打ち上げもいつもの面々が集合してて、
終始ワイワイやりながら、後ろではずっと良い音楽が鳴っている。まさに俺の知ってる、俺の好きな熊谷って感じでしたね。山ちゃん、ありがとうございました。

東京。LIQUIDROOM。ツアー前半、後半の真ん中、まさに天王山。慣れ親しんだホームグランドではあるが、今ツアーで1番広く、チケットは即完。いつも通りに
やるだけとは言い合ってはいたけど、終わって思うけど、やっぱりプレッシャーは大きくのしかかっていたね。送り手として上手く演奏出来たかどうかってより、
会場隅々までびっしり入ってくれてた皆に正面から向かい合った事は確かです。1000対2だと思っていたけど、気づけば1対1になっていたね。あの静けさ、誰1人
調和を乱さないあのシリアスさ、そこから抜け出る瞬発力、上がる時は一気に突き抜け、そして鳴り止まぬ拍手、局面の1つ1つを思い出し、送り手は皆の側だった
のだ、と思います。皆が俺等を演奏させて造った。ずっと続けてきた東京のオーディエンスとの一夜限りの空間彫刻、一際美しかった。ありがとうございました。

郡山。チケットは完売だったし、あの愛に溢れる人達にまた会える夜ではあったが、気楽に行くって感じではなかった。俺等の前にやるのが竹原ピストルだから。
下手すりゃ根こそぎ持っていかれちまう。俺等のリリースツアーでそれは許されねえ。そんな気負いに満ちていた。リハでも楽屋でも、俺等は再会を喜び、穏やか
に話した。地元代表ONE STROKEが夜に火を入れる。バッチリだったぜ。次、竹原ピストル。やはり修羅。出番が後ろじゃなかったら酒片手って感じだったが、
この夜は俺等が後ろをやる。久々の底なしのプレッシャーだったぜ。おかげで自分がここに持ってきたもの、自分しか持ってないものが明らかになり、吹っ切れて
出来た。郡山の皆もいつものように心を開いて迎えてくれて、おかげで本当に良い、酔い夜になった。皆がずっと笑ってたな。ジョン、ありがとうございました。

水戸。この街から生まれたヒップホップが、かつて俺等のそれとしのぎを削り合った時代があった。それも暴力とかディスとかじゃなく、正々堂々とそれぞれの
音楽で。俺等は水戸にライブに行く時はいつも特別な緊張感を持っていた。かつてはBUBBLEという大きい箱でがっつり入れてやっていた。あれから時代は過ぎ、
どんちゃん騒ぎのお客は去り、俺等も地に足が着いた。着実な歩幅で歩いてきた。そんな今の俺等のヒップホップを聴きにこの日もあちこちから集まってくれた。
俺等の前には前述の商売敵、しかも同い年、水戸のレジェンドGOCCI。観てて奮い立ってる自分が何より嬉しかった。まだ終わってない。俺等も水戸も。どっちも
伝えなきゃならん事がある。今だからこそ深まる会話があちこちであった。続けてきて良かった、つくづく思う。メキシコのおかげだ。ありがとうございました。

BAYCAMP 2019。3年前に1度出させてもらってる。それ以来の帰還。前回もそうだったが、周りはバンドばかりでヒップホップの俺等にはいささかアウェイの感も
ある。そして俺はこういう現場を好む。ここでこそ試される。日々の鍛錬以前に心の強さが。3年前は俺等の時間は雨で、サバイバルなライブになったんだけど、
今年も降り出してきやがった。しかも3年前よりっていうか、あの野音を思い出す豪雨。またこれか、ここでこの修羅場か。気合い入れ直してステージに出てく。
土砂降りの中に待っててくれた人達がいた。俺も覚悟を決めたよ。始めよう。奇跡が見れるのはこういう時だ。MC挟まず一気に駆け抜けた35分。殆どのお客が
どこかで雨宿りをしてただろう。あなたを含んだ俺等はがっつり登り詰めた。あんな事は滅多に起きねえ。おかげで最高楽しかったぜ。ありがとうございました。

仙台。夏の盛りから始めたツアー、後半戦になって東北に来たら既に秋の気配があった。2017年のPHASE 4の最後が石巻。それ以来の東北EAST SIDEだ。また
弾丸たっぷり創って帰ってこられた。箱は最近のホーム、enn 2nd。サイズ感が良い感じで密着感がある。皆の顔も十分見渡せる。前売りも今までで1番売れてる。
あとはもうやるだけだ。きっといい夜になる。初っ端から熱い事になってたね~。これは行ける、と思ってたよ。で、この際だからさ、ドープに堕ちていくのも、
そこから這い上がってくるのも、どっちもたっぷり時間をかけてじっくり鳴らせた。結果、3時間近くやってた。間違いなく仙台での最高を皆で更新したな。でも
まだまだ聴きたいってお客が沢山残ってくれてて、かけられる言葉の全てが報いに満ちていた。不覚にも手放しで感動してしまったよ!ありがとうございました。

山形。仙台から雄一の運転で向かう。色々とサポートありがとう。もうここまで来ると肌寒かったね。中に入ろう。ここはSANDINISTA。もう15年、ずっとここ。
食も自然も文化も、全てが高品位なこの街、札幌にはない永い営みの系譜がそこかしこに感じられる。飯は千歳で肉を。間違いない。箱に戻ると、ワクワクと共に
お客が外にはみ出していた。始めよう。俺等の山形でのライブの最長となるセットでしたが、進めば進むほどに近くなっていく感じ、いつも通りでした。理解と
寛容を持っている皆の奥深い心の内に言葉を置いときました。終演後も極上な音楽がかかってる。酒田や鶴岡、新潟や登米、遠い所からの仲間も交えて賑やかな
会話も最高でしたね。翌日は初の山形オフだったんでね、蕎麦に、レコード屋に、あちこちお邪魔して楽しませてもらいました。八鍬、ありがとうございました。

宇都宮。2000年以来ずっと行ってる。箱も移り変わり、街の景色も変わったが、基本的な顔ぶれはずっと変わってない。だからいつ行っても、いつの話をしても、
いつも話はスムーズに戻り、進んでいく。前売りは完売。今日はいつもとは違うぜ。待ちに待った復活祭だからよ。皆のワクワクがリハの段階から満ちていたよ。
この日はオープニングを西方町が地元の松波というバンドが務めてくれた。いい感じに上げてくれたおかげでこっちもスムーズにライブに入れたよ。ありがとう。
言いたい事も演りたい曲もたっぷりあったが、全てを出し尽くした。上辺だけでは終われない真の長丁場、こっちは聴き逃しも出来ない音楽だが、最後までそこに
居てくれて、受け止めてくれて、上げてくれて、再会も初対面も入り混じって、途轍もない高みに皆で居た。19年目の更新だ。サトシ、ありがとうございました。

つくば。今回のツアーでも屈指の接近戦。息遣いすらも表現になる。俺等はずっとこういう場所で勝ってきた。奥が見えないくらいの大きさで空調が整った箱も
ありがたいけど、基本はこういう箱で生きてきた。だから帰ってきた感覚だったよ。疲労も既にピークだったが、道は前にしかねえ。前売り完売。若いラッパーや
音楽家も観に来てる。任せとけって。で、いつものようにやってはいたが、何かがこの日は違った。なんだろ、この狭さか、お客との距離感か、とにかく、とても
濃密なライブになった。あの感覚は久々だった。こっちもそっちもどっちも皆が汗にまみれ、完全に突き抜けていた。ヤバかったね~。証人は100人足らずだが、
あれは中々あるもんじゃないぜ。奇跡の類。個性が漲る共演陣も、お客も、持ってるエネルギーを集結して作った夜だった。シュン、ありがとうございました。


8月のライジングサンからずっと続いてきたアルバムリリースツアーもいよいよ残りが僅かになってきた。ここまで来たぜ。やる前、やってる途中、余りにも道が
遠くて、とても最後の事なんて考えられなかったけど、マジで来たね。全ての夜を楽しんできた。誰にも何にも恥じる事はない。正々堂々、地元に凱旋出来る。

このツアーが終わると、しばらくライブは休みます。言うてもちょっとやり過ぎてたからね。でもすぐにまた始めます。11月末から年末までまた色々と行きます。
スケジュールはこちらから。リリースツアーでは行けなかった九州、四国の街にやっと行けます。札幌も初の試みで2デイズでやります!よろしくお願いします。

長文、ここまで付き合ってくれてありがとう。実りの秋。皆、善き日々を。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.09

9月。

我々、列島各地ステージ最前線を渡り歩いて生きております。元気にやってます。

アルバム「THA BLUE HERB」リリースツアー、ここまで最高の更新を続けております。いつかは止まる、いつかは痛い目にあう、頭では解っていますが、
ここまで多くの仲間の助け、そして何よりオーディエンスの理解を得て、笑って再会し、笑って別れられています。感謝しかありません。賭けてくれた時間と
お金を無駄にしないよう、一生懸命やるだけだと日々決意を新たにする旅路です。まだまだ道は長く、険しく、更にお楽しみもたっぷり残されております。
ここでいくら売り文句を並べても、マジで百聞はってやつで、これはその場に来ないと伝わらない事で、皆が足を運んでくれて初めて成立するものなので、
是非是非来てくれ!としか言えません。しかも俺等、こっからずっと何年もライブやりますが、何と言うか、完成し切った後のライブってのはそれは完璧に
肉薄している質なんですが、ここ、今の段階はまだ試行錯誤しながら日々進化している過程でして、この段階のライブは今だけなのです。ましてやまだまだ
生まれたてのニューアルバム収録曲、本当に日進月歩の歩みで育っていってる。後で聴いたらもう完全無比になっている。今はまだ生身で、迷い、諦めず、
完璧を志向して成長している。そういう段階です。それって俺、あなた、人間そのものです。まさにライブ!皆の参加、待ってます。各地、既にチケットが
完売の街も多く、そこに関してはもう何も出来ませんが、まだ空きがある街もあります。お近くの方、よろしくお願いします。スケジュールはこちらから。


ここからは各地のレポートを。こっちでは写真を沢山載せてます。

RISING SUN ROCK FESTIVAL。3年ぶり8回目。地元札幌の路上から堂々乗り込んだ。俺等的には実に1年半以上ぶりの戦線復帰。楽屋エリアには強者どもが
大勢いる。馴染みの顔もあちこちに。帰ってきたって感じがしたよ。不思議と緊張してなくてね。いつするのかなって思ってた。本番間近になったら、まあ
いつもの感じで緊張するのかなって。でもしなかった。最初の地下鉄のSEでのあの怒号を聞いたら緊張超えて、めちゃワクワクしたよ。沢山凄い音楽家が
いる中で俺等を選んでくれて、ああやって迎えてくれて、とても嬉しかった。ありがとうございました。貴重な事はこの上ないけど、何せ50分。一瞬だ。
俺等とはってとこで別れの時間が来た。でも初戦があの場で本当に良かった。弾みがついた。WESSの皆さん、台風とか色々大変でしたがお疲れ様でした!

町田。先週のRISING SUNは地元でフェスでって事もあって、実質ここからがワンマンリリースツアーのスタート。舞台はCLASSIX。厚木の箱にいた我等の
a.k.a.団長が昨年新たに作った箱。オープン時に来て欲しいと言われてたけど俺等ライブ休止してたからさ。だから復帰したら1発目でって言っててね。その
約束を果たしに来た。チケットは早々に完売。びっちり入った200人との接近戦。初のロングセットって事もあって、どうなるかと不安も少しはあったけど
始めてみたらあっという間に駆け抜けたね。久々の再会、俺等の復活祭、最高でした。いつもの面々に加え同業者も来てくれてて、皆の存在も奮い立った。
緊張も高揚も疲れも何もかもが懐かしくもあり、そしてこれだよなという確信でもあった。思い出させてくれてありがとうございました。団長、お疲れ様!

中野。そしてここ。ここも避けては通れない。舞台はもちろんheavysick ZERO。全国回る前にもう1発鍛えとかなくてはならん。昨日よりも更に狭い空間に
100人。灼熱必至なこの場所をあえて選んだ。ここでちゃんと出来ないと、どこにも行けねえ。俺等はまだまだやる気なんだという、覚悟のブッキングだ。
この日はO.N.Oも来てる。3人で中野の商店街を歩いて向かう。O.N.Oもまだライブ観てなかったからね。色々楽しみだった。いつもの中野の空気感が俺を
リラックスさせてくれた。さあ本番。昨日を凌ぐ、息遣いすらもライブの要素になり得る超接近戦。2時間半。たっぷりやり切った。皆と乗り越えられた。
あると思っていた苦しさなんてのは全然なかった。またもや最高。ありがとうございました。そしてheavysick ZERO17周年おめでとう。ミホ、お疲れ様!

名古屋。さあこっから大箱、照明帯同、完全体でのライブが始まる。ギアを上げてトップスピードに入るぜ。そういう時はこの街ではCLUB QUATTROだ。
ここは奥行き、広さ、言葉の浸透具合がとても俺的にフィットしてて、全国色々あるけど、マジで演りやすい箱なんです。リハ前にZIP-FMで色々宣伝させて
もらった。俺等のような自主制作やってるラッパーにとっては貴重な機会だった。感謝。そしてライブ。オーディエンスもバッチリ入ってくれてる。大勢で
賑やかな人達、独りでじっくり聴いてる人、両者を互いにストレスにせずに、どうやって一体感を保つか。スタジオでの練習では絶対に身に付かん。そんな
局面もあったが、最後は皆で頂上に辿り着けた。別れ際に見た景色、等しく美しかったよ。やっぱり俺等と名古屋は間違いない。ありがとうございました。

京都。帰ってきたぜ、俺等の第2の故郷。1999年からずっと続いてる夜達の果ての果てだ。雨だが、それもまた良し。ここでは何であれ情緒になる。舞台は
MUSE。オールディックとのツーマン以来かな。すっかりホームの感もある。昔、この界隈でよくやってた深夜の酒やら何やらの勢いでわちゃわちゃ鳴らし
てた時代も今は昔。あれも良かった。あれがあったから今がある。今はもうあの頃とはちょっと違う。もっと流れている言葉と音に真剣だ。そんな雰囲気が
ある。そして俺はそれが好きで、MUSEはそんなライブになってくれる。この日もそうなった。シリアスでドープに浸ってる。でも爆発する時は逃さない。
そこはいつもの京都。がっつり来る。このバランスが絶妙。皆で作ったライブって感がある。おかげさんです。ありがとうございました。行貞、お疲れ様!

広島。2年前の8月以来の帰還。場所は最近のこの街のホーム、CLUB QUATTRO。連日の鍛錬で言葉、音、音響、照明、チームとして仕上がってきている。
まずはむさしのおにぎりを喰う。最近はこれからいつも始めてる。間違いないルーティンだぜ。雨続きだったし、しかもど平日、それでも集まってくれた
お客とのこのツアー最長のライブになった。ここは広島。そして8月。74年という、この街で流れてきた時間を想う。言いたい事はやはり止めどなく溢れて
きた。フロアには10年以上昔からの馴染みの面々、先輩達も見える。スーパーヒーローも来てくれてる。次のチャンスがいつかは判らんからさ、一言も言い
残す事なくやらせてもらいました。札幌訛りと広島訛りの魂の会話。極まで行き着いた。最後まで付き合ってくれた皆、本当にありがとうございました。


ツアーはまだまだ序盤戦。ゴールなんてまだ全然見えてない。目の前のヤマを乗り越える事で精一杯の毎日だが、これだけは言える。お楽しみはこれから。

そう、1番良いのはまだ来てない。

先にリハして待ってるぜ。やるべき事を終わらせ集まってくれ!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.08

8月。
夏の盛りですね。札幌も暑いです。外遊び、音遊び、楽しんでますか?

THA BLUE HERB、5枚目のアルバム「THA BLUE HERB」が先月3日に発売されました。おかげさまで初動も上々です。限定盤にいたっては早々に店頭から姿を
消し、高値で転売までされてしまい、少量ですが増産する事になりました。先月末には再び店頭に並んでいます。初回特典のDVDもまだあります。ただ、限定盤も
初回特典も、今ある分がなくなったらもう再生産はしません。これっきりです。DVDに入ってるライブなんてマジで最高っすよ!引き続きよろしくお願いします。

買ってくれた皆、本当にありがとう!安くて軽くて早いというトレンドとは全て逆行している俺等のそれに価値を見出してくれた皆がいたから、このプロジェクトは
成立している。昨年1月から重ねてきた俺等の努力も意味を成す。事務所の力とかは持っていない俺等、ましてや遠回りはするし、今どきCDでそれも2枚組。お客を
呼び込む客演も1人もいない。信じてるのは1つ。純粋に音楽だけ。良い音楽を創れば、お客は来る、未だにそれだけ信じてやってる。もちろん情報を届けるために
他のラッパー、否、他の音楽家、誰にも負けない距離をポスターとフライヤーを持って歩いてきた。誰1人、追随を許していない。で、やることやったら、後はもう
音楽の力。それが1番肝心要で、その基礎がしっかりしてれば、お客は来る。求めているお客はいる。そう信じてやってる。そして、その通りに広がっていってる。

俺等が生み育てたそれは、もう俺等の手を離れていった。各地に住む皆の手元に飛び立っていった。そして今は、ずっとこれからは、皆の理解、日常と共に生きる。
インスタントな音楽ではない事だけ言い加えておきます。晴れの日、雨の日、何もない事などはない、色々ある人生の中で、その都度、聴こえ方も変わっていく事で
しょう。皆にとって、誰にとっても、特別な何かになり得ると信じているからこそ、世に出しました。全曲です。一字一句、ビートの欠片まで、全てに意志を込めて
います。それは透明な音と言葉な事は変わりませんが、データではなく、あくまでも製品です。ジャケット、歌詞カード共々、生活の側に置いてやってください。

インタビューを受けました。全てではないですが以下から。RiddimHMVSPICEReal SoundEYESCREAMナタリーCINRAMasteredUROROS

アルバムのCM的な「前口上」から始まり、大作「ASTRAL WEEKS / THE BEST IS YET TO COME」と続いてきたMV攻勢ですが、ここにきてまた新しいものが
ドロップされました。今回は「SMALL TOWN, BIG HEART」。これは俺等の活動の中のとても重要な部分、ライブとオーディエンス、そしてそれに関わってくれて
いる人達に捧げた曲です。こんな曲を長年創りたいと思っていました。これからいよいよ始まるリリースツアーに向けた意気込みともリンクします。こちらから

今月中にもう1曲、MV公開する予定です。お楽しみに。


そうです。作品をリリースしたら、次はこれ、ライブの季節が始まります。日程発表後、既に前売りは各地で動いていてソールドアウトになっている所もあります。
地元札幌は早々に、そして東京の3か所、町田、中野、リキッドルームは売り切れました。郡山と江ノ島も売り切れてます。上がりました!ありがとうございます。
来月の更新時にはもう最前線にどっぷり足を突っ込んでいる事でしょう。今はまだ期待と不安が入り混じった状況ですが、じっくり仕上げていきます。皆も忙しい
毎日だとは思いますが、どうか時間を作って来て欲しい。皆でド派手な復活祭をやりたいのです。スケジュールはこちら。各街をクリックすると購入先に行けます。

ツアー会場で販売するTシャツも作っています。デザイン等は追って公式Twitterで。加えて、MV用に創った曲「ASTRAL WEEKS」を会場限定でCDで販売します。
これはMVの制作班から、ここから合流する人達に我々がどこから来た何者かを解る曲を創ってみてはどうかという提案をもらって、それを受けて創った曲です。
MVとして公開後、反響も大きく、俺自身もこの曲がすごく好きで、このままYouTubeの中だけで終わっていくのもアレかなと思い、CDプレスする事にしました。
インストも収録して500円で。ライブ会場のみで限定数の販売です。それほど多くは持って行かないので、欲しい方はライブの前に購入する事をお勧めします。


8月5日から当ウェブの通販サイトでTHA BLUE HERB RECORDINGSの新ロゴを使ったTシャツを販売します。価格は4000円+税。サイズはXL、L、M、Sです。
色は2種。白地に青のプリントと黒地に黒のプリントです。開店は朝10:00の予定。予告サイトはこちらから。よろしくお願いします。


俺等、百戦錬磨のライブのプロ、敵なし街道ど真ん中でしたが、アルバム制作に専念するために最前線から身を引き、早1年半が経ちました。その間にも当然の事
ながら、良い音楽は各地で鳴らされていただろう。自ら望んだ最後尾。ただ、俺等にしか鳴らせない音楽ってのはある。予告通り、またがっつりまくっていくぜ~。

各地のステージで待ってます。その場限り、その夜限りの復活祭を大いに楽しみましょう!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.07

7月。

長らく告知してきましたが、いよいよその時です。来ましたね~。7年ぶりですよ。

7月3日、THA BLUE HERB、5枚目のアルバム「THA BLUE HERB」がリリースされます。

ビートはO.N.O。言葉はILL-BOSSTINO。スクラッチはDJ DYE。フィーチャリングなし。全30曲。CD2枚組。

配信は、まだ考えていません。CDのみです。もうずっとCDなんて買っていないって人もいると思う。ほんのちょっと前までは当たり前の事があっという間に変わってく。
普通にやってた事がとてもとても面倒くさいものに感じられる。うん、解る。俺にも身に覚えはある。でも、30曲、1枚目のCDの1曲目から2枚目の15曲目まで、で30曲。
全て有機的に繋がっていて、1曲ごとに次の曲への布石であったり、前の曲への答えがある。全ては補い合い、共鳴している。これは創り手によって決められた順番で聴いて
こそ成立する表現なんだ。そしてそれを再現出来るのはCDしかない。寄せ集めのシングル集じゃない。もちろんそれぞれにとって好きな曲、何度も聴く曲、飛ばす曲、ある
事だろう。そこには立ち入れない。でも、1番最初は、1枚目のCDから2枚目のCDまで1度通して聴かせたい。何故ならそもそもそうやって聴く用に創られているのだから。

価格は通常盤がCD2枚組、全30曲で4,500円(+税)。生産限定盤がインストCD2枚付き、CD4枚組、全60曲で6,000円(+税)です。

初回特典はDVD。これは2017年12月30日に石巻BLUE RESISTANCEで行った活動休止前最後のライブを完全収録してます。付かないお店もあるんで、各自でご確認を。

あの90年代にアメリカのヒップホップにヤラれまくって、憧れしかなかった頃、2枚組のアルバムって結構出てて、その圧倒的な世界観にやられていたものです。いつかは
自分達も、とずっと想ってきました。心技体、今が揃ってる。ここなら出来る、と挑戦して、そして完成させました。正直、俺とO.N.Oの持ってる言葉とビートをあるだけ
かき集めてやっとの思いで完成させたって感じではありません。3枚組に入りかけてたくらい、俺等はまだまだやれました。ただ2枚組とか、30曲という全体よりも、俺等は
1小節ごとに向き合いました。何日もかかって突破した事も多々あります。途方もない道のりでした。大丈夫、焦るな、焦るな、と言い聞かせてやってきた。1年前とかを
思うと、こうしてパッケージになっているのを見ると、いつか乗り越えるのに苦労した1小節を思い出すのです。聴いててそこに差し掛かる度に思い出すのです。そうです。
堂々と居並んで見える30曲も、とてもとても小さな1歩の繰り返しなのです。これは恐らく何をやる、何を創るにしても変わらないと思われるのです。とても小さな1点に
込められたアイディア、メッセージ、メタファー、労苦、こだわり、熱意、それ等から全ては始まるのです。完成してしまえば、そして再生してしまえば2時間半(これも
短いとは言えませんが)くらいの話ですが、元々の、発想の発端の1小節なんていう単位から見ると、30曲で形成されるアルバム全体とは、ほとんど無限と言っても良い
広がりを持っています。結果を見過ぎていては気が遠過ぎて、どこから手をつけて良いかも全く判らないくらいの話です。小さな1歩は、この1日は、そんな大きな結果に
繋がっているという事実を黙示しているのです。俺のだけじゃなく、ね。俺は50歳手前です。ご存知、ドレミもコードもキーも知りませんよ。でも、小さな1歩を重ねに
重ねてこうして大きな結果を手に入れました。天からの才能なんかじゃない、誰のとも違わない、小さな1歩の、今日のと変わらない、よくある1日の繰り返しの結果です。

そしてそれはマジで圧倒的です。ビート、ライム、トピック、語彙、鳴り、スキル、そして総合的な説得力、現時点これ以上はありません。これは売り文句ではありますが、
どう控えめに言っても、これ以上のもの、俺は聴いた事がないです。俺はもちろん全てを知っているわけではないし、ましてや皆が皆、全員違うから、人様の事を絶対は
言えないんだろうけど、恐らくあなたにとってもそうであろうと思っています。安くない値段を更に上回れる高い価値があると、個人的絶対の自信と共にお薦めします!

MVを公開中です。各方面の腕利き達が大勢結集して、皆で苦労して創り上げてくれました。2曲で構成されていて、1曲目の「ASTRAL WEEKS 」はアルバム未収録です。
こちらはMV制作チームと話してて、ここから合流する人達に、自分達のこれまでの道のりを1度知ってもらう為の曲があればという話になって、新たに創りました。そして
もう1曲、「THE BEST IS YET TO COME」はこれまで俺が吐いてきたリリック達をこの曲の言葉が上から新たに塗り替えていくというイメージを映像にしてくれました。
実際の撮影も含めて、作業の全てが創造性と刺激に満ちた、共に仕事をするのが楽しい日々でした。力を貸してくれた皆さん、ありがとうございました。MVはこちらから。

リリースツアー、初日ライジングサンが決定しました!3年ぶり8回目です。やっぱり北海道から始めるのが筋だよね。各会場もプレオーダーが終わり、たくさんの応募、
ありがとう。一般発売は既に始まっています。仙台、札幌は7月6日から始まります。最初の町田と中野は完売です。リキッドルームもかなり埋まってきてます。あと地元
札幌、こちらもプレオーダーが多かったので、残りは少ないです。いずれにしても、どこであっても、製品発売されるとまた一気に動くのでお早目のゲットをお薦めします。

1枚目のアルバムで思想を起こし、2枚目でその道を承け、3枚目で一気に転じて、4枚目で堂々結ぶ。その4度の経験を経て、ここに遂にTHA BLUE HERBが完成しました。

昨年1月から長い道のりだった。O.N.Oとの永遠すら感じられた制作の日々、楽しかったな。1度も、1曲も、出来ないと思った事はなかった。俺等はまだまだこれからさ。

リリースされてしまえば、あの30曲は我々の手を離れていく。もう買った人それぞれのものだ。それぞれの生活が舞台だ。いつも少しだけ寂しさを感じるが、送り出す時が
来た。こいつ等なら大丈夫だ。どこに出しても恥ずかしくない。お前を待っている人がいる。”ちからのかぎり そらいっぱいの 光でできたパイプオルガンを弾くがいい!”


7月3日、THA BLUE HERB、5枚目のアルバム「THA BLUE HERB」発売!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.06

6月。

THA BLUE HERB、5枚目のアルバム「THA BLUE HERB」、全30曲の曲目リストを発表します。

DISC 1
1. RETURNING
2. EASTER
3. WE WANT IT TO BE REAL
4. 介錯
5. AGED BEEF
6. A TRIBE CALLED RAPPER
7. 凶兆序曲
8. THERE'S NO PLACE LIKE JAPAN TODAY
9. REQUIEM
10. GETAWAY
11. SUVARNABHUMI TRANSIT
12. HIGHER ON THE STONE
13. TWILIGHT
14. KEEP ON AND YOU DON'T STOP
15. THE BEST IS YET TO COME

DISC 2
1. DETERMINATION
2. TRAINING DAYS
3. 阿吽
4. HEARTBREAK TRAIN (PAPA'S BUMP)
5. UP THAT HILL (MAMA'S RUN)
6. COLD CHILLIN'
7. 一切空
8. LOYALTY
9. LIKE THE DEAD END KIDS
10. スーパーヒーロー
11. SMALL TOWN, BIG HEART
12. LOSER AND STILL CHAMPION
13. 今日無事
14. MAKE IT LAST FOR...
15. LANDING

ビートはO.N.O。言葉はILL-BOSSTINO。スクラッチはDJ DYE。以上。


こちらとしては”アルバム”を創るという意識を常に持って、その仕事を遂行しました。これは”シングル集”ではありません。DISC 1の1曲目からDISC 2の最後の曲までで
1つのアルバムです。いかにして最初から最後まで聴いてもらうか、聴いた後の余韻をどう残すか、そこがキモであります。皆、毎日忙しい事とは思います。中々、2枚の
CDはおろか、1枚のCDを通して聴くという事すら難儀なご時世、1曲単位で楽しむ事も否定はしません。早く創り、早く出し、早く聴き終え、早く回転させる、それが
トレンドである事も理解してます。そこから見れば、時代遅れなのでしょう。しかし、我々の22年間、否、我々がその枝として身を置いている音楽の長い歴史で見れば、
そんなトレンドもまた些事であり、従う程の価値があるとは思えません。っていうか構ってないっす。我々は、我々が好きなやり方、純粋に我々がやりたいと思うやり方
でやらせてもらいます。言葉、ビート、それらが形成する曲そのもの、曲間の妙、曲順に表れる意志、その展開の効果、こちらが汲み取って欲しいと、気付いて欲しいと
思っている聴きどころは無数にあります。時間をかけて創り、時間をかけて聴かれる、トレンドとは逆行しているのでしょうが、我々はこっちが本道と信じています。


店頭発売は7月3日。製品の仕様は2種類。CD2枚組、全30曲の通常盤(4,500円+税)。そしてインストCD2枚が付いた、CD4枚組、全60曲の生産限定盤(6,000円+税)
です。俺のお薦めは、やはり生産限定盤です。パッケージもひと手間入ってますし、O.N.Oのインストがマジで最高なんで。聴いてるとまたリリック書いちゃってます。

初回特典はDVD。これは2017年12月30日に石巻BLUE RESISTANCEで行った活動休止前最後のライブ、つまり我々の現時点での最新のライブを2時間越えで完全収録
しています。我々のPHASE 4の散り際です。こちらの特典は付かないお店もあるんで、そこは各自でご確認を。

6月25日から当サイトのオンラインショップで数量限定で先行通販を開始します。店頭発売同様、上記の初回特典(DVD)、そして通販特典(ステッカー2種)が付きます。
詳しくは予告ページへ


リリースツアーのスケジュールも本日発表されました!全23カ所です。最初の2発はいつもの小箱の接近戦だ。そこでがっつり勢い付けて全国回ります。楽しみですね~。
町田、中野、名古屋、京都、広島、福岡、沖縄、大阪、金沢、東京、仙台、札幌の前売りは6月3日から先行プレオーダー開始です。詳細は公式Twitterで随時報告します。

これまで我々は4枚のアルバムを残してきました。振り返れば、それ等が起承転結を表しています。何も持っていない、誰も知らない札幌の凍てついた地下から名乗りを
上げた1枚目。我々の正体、及び自己の内面を極限まで掘り下げた2枚目。結婚や出産、自らや仲間の人生の変化、広がりに接した心境を綴った3枚目。あの3月を経て、
破片を拾い集め、そこから、底からの再生を見据えた4枚目。その間のシングル曲、各地のライブ、全ての局面で、我々は出来るベストを尽くした。それは今も誇れる。
そしてその果てに20周年を迎えて、あの土砂降りの大舞台で、これまでの道のりを総括し、感謝を伝え、そして大いに報われた。結果4つのPHASEで形作られた、大きな
意味で、我々THA BLUE HERBのキャリアの前半はこうして終えた。俺等を見つけて、そして支えてくれた皆には感謝しかない。あれ以上はない。輝ける日々だ。最幸。

さあ、そしてここからなのだ。ここが、キャリア中盤の第1歩だ。我々が何者か、全方向に高らかに宣言し得る30曲を手土産に、ド派手に帰還しよう。

来月はいよいよ店頭発売です。復活祭は近い。始まるぜ~!!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.05.15

5月15日。

長らくお待たせしました。

THA BLUE HERB、5枚目のアルバムの発表です。

タイトルは「THA BLUE HERB」。

そうです。ここでセルフタイトルです。遂にこの冠を付けるにふさわしい作品が完成しました。って言うよりむしろこのタイトルしか思い浮かびませんでした。

収録曲は全30曲。CD2枚組です。

発売日は7月3日。6月25日からこちらのオンラインショップで数量限定ですが先行通販開始します。

価格は通常盤がCD2枚組、全30曲で4,500円(+税)。あと生産限定盤ってのがあって、こっちはインストCD2枚付き、CD4枚組、全60曲で6,000円(+税)です。

初回特典はDVD。これは2017年12月30日に石巻BLUE RESISTANCEで行った活動休止前最後のライブを完全収録してます。これもね、マジで感動もんです。
初回特典は付かないお店もあるんで、そこは各自でご確認を。

通販特典はTBHRの新ロゴステッカーです。



ここからはここまでの流れなどを。

2017年の(もう随分昔だね)冬、日比谷野音の20周年ライブを終えて、俺等THA BLUE HERBで集まった夜がありました。美味い飯を喰い、酒は勝利の美酒。
これ以上ない形でやり遂げた俺等の20年を話し、笑い、そりゃ最高の時間を過ごしていた。でも、そう、でも、なんだよ俺等はね。この後どうする?ってのが
1番重要な事は酔いしれながらも皆が解ってた。20年前のここ、同じ札幌での生活を思い出せば、何もかもが出来過ぎ甚だしいって事はもちろん知ってる。これ
まで起こった事の全てが前代未聞だった。頂上から頂上への長旅だ。やっと登り切った今日の頂上から振り返ると、あれ程までに険しく見えた、昨日の頂上は
随分低く見えたもんだ。こんなにこの箱って小さかったっけ?もっと大きくなかった?って事が数え切れないくらいあった。で、この後どうする?どこに行く?
いつだって今までやってなかった事の中にそれは、次の道はあった。でも、俺等はもうやってやってやりまくってきた。もうやっていない事はそんなに、ない。

でもね、とっておきがあったんだよ。

それはさ「俺等はまだ2枚組のアルバムを創っていない」って事。これは俺等にとってはずっとそのままにしてきた宿題みたいなもんだ。あの輝ける90年代には
2枚組のアルバムなんて普通に出てた。海外のヒップホップに憧れるだけだった俺等も、いつしかこのビジネスにどっぷり足を踏み入れ、気付けば20年経った。
今はもう音楽そのものの在り方、楽しみ方、色々変わってね。早くて、軽くて、安いのが主流だよね。サクサク配信出して、短いスパンでどんどん消費されて
いくのが音楽で。ましてや40歳オーバーでそれやったラッパー、30オーバーでもいいけど、そんな事をわざわざ時間と根気をかけてやる奴なんていねえ。ま、
他人様なんてどうでもいい。「挑戦こそが俺のオファーの条件」ってな。出来るかどうかも解らんくらいじゃねえと燃えんのよ。俺等の本当の実力を試そうぜ。
ここっしょ。ここでやろう。今ならきっと出来る。おう。やろうぜ。乾杯、したかな。とにかく、バシッと見えたんだよ、次のヤマがさ。それが2017年暮れ。

そこから年明けて、去年、ずっと制作してた。

こっちは完全自主制作。THA BLUE HERBってのはビートは全部O.N.O。言葉は全部俺。フィーチャリングなし。常に2人だけで創り上げる。2枚組って事は
アルバム2枚創ると同じ事で、全てが2倍の容量になる。そこでゲスト招いて楽しちゃったら面白くねえ。2人だけでやり切ろう。しかもただ曲数多いだけじゃ、
これも面白くねえ。テーマ、トピック、アイデア、表情、雰囲気、そしてユーモア、どれもどれとも被らない、極上の曲だけを並べよう。おう、任せとけって感じ
で、俺もO.N.Oもお互いとことんまで自分を追い込んだ。量だけじゃねえ、質が伴わねえとやる意味がねえ。だから今回程、お互いボツになったビートと言葉が
多い制作もなかった。マジで。真面目にやってたよ。全身全霊で打ち込んだ。最初は難産なのはいつもの事だけど、結果、やればやる程に産まれまくってた。
俺等、まだまだ全然行けんぜ~。笑いが止まらねえよ。制作の最後の時期なんて、これ以上やると3枚組になっちまうって事でわざわざストップかけたもんね。

俺等は、俺等に勝った。

とてつもない大物を釣り上げた。何度聴いても底知れない。俺等にも出来たんだ。俺は全曲好きだよ。色んな場面、色んな季節、色んな人間、色んな生き様が
出てくる。ある意味、2枚組という目標があったから、ここまで俺の発想も広く深くぶっ飛べたのかもしれない。ヒップホップも隆盛著しいし、良いラッパーも
沢山いるし、ヒップホップの外にも良い音楽家は沢山いる。リリース前の気持ちとしては今までも、いつもそうだったんだけど、今回で皆が解る。俺等を知る。
俺等47歳。年相応に考える。来し方、行く末、考えるさ。周りだって生も死も誕生も待ったなし。政治も景気も待ったなし。全てが動いている、その真ん中で
じっと世界を見据えてきた。ここすら、この精一杯に登り詰めたこの頂上すらも、やっぱり過程でしかないのだろうよ。もう解ってる。でも、これは、残る。
これまでの俺等の歴史に恥じない、それ等を全て足したって逆らえない、すげえの創った。そう言える。誇れる。これでまた皆の前に大手を振って出て行ける!



7月3日です。

THA BLUE HERB、7年ぶり5枚目のアルバム。間に俺もO.N.Oもソロアルバム出したりしてたから、もう7年経ってたよ。ずっと待ってただけの事はあるぜ。

フィーチャリングなし。ビートはO.N.O。言葉はILL-BOSSTINO。スクラッチはDJ DYE。3人だけで全30曲。CD2枚組。タイトルは「THA BLUE HERB」。

曲名は6月1日にここで発表します。

ではまたすぐ。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.05

5月。

新しい時代ですね。ハッスルしていきましょう。

5月1日に大きな発表があるとアナウンスしてきましたが、ちょっと諸事情の調整に手間取ってて、間に合いませんでした。すみません。

5月15日にアルバムの詳細をここで発表します。

アルバム制作、録音作業は先日終えました。しかしここから発売日までまだ大きな仕事が続きます。イメージを音にする過程が終わっただけで(これが
1番重要な仕事ですが)、当方ご存知の通り自主制作ですので、ここからそれを製品にするために、1人でも多くの人の手に届けるために、やらなくては
ならない事が山積みであります。そうは言っても、肝心要の仕事を終えたという安堵感はあります。後はこれを届ける、その使命に燃えている日々です。

では5月15日に。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.04

4月。
もう4月。
遂に4月。

始めます。

THA BLUE HERB、活動第5段階目になります。

1997年からやってきましたが、我々、今が1番脂が乗ってます。

色々とお楽しみが控えておりますが、本日4月1日に発表するのはこちら。アルバム?そう焦るんじゃねえ。数年に1度の大仕掛けだ。その過程を楽しんでくれ。

THA BLUE HERB関連の音源の配信を全方位解禁しました。THA BLUE HERBの過去曲は全て。更に俺の別名義HERBEST MOON、俺のソロ、O.N.Oのソロ、
総数150曲超えです。iTunes Storeは勿論、Apple Music、Spotify、AWA、LINE MUSIC、OTOTOYなど、主要プラットフォームでDLしたり聴いたり出来ます。

配信ね。今までやってなかったの?というくらいの話ですが、俺あたり未だに音楽はレコードで買ってて、DJもレコードでやってるような人間なんで、正直
アティチュードとかポリシーとかっていうよりも、ここまで俺自身が興味を持ってなかった。では何故俺はレコードで聴くのか。これも別に主義とかじゃ
全くなくて、普段から音楽を聴きに行ったりDJやらせてもらう場所がレコードで聴く所だし。もうこれは20年以上。だから当たり前っていうか。ずっと俺は
そうして来たんだ。理由は音の良さも無論ある。俺が普段から聴いてる音楽は、ある一定以上のボリュームや規模になるとレコードが1番音が良いと感じてる。
あと俺が聴きたい曲、聴きたいバージョンがレコードでしかないってのもある。あとは曲だけじゃなくてジャケットとかも含めて作品だという考えでもいる。
俺は、ね。あくまで個人的な趣味の部分ですよ。こんな感じだから自分等の作品としても、やっぱり音楽そのものはもちろんだけど、ジャケットとか歌詞
カードとかね。その辺も気持ちを込めて創ってきたからさ。それが当然だとも思っていたし、今も思っている。でも時代の流れはそれとは真逆に進んでいる。
早い、軽い、安いが主流。こっちはそこには乗りたくなかったってのも事実でして。でも、そこはあくまで気持ちの部分であって、これはビジネスなんだな。
現にレコードはおろか、CDすらも買わない、でも、音楽は好きという人達が沢山いるのは事実。俺等もいつまでも留まっていては、新たな出会いを逃す事に
なる。あくまで自分達の音楽を聴いて欲しいというのが全ての行動の根幹だから。そろそろここらでやるか、と決断した次第であります。そうは言ってもね、
じゃあ俺が、当の俺が配信で音楽聴くか、と言われれば、聴かない。急ぎの調べ物や外出先とかだとYouTubeは観るし、とても有用だと思ってる。だから俺は
そのメディアを否定はしていない。むしろとても便利なものだと思っている。でもね、俺はさ、音楽を所有していたいんだ。持ってたいの。便利さには裏が
ある。あれは、誰かどこか巨大なシステムに全てを預けて、そこから各人が引っ張ってきて聴いたりしてるわけで、その巨大なシステムが稼働しなくなったら
もう終わりなわけっしょ。それ以外にもデータ全部消えたとか、あとは最近の電気グルーヴの件みたいに大元が流れを止めてしまったらリスナーには届かなく
なってしまったりとか。それに関しては俺等は完全自主制作だから、何であれ上の人間の意向とか全く関係ないけどね。あとそもそもネット環境がないと聴け
ないとかさ、なんつーか、音楽聴くって事を出来るだけ些事に縛られたくないんだよ。俺は音楽を所有していたいのね。でもね、繰り返しになるけど、これは
俺の趣味であって、ある意味そんな時代遅れの趣味を自分達の音楽を楽しんでくれてる人に無理強いは出来ない。するつもりもない。それぞれがそれぞれの
ノリで楽しめば良い、それだけっしょ。これでまた俺等の音楽に新しく触れる人が1人でも現れれば本望だよ。ただ歌詞カードは付いてない。俺等の音楽はさ、
雰囲気を楽しむもんじゃない。意味は全編に内包されてる。その先に行きたければCDを買って下さい。そんな感じ。配信解禁します。よろしくお願いします。

配信の後に告知するのは、そう、レコードです。面白いね。どっちにも音楽好きはいる。どっちにも届けたい。それです。

ここでも度々言ってきましたが、いよいよです。4月13日に俺のソロ名義tha BOSS「AND AGAIN」が7インチで発売になります。インスト入り1500円+税。
翌4月14日にtha BOSSのソロアルバム「IN THE NAME OF HIPHOP」が発売です。こちらは3枚組、歌詞カード付き。4000円+税。よろしくお願いします。



来月も大きな動きがあります。


アルバム制作作業は既に9割終了。録りはまだありますが、磨き上げる段階です。その合間に曲順を決めるという、ずっとやりたかった仕事を楽しんでいます。
率直に言いまして、驚愕な出来映えです。

では来月。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.03

3月。

こちら徐々に雪が溶けてきました。2月は久々に連日マイナス10度を超えたりして過酷な冬でしたが、春の兆しを感じてます。

先月、俺のソロ名義tha BOSSのソロアルバム「IN THE NAME OF HIPHOP」が4月14日に発売する旨をこちらでお伝えしましたが、もう1つアナログが発売され
ます。「IN THE NAME OF HIPHOP」のCD特典として付けていた楽曲「AND AGAIN」が7インチで出ます。近年の俺等のライブに来てくれていた人ならもう
お馴染みの最後に鳴らしていた曲です。ビートはMr.BEATS a.k.a. DJ CELORY。個人的にもとても思い入れのある曲です。いつも俺はラップしてて泣きそうに
なってたりします。発売日は4月13日、1500円+税。RECORD STORE DAY(レコ屋でレコードを買おうの日)に対象店舗で購入出来ます。どこのレコ屋でも
買えるわけではありませんのでご注意を。詳細はこちら→https://recordstoreday.jp/。「IN THE NAME OF HIPHOP」は限定生産なので、こちらも購入希望の方は
先にお店で予約する事をお勧めします。発売日になって予約分でなくなってたという可能性もあるかもなのでこちらもご注意を。何卒よろしくお願いします。


アルバム制作は既に折り返しております。大まかな計画も出揃ってきてまして、来月、まずはそこに向けた一環として、大きな発表があります。

伝えたい事はマジで山ほどあるんですが、全てアルバムに注ぎ込んでいる状況なので、あと少しお待ちを。早々に膨大なアウトプットがやってきますんで。

では作業に戻ります。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.02

2月。

こちら札幌、大雪、氷点下の向こう側。この季節こそが心の内側を掘り下げる時間。制作に没頭する毎日です。静寂そのまま札幌ヒップホップの真骨頂であります。

色々とプランを練ってはいますが、まずは制作です。その時はすぐに来ます。で、その時が来たら一気に出し惜しみなしで行くんで。もうしばらくお待ちください。

新作前にも色々と段階的に仕込んでまして、まずは第1弾として、アナログ出します。
2015年秋にtha BOSS名義で発表した俺のソロアルバム、「IN THE NAME OF HIPHOP」をアナログで出します。こちら多くの凄腕のビートメイカー、ラッパー、DJの
力添えを得て完成させました。今も全く色褪せないマスターピースと自負してます。最高っすよ。3枚組、4,000円+税で歌詞カードも付きます。はっきり言いまして、
採算度外視してます。この機会を逃すと2度とは出来ません。アナログとして後世に残しておきたいという気持ちのみで勝負に出てます。発売は4月14日(日)。押忍。

1月11日に日本武道館に般若のライブを観に行ってきました。武道館行くのは3回目。ラッパーのライブは初めて。ゲストもいたけど、基本1MC1DJでやり切ってた。
言葉の解像度も高くて、言いたい事を聴かせるのが大前提のライブだった。お祭騒ぎというより自分の生い立ちから今日までの生き様を語り尽くしてた。自分の弱さも
コンプレックスも過去も曝け出してた。つまりは俺等と同じだった。違いは多々あるけど、同じ部分も多かった。そこで般若という人を知れた。そして会場にいた皆が
想ってたのと同じく、俺も頑張ろうって想ってた。これからだ、と想ってた。遥々札幌から行った甲斐がありまくりなライブでした。お疲れ様でした。ありがとう。

では作業に戻ります。皆、連日寒いですがどうか元気で。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2019.01

あけましておめでとうございます。

2019年、始まりましたね。昨年5月以来の更新であります。昨年はどんな年だったでしょうか?良い音楽に出会えましたか?俺は公言通り、制作中の時間という事で
あちこち旅をしたり、日常やダンスフロアやライブ会場で閃きをメモる毎日でした。現在は既に言葉を溜め込む作業は終え、O.N.Oとの合作作業に入っております。
良さそうなのは順次録ってみてもいます。次はTHA BLUE HERBとしては計5枚目のアルバムだ。20周年の野音も終え、ある意味その時点で持ってる弾丸は使い尽く
した感があり、全てを一新する勢いでまた新たなヤマを登っている最中であります。ここからの作業も困難な仕事が山積みでして、今しばらくは制作に没頭する日々が
続きます。ただ、これまでのヤマとは違う挑戦をしています。あ~早く言っちゃいたい!最近の日本のヒップホップの活況を知らないわけではない。それ踏まえた上で
我々に、現在最後尾まで自ら下がった我々に何が出来るか、我々しか出来ない事とは何か、それはやっぱりこれだ!という計画です。俺の頭の中にあるイメージが全て
実現されれば、それはそれは面白い事になります。ま、言うだけなら誰でも出来る。やるべき事やります。楽しみにしててください。必ずや応えられると信じてます。

昨年はライブは休止中でしたが、俺個人として、BRAHMANの日本武道館、OLEDICKFOGGYの日比谷野外大音楽堂(ちょうど1年前の俺等のライブと同じ日!)など
に参加させてもらいました。そして先日、年末12月29日には久々となる渋谷ASIAでのTIGHTの20周年にも出てきました。DJ YASとDJ QUIETSTORMの2枚看板で
東京のアンダーグラウンドヒップホップパーティーとして長く続いてきたTIGHT。俺等は1998年の秋に東京での2回目のライブで呼んでもらって以来の縁でして、それ
以降、大阪などの出張版も含め、色んな場所で共に鳴らしてきた仲であります。10周年のリキッドルームも出てたね。オファーは光栄だったけど、何せずっとライブは
やってないから、そんな大事な宴、しかも年末、結構プレッシャーありました。THA BLUE HERBのライブではないし、この機会でしか出来ない曲もあって、準備も
大変でしたが、フタを開けてみれば最高に楽しい夜になった。B.I.G. JOE、YOU THE ROCK★、そしてKRUSHさんも一緒でリハの段階から終始ワイワイと賑やかに
笑いが絶えなかった。俺はここで生きてきて、ここに帰っていくんだ、とステージで感じてました。ダンスフロアに知ってる顔がチラホラで、各地から来てくれた事に
感謝です。いささか酔い過ぎ、朝方の記憶が曖昧ですが、東京の深夜の顔役達にも沢山会えて、ほんと良い夜でした。改めてTIGHT、20周年おめでとうございました!


ここは凍てついた冬の底だ。春はここを通り過ぎないと訪れない。これを完成させなくては皆の前には出て行けない。出て行きたい。なので頑張って進んで行きます。

皆にとって良い年でありますように。共にやるべき事をやり遂げ、また吹き荒れるあの丘の上で逢おう!

今年もよろしくお願いします。

ILL-B