ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2021.05

5月。

始まりの春。YOU THE ROCK★の11年ぶりのアルバム「WILL NEVER DIE」をTBHRから発売します。

ここまでの因縁、そして制作の経緯はここで3月に、曲目リストは4月に書いてます。

こんなご時世、コロナ、入院、隔離、介護、家族、仕事、解雇、閉店、ワクチン、政治。各々の局面がいよいよ差し迫ってる中で、ただ一辺倒に音楽の
発売の告知をする事、許されるのか、と思ってしまいます。そこは大いに自覚してます。皆の無事を何より願ってます。ただ、付け加えさせてもらえば、
このアルバム、そこともがっつりリンクしてます。YOU THE ROCK★が先か、時代が寄ってきたのか、とにかく、このタイミングでこのアルバムが出ると
いう事、特別な意味があると思ってます。悔恨にも懺悔にも聴こえ、しかし最後は再生に着地する。これ以外ない、そう思って皆に薦めさせてもらう。

客演なし、全17曲。インストCD付属の限定盤が4,000円+税。通常盤が3,000円+税。両方とも歌詞ブックレットが付きます。

CDの店頭発売は5月12日。同日から主要DLサイトで配信も開始します。それに先立って5月6日にここのオンラインショップでCDの先行通販を行います。

初回特典はCD。こちらはCD購入者のみ。アルバム未収録曲「THINK ABOUT WHY YOU STARTED [REMIX] feat. JNKMN, ILL-BOSSTINO」。お店に
よって付かない所もあるので確認を。先行通販にもこのCDは付きます。更に先行通販限定特典として特製ステッカーも付けます。よろしくお願いします。

先行で発売した7インチ「MOVE THE CROWD, ROCK THE HOUSE / T.O.U.G.H.」もまだ若干数ですが店舗にありそうです。欲しい方はお早めに。

先行MV「THINK ABOUT WHY YOU STARTED」が公開中です。

YOU THE ROCK★ × ILL-BOSSTINOの対談動画(前編)も公開中です。

TBHRを始めて、長く続けてきて、俺以外のラッパーのアルバムを出すのは久々です。しかもかつて俺等とは色々とあった、同い年のYOU THE ROCK★。
昨年の夏秋のO.N.Oと2人でのゼロからの制作、その後12月から俺とDYEが加わってのレコーディング。エンジニアを加えた5人でアイディア出し合って、
1つの目標に向かって、只々スキルと想いを捧げてた。俺とO.N.OとDYE、こっち3人、私利私欲全くなしで、義務感なしで、ワクワクしながら参加した。
この経験だけでも俺等にとってはヒップホップからのご褒美みたいなもんだ。ありがとうございます。そして年始から今日まで続いてる発売への仕込み。
いつも俺等で売ってきたのは他でもない自分等の音楽で、ずっとそれを続けてきたから、もうある程度流れみたいなのも出来ちゃってるんだけど、今回は
YOU THE ROCK★。あのYOU THE ROCK★。ほんと色々と背負ってる人だから、俺等にはとてもコントロールの効かない範囲も広大にあって、何よりも
そこの面白さにハマり込んで行って、誇り高くも自由に、てめえの歩幅でビートを闊歩するYOU THE ROCK★、あのリズムと言語感覚、俺も沢山色んな
人知ってるけど、あんなユニークな人はそういなくて、自分の凡庸さも含めて色々と俺も学べました。ありがとうございます。居酒屋で呑んでる所から
出立して、遊び友達からビジネスをする間柄になるのって超難しくて、お金の事もあるし、それで関係が終わってしまう恐れもある。かと言って適当とか
俺等、絶対にない。厳しい現場。メンツ賭けた殺し合いだから。ある意味、こっちはホームで、YOU THE ROCK★は札幌に単身来てるから、俺が逆なら
ここまでのパフォーマンスが出来たか、とも思う。YOU THE ROCK★と対峙していつも思う事だ。俺が逆だったらここまで出来たか、それ。結局それだ。
核心がそこで皆を待つ。もう俺の言葉は邪魔だな。BOSS、もういいぞ。YOU THE ROCK★の背後の墓標がそう言ってる。はい。ありがとうございます。

おっしゃ!後はアルバム、17曲に託す。YOU THE ROCK★に、人生、パーティー人生を存分に語ってもらおう。

YOU THE ROCK★のアルバム「WILL NEVER DIE」。いよいよ発売。クソみてえな状況、延長2021回裏、これで逆転満塁サヨナラホームランさ。

こっちもやっと桜が咲いてくれたよ。長い冬だった。外に出よう。まだ色々と大変な状況が続くけど、皆、どうか無事で。善き春を。

1曲贈ろう!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2021.04

4月。
始まるぜ。

YOU THE ROCK★のアルバム「WILL NEVER DIE」。

先月1日の情報公開以来、あちこちザワザワしていて俺もワクワクしてます。情報の拡散に力を貸してくれて感謝です。

先行7インチ「MOVE THE CROWD, ROCK THE HOUSE / T.O.U.G.H.」が発売中です。数は多くないので、欲しい方はお早めのGETよろしくです。

以下、アルバムの曲目リストを発表します。

1.TAKE YOU AND ME BACK TODAY
2.ON FIRE MORE LOUD ACTION
3.MOVE THE CROWD, ROCK THE HOUSE
4.GO AROUND
5.カオスパニックインエイジア
6.THINK ABOUT WHY YOU STARTED
7.ヘビの学校
8.FLASH BACK SO FRESH
9.SAPPORAW CLASSIC
10.LONESOME SOLDIER
11.NOBODY BEATS THE YTR★
12.T.O.U.G.H.
13.ILL中目黒BLUES
14.YOU KNOW HELL? I KNOW WELL
15.ELEVATION
16.FOR YOU FROM YOU
17.PARTY OVER HERE

インストCD付属の限定盤が4,000円+税。通常盤が3,000円+税。両方とも歌詞ブックレット付きます。

CDの一般店舗の発売は5月12日。同日に主要DLサイトで配信も開始します。それに先立ち5月6日にここのオンラインショップでCDの先行通販を行います。

初回特典はCD購入者のみになります。こちら、アルバム未収録曲「THINK ABOUT WHY YOU STARTED ~REMIX~」のCDです。原曲はアルバム6曲目。
そこに客演ラッパーを招いてのREMIXになります。その客演ラッパーとはまず俺、ILL-BOSSTINO。そして最近アルバムを出したばかりの男、JNKMN!
先日レコーディングしてきました。レアなマイクリレーになっております。この特典CDは店舗によっては付かないお店もあるので、そこは各自でご確認を。
先行通販にもこのCDは付きます。さらに先行通販限定特典もありまして、札幌の画家、ナチュラルバイシクルのKEMMYの手による特製ステッカーです!

YOU THE ROCK★、11年ぶりのアルバム。記念すべきカムバックにこうして関われてとても嬉しい。1度は天下を制し、後に多くを失い、破片を拾い集め、
その時を待っていたラッパーが、全てを取り戻すために立ち上がる曲を、拠って立つ言葉を、ヒップホップの名の下にこうして発売できて、マジでレーベル
冥利に尽きる。ここには過去の呪縛から自由になろうとする、現在の苦境を乗り越えようとする決意が満ち満ちている。それは一聴すると悲愴だが、彼は
YOU THE ROCK★である。誰よりもパーティーのためにそこに招かれ、自分自身は時として傷付きつつもその場を上げまくってきたYOU THE ROCK★だ。
ハチャメチャぶっ飛んだ宇宙語の狭間、天晴れな金言が随所で顔を出す。崖っぷちな状況であるがしかし、当然ゲームオーバーにはしない。”明るい方向を
目指そうぜ”。本当の地獄を知っていて、そして平穏の価値を知ってる人だと聴けば判る。こんなクソッタレな世の中、先の見えない時代、誰1人としてその
崖っぷちな状況から無縁ではいられないはずだ。人生を照らす光と必然付きまとう影とどう遊んでいくのか。今、この道を教えてくれる人は滅多にいない。
時勢が彼を再び表舞台に呼んだのだとすら思う。それがYOU THE ROCK★の業。初めて目の当たりにする人も多いだろう。ラップ、ゲストなしで全17曲。
任せていい。ベストは尽くした。全ての作業を終え、そこに誰かを貶める言葉が1つもない事に皆が気付いた。ここにもYOU THE ROCK★たる所以がある。

ビートは全てO.N.O。質はいつも通りで間違いなし。鉄壁のビート群です。O.N.Oが誰よりも楽しんでる。シリアスあり、ぶっ飛びあり、そしてYOU THE
ROCK★とやるなら絶対に外せない、理屈抜きなパーティーチューンもあります。それなんてがっつり弾けちゃってる。インスト付きを強くお勧めします。

さあ、いよいよ迫ってまいりました。YOU THE ROCK★のアルバム「WILL NEVER DIE」。お楽しみに!

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2021.03

3月。

あれから10年目の3月。

10年経っても、かけられる言葉は多くはない。魂の平穏を祈るばかりです。こうして音楽と共に居れる事、感謝です。皆、いつもありがとう。共に行こう。

ここで、これまでには考えられなかった、予想だにしなかったプランをこのタイミングで話せるのも、これもまた何かのきっかけなのだと思います。

我々の旅は遂にYOU THE ROCK★のアルバムのリリースまで辿り着きました。

どこから話せば良いのか、、、伝えたい事は山ほどありますが、まずは今作に至る経緯から始めます。

YOU THE ROCK★とTHA BLUE HERB。このドラマの発端は遥か20年以上前まで遡ります。当時東京で日本のヒップホップの頂に居たYOU THE ROCK★、
そしてそんな東京主導のシーンに馴染めず地元札幌から発ったTHA BLUE HERB。意地と意地がぶつかり合うヒップホップにおいて、両者が相容れないものと
して衝突するのは当時の状況からは避けられないものでもあり、事実THA BLUE HERBはYOU THE ROCK★をDISし、攻め込む形でシーンにおける居場所を
作っていった。ただ、YOU THE ROCK★とILL-BOSSTINO、ラッパー同士としての邂逅は幸運にもその直後から始まり、同い年でもあり、両者の距離は年を
追う毎に狭まっていく。ILL-BOSSTINOの別名義、tha BOSSのアルバム収録曲「44 YEARS OLD」において両者のコラボレーションは実現し、その後も
ライブで共演を重ねてきた。そして唐突にこの時は訪れたのです。2019年冬、中目黒の居酒屋で呑んでいたYOU THE ROCK★とILL-BOSSTINO。酔いの
弾みで「O.N.Oがビートを創って2人で1曲創ってみたら」という話が転がりに転がり、「どうせならアルバムまでやろう」と、今作の構想にまで一夜にして
一気に辿り着いたのです。本格的な動きは翌年2020年の夏から。YOU THE ROCK★が単身札幌まで来てO.N.Oのスタジオに連日通って、2人だけの制作を
秋まで続けていました。O.N.Oにとって、このYOU THE ROCK★という稀代の表現者との1対1の作業がどれ程までに彼の創作意欲を刺激し、そして大きく
弾けたかは、本作に収められたビートの多彩さ、抜けの広さ、開放感、何よりラップとの相性の良さに十二分に現れています。音と言葉の化学反応が全曲で
炸裂してます。そしてレコーディングは12月から、これも札幌で。ここからILL-BOSSTINOも制作全般に加わり、スクラッチにDJ DYEが参加して、文字通り
THA BLUE HERBプロデュースの元、YOU THE ROCK★の声が11年ぶりのアルバムへ吹き込まれた。俺の愛するヒップホップでも最高に純度の高い物語だ。

YOU THE ROCK★というラッパー。名前だけだったら誰でも知ってる。もっと深い所で知ってるという人もとても多い人なんだと思う。あの栄光の時代と
共に憶えてる人もまだ多く生きているはずだ。そしてある種不遇の時代に知った人もまたいると思う。我々THA BLUE HERBにとっての因縁以上に、ヒップ
ホップファン、それ以外でも、あらゆる人々のそれぞれの実像やイメージの中で、良い事も悪い事も含めて、YOU THE ROCK★というラッパーがもうずっと
何かしらの場面で存在していた事と思う。実話、伝説、噂、熱い兄貴、チームリーダー、チャカメカお祭り男、パーティーロッカー、証言、さんピンCAMP、
テレビ、CM、ビーフ、挫折、不在、、、。色んな実像、イメージがある事だと思います。俺自身、ILL-BOSSTINOというラッパー個人にとって、YOU THE
ROCK★はいつもそこに居て、最初は商売敵として、やがて大切な友人として、俺なりに彼を知ってきた。最初は憧れの類として、やがて大切な友人として。
俺は今回全て見てたんで保証する。彼はやり切りました。明暗陰陽、出し切った。彼の人生全てだと思う。そしてそれは最高にフレッシュでファンキーです。


YOU THE ROCK★のアルバム「WILL NEVER DIE」。ビートは全てO.N.O。プロデュースはTHA BLUE HERB。5月12日発売。詳細は来月ここで。


3月31日に先行で7インチが出ます。タイトルは「MOVE THE CROWD, ROCK THE HOUSE / T.O.U.G.H.」。数は多くないのでご予約を。通販もやります。


YOU THE ROCK★という人間ドラマ、もちろん先はまだまだあるし、俺が言う事じゃないけど、これはいきなり思いの外からのクライマックスだぜ。これを
ここまで読んでくれている人にとっても、既にワクワクが芽生え始めている事と察します。ほんと俺なんかの絡みはふりかけで、本質は一点。YOU THE
ROCK★の帰還です。もし彼を知っている人がいれば、お伝え願います。この展開はマジ奇跡です。多くの人に知って欲しい、参加して欲しいと思う。俺さ、
よくここで言うし、曲でも言うんだけど、歳月を生きたとしてもまだまだここから何かが始まるんだという想い、それは当然あなたにも、そしてYOU THE
ROCK★にもあり、そこにチャレンジする時もまたあり、そして今回はYOU THE ROCK★の番だという事です。それがTBHRを賭場にして行われるのです。
こんな時が来るとはと、まだ半信半疑でありつつも、その時はすぐに来ます。5月。始まりの春に帰ってくる。思い出すのかな。自分をも。あれからずっと
先にも、まだこんな続きの話があった。YOU THE ROCK★はその先で待ってる。”またいつか力一杯やるために俺はなんとか崖っぷちに立ってる毎日さ”。

楽しもう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2021.02

2月。

こちら年明けからスタジオで色々と仕込んでます。

1月24日にZORNの武道館ライブがありまして、俺も「Life Story」で参加しました。武道館行くのは4回目、ステージに立つのはBRAHMANの時以来の2回目。
独特の雰囲気。バックステージもそりゃ豪華。実力でここまで生き残ってきたラッパーだらけ。そいつ等を仕切る主役のZORN。そして新小岩から来た仲間達。
このライブは彼等の夢でもあり、そしてその夢が現実になる記念すべき瞬間だった。長い道のりを登り詰めて辿り着いた彼等の顔はとても晴れやかで、気負いも
あっただろうけど、自然体に見えた。強い信頼がそこにはあった。勝てる予感しかなかった。コロナ禍のど真ん中、緊急事態宣言下の東京。その開催には多くの
困難や葛藤があった事だろう。だが最初のキックが轟き、ZORNが「立て!」と叫び、そこにいるオーディエンスの全員が飛び上がった時から、そして最後に
最高のセリフを残してステージを去っていく時まで、ずっと美しい光景の連続だった。セットリストもこれでもかのクライマックスばかり。俺も最終盤の場面、
ここしかないって順番で混ぜてもらえて、あのショウの一部になれて光栄でした。ありがとうございました。1日中ずっと楽しかったよ。ヒップホップ、これは
想いを口にするものだから、当然その想いは人それぞれで違ってて、それでも各自が想いを押し通すものだから、そこには色んな軋轢や衝突は避けられないし、
むしろそんな軋轢や衝突からこそ新しい何かが生まれてくるんだと思う。だから例えばMCバトルとか、俺自身は全く観たいとも参加したいとも思わないけど、
そこに価値を見出している人が多いのも、まあ理解は出来る。でもね、あの武道館、ラッパー同士が罵り合うのとはまるで違う、各自が与えられた時間と場所を
どうやってモノにするのか、自分のスタイルや生き様、スキルや度胸をマイク1本でどう魅せていくのか、そこにもさ、紛れもないラッパーならではの緊張感や
負けず嫌いが満ち満ちていたんだよ。だからあれもれっきとしたバトルの様相を呈していたと思う。ただそれは、誰かを貶す言葉など必要とせず、誰かが誰かを
傷つけるのを観て勝ち負けを決めて盛り上がるのとは違う類の闘い。俺個人にはそう見えていた。そのつもりでそこに居た。そしてZORNは見事に勝ち切った。
生活の歌を分け合い、そしてまた各々の生活に帰っていく。明けてもそこにある、前向きな余韻を抱き生きていく。ZORN、そして仲間の皆、お疲れ様でした。

来月には大きな発表があります。お楽しみに。

では作業に戻ります。

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2021.01

明けましておめでとうございます。

昨年は多くの方々に支えられコロナ禍を生き抜く事が出来ました。出来なくなった事も多かったけど、それでも道を探し、自分等の音を鳴らしてきました。
自主制作ならではの軽く自由な歩幅で、しかし設定したハードルは常に高く、世の中の停滞ムードもどこ吹く風で忙しく生きてきた。それは聴いてくれて、
価値を見出してくれる皆がいてくれたからに尽きます。ライブがないから、直接顔を合わせて共感を鳴らす事が出来ない分、互いの距離はあったけど、でも
俺は勝手に皆が待ってると思ってやってたよ。届いていると思ってた。いくらでもトバしてやるぜ~なんて思いながら全く腐らずに希望を持ち続けられた。

いつも言葉や音の着地点に居てくれてありがとう。今年もまた攻めの姿勢を忘れずに、賑やかしに行くんで、俺等と俺等の言葉と音を何卒よろしくです。

12月29日に久々に有観客ライブを行いました。2月の苫小牧以来でした。1度全てのスケジュールがキャンセルになった後、秋頃からありがたいオファーが
また色々来てくれてはいたんですが、こっち的に多くの制限がある中でのライブに気持ちが上がらず、楽曲制作もやっていたんで、全て受けずにきたんです。
でもね、やはりね、年末くらいはね、っていうかさ、俺等でがっつり2020年を締めたくなっちゃってさ。で、やったわけです。舞台は俺等のホーム、きっと
1番ライブをやってきてる、東京リキッドルーム。普段よりもお客の数をぐっと減らしての開催だったんだけど、でも全然少なくはなかったけどね。俺は満ち
足りていたよ。瞬殺なソールドアウトにも上がったし。何も足りてない事はなかったよ。そしてそれは同時に6月以来となる配信ライブでもありました。
こちらにも沢山のオーディエンスが、世界中、日本中、それぞれの地元で集まってくれていて、普段の有観客ライブとはまた違う独特な緊張感が漂ってた。
いつもの鉄壁の音響、照明チームに加え、配信チーム、カメラマンチーム、そして今回は初めての挑戦でVJも入ってもらい、長い間、皆で準備をしてきた。
俺とダイもこれ以上はもうないという所まで音と言葉と連携を仕上げた。そう、もう後はなるようになるといういつもの段階まで高めてきた。お客は大声を
出せない状況だったけど、その分、拍手や掲げられた両腕で想いをこっちに伝えてくれた。そして配信の向こう側の皆の気持ちもまた不思議と感じられた。
いつもの年末ライブだが、会えていなかった時間が一瞬一瞬をより一層意味深いものにしてくれていたね。音響も照明も、そして映像も、お互いに高め合い
ながら、プログラムは進んでいった。危うい局面はなかった。なるようになった。なるべくしてなった。望み得る完璧な想いのやり取りになった。ゲストの
トシロウも1曲で会場の空気にとても特別な温かさを与えてくれた。気付けば150分経っていた。そうだよな、これは別れる事によって完成するんだっけな。
「今日無事」が流れて行く。最後にあの空間に残った想い、FUCKIN’ 2020と銘打ってはいたが、俺からの景色にはネガティブさなんてどこにもなかった。
頑張ろう、もっと良くなる、そう、これからだ、と希望に満ちていたよ。努力が報われました。ありがとうございました。また会う日までどうかお元気で。

ツアーフォトのコーナーに写真を上げてます。

新年早々になるんですが、1月5日からオンラインショップを開店します。今回はTBHRロゴの雪バージョンを使ったデザインで、初の試みとなるパーカーと
ロンT、そしてTシャツです。予告ページ公開中。Tシャツの色味はキンと冷え切った今の札幌の街並みな感じっす。季節限定商品。よろしくお願いします。

すでに昨年の後半から次のプロジェクトも次の次のプロジェクトも次の次の次のプロジェクトも動き出していて、年末もずっとそれに打ち込む日々でした。
それ等は今年いっぱいかけて世に出していきます。どのプランも俺個人、そしてレーベルにとって新しい挑戦で、その分、実験と試行錯誤しながらですが、
日々ゴールに進んでます。こっちの狙いは完全に定まってる。ゴールはどの方向か見えてる。そしてそこからの景色ももう薄々解ってる。ただ、やるべき事が
めちゃある。でも頑張る。皆、頑張ってっからよ。またワイワイやるんだ。それは最高楽しい事になる。俺は期待に応えられる。お楽しみなら任せてくれ。

1曲贈ろう。

それぞれにとって善き年になる事を願っております。
今年もよろしくお願いします!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.12

12月。
FUCKIN’ 2020もここまで来ましたね。ほんと今年は大変な年だった。コロナウイルスのせいで、ライブに関してはずっと商売上がったりでした。俺等、特に
時期的にアルバムを出した後だし、そんな時はライブで各地回るのが本業みたいな感じなんですが、2月末以来、どこにも行けませんでした。今年の頭の時点で
毎週末決まっていたブッキングは全てキャンセル。最初はすぐ収まるかな、夏には、秋にはなんて言ってるうちに結局全滅でした。フジロックも決まってたし、
演ってる方も観る方も待ってたっしょこれはっていう強者との対決や、いつもの「バラッドを俺等に」の景色そのままなツアーとかとか。悔しかったね。何より
週末常に札幌にいるというこの久々の安寧に慣れていく自分が怖かった。ま、そのエネルギーを俺等は制作に向けていったんだけど。制作というもう1つの道が
あった俺等は幸運だった。そう思う。箱自体、箱で働く人、厳しい状況をサバイブしてる。何も先の事がはっきりしないトンネルが続いている。秋はそれほどの
広がりではなかったんだけど、恐れていた通り、ここんとこの第3波ってやつで札幌も何やら連日大変な事になってる。参ったね。皆、どうしてる?元気かい?

THA BLUE HERBの通算5枚目となるCD2枚組のアルバム「THA BLUE HERB」、リリース時に特典用に創った「ASTRAL WEEKS」、アルバム後に発表した
「ING / それから」、そして今年の7月に発表した「2020」、計38曲!12月1日に配信を全方位解禁しました!iTunes Store、Apple Music、Spotify、AWA、
LINE MUSIC、OTOTOYなど、主要プラットフォームでDLしたり聴いたり出来ます。
アルバム「THA BLUE HERB」に関しては発売から1年半近く遅れてになり
ますが、ここで解禁します。「2020」を今年中に聴いて欲しいという想いもあります。自分達、今後も音楽は発表していきますが、配信で聴けるタイミングは
これくらいのタイムラグは普通に出ます。先にCDで発売するやり方は今後も変わりません。自分は相変わらずCD以前に主にレコードで音楽を買い、聴くという
古い人間なので、配信という便利の恩恵は受けておりません。送り手の気持ちとして、これは何度も言ってるけど、楽曲に加えジャケットや歌詞カードも込みで
1つの表現だと思っています。でもね、今はもう2020年だしね、そんな奴は極々少数だっていう自覚はある。はい。そんな事よりも、世の中、色んなラッパーが
いて、もう百花繚乱っしょ。やっぱり俺等も同じリングにエントリーして、そんなラッパー達と肩を並べたいとも思うんだよね。何よりそこで楽しんでる人達に
俺等の音楽を知って欲しい。これが第一です。1人でも多くの人に聴いて欲しい、これに尽きる。そんな感じの配信解禁です。今後ともよろしくお願いします。

毎年のこの季節は年末にかけてライブであちこち行って、そこで「よいお年を~」なんて言って別れてきたんですが、今年はそうもいかない中、いつもやってた
東京での年末ライブ、これだけは何とかしてやろうという決断をしました。やりましょう!12月29日(火)場所はホームLIQUIDROOMです!入場数を半分以下の
400人に限定しての開催です。すでに動きは始まってまして、会場チケットはプレオーダーも終わって、先月28日から一般発売が開始になってます。最新情報は
公式Twitterで随時報告しております。プレオーダーの時点でたくさんの応募があり、ただでさえ忙しく、特に今年は色々大変な時期、俺等に貴重な時間を作って
くれた事、心から感謝しております。毎年超満員でド派手に鳴らしてきたんだけどね。いつもよりはお客側は少ないですが、そこは皆がっつり上げてくれよな。
こちらのライブ、ノーカットで配信中継も行います。チケットは発売中です。共に同じ場所に居合わせられない現実はありますが、6月の配信ライブの時もそう
でしたが、繋がれている感覚を大切にお届けします。独りで、誰かと、それぞれの街、それぞれのノリで楽しんで欲しいと思ってます。よろしくお願いします。

以前から親交のあったスケータークルーTIGHTBOOTH PRODUCTIONが15周年を迎えまして、その記念にTHA BLUE HERBとコラボ商品を制作したいという
熱いオファーがありまして、いいねえ、こっちもOKって事で実現し、12月5日に発売になります。こっちのオンラインショップでも通販を行います。すでに予告
ページが公開中です。
一目瞭然ですが、どれも想いのこもったデザインで、光栄至極です。いつも自分等でTシャツとか作ってはいるけど、やっぱりね、その道の
プロの仕事で表現されると必然いつも以上ヤバいものが並ぶよね。商品を手に取ると余計分かると思うよ。貴重な機会をありがとう。そして15周年おめでとう!

FUCKIN’ 2020、ライブは出来ませんでしたが、じゃどうする?ならこうするって事で、制作は盛んでした。去年、キャリアの中でも最も多くの曲を創ったので、
いつもならこっから2、3年はライブのみって感じだったんだけど、この緊急事態でね、ま、言うても時間もあるし、言いたい事もそりゃ出てくるし、言わなきゃ
自分の中で溜まって腐っていくのもアレなんで、早々に製作態勢を整えて、常に言葉を吐き出しておりました。本隊THA BLUE HERBで「2020」をリリース、
そこから俺個人の音の旅が始まって、切腹ピストルズとの「日本列島やり直し音頭二〇二〇」BRAHMANとの「CLUSTER BLASTER」「BACK TO LIFE」
ZORNとの「Life Story」と、駆け抜けましたね。この3組と音で繋がれる自分のノリに我ながら改めて上がるぜ。完全に楽しんだ。ありがとうございました。
その後も旅は続いておりまして、それが形になるのは来年になりますが、全てを実現すべく毎日奮闘してまして、全てを必ず実現させますが、全てが実現したら
マジでびっくりする事は間違いなしな企画が目白押しであります。TBHRが全部もらってくから。ま、全てを実現させるにはまだまだ険しい道が続くんですが。
そんな感じでお楽しみはたっぷりと控えております。1番良いのは…ってね。そうでしょ。いつだってそうだったっしょ。こっからだぜ。ワクワクさせっから!

そうは言っても健康がそのワクワクの基礎なんで、どうか無事でいてね。笑って会うその日がゴールなんだよ。
1曲贈ろう。

皆、生き抜き、息抜き、善き年の瀬を。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.11

11月。
今年もわずかになってきましたね。ハッスルしていきましょう。

さて、ZORNとの「Life Story」のMVが発表されました。刺激的な仕事を与えてくれて感謝です。数年に1度という感じで顔を合わせていって、少しずつ
お互いを知っていって、対談したり、彼がO.N.Oと制作したり、昨年の12月にリキッドルームでツーマンやったり、今年の夏には俺がZORNの地元に行って
もんじゃ食べたりして、遂に一緒に制作したのです。ビートはこちらも初となるBACHLOGIC氏。この方も多くのクラシックを生み出してきてて、いつか
何か創ってみたいと俺が思っていた人でして、盤石すぎるメンツでの作業はとても楽しかった。最近はバンドとのコラボが続いていましたが、ここで本格
純正統派のヒップホップです。タイトなビートとライム。散りばめる生き様。歳も生まれも育ちも違うが、ヒップホップが俺等を繋いでる。生活、暮らし、
営み、流れて行くだけの時に何か意味を見つけたい。存在や行為を意味そのものにしたい。常に姿勢は探求。幸と不幸の間のあらゆる実話。万能なる命の
アンセム。そんなイメージに満ち溢れた曲になりました。最高っす。MVの撮影はZORNの地元とこちら札幌で行いました。ZORNが俺等の音楽を彼自身の
中でとても大切にしてくれていて、枯葉の舞い散り始めた札幌を平岸からあちこち回りながら、ここは昔のスタジオだとか、ここは今のスタジオだとか、
ここでリリックを書いてたとか、この店でいつも遊んでたとか、THA BLUE HERBのこれまでの道のりを共に辿っていくような感じもありながら、現在や
未来の話、気になるラッパーの話、ビジネスの話もして、いい時間でした。地元を足場に、独立心と共に各地の凄腕と繋がっていくのが俺が好きなヒップ
ホップ。クルーの皆さん、お疲れ様でした。「Life Story」収録の、突如発売された彼のニューアルバム「新小岩」も凄い作品です!年明けには武道館!

Twitterの方ではすでに告知はしてましたが、11月25日に7インチアナログを発売します。THA BLUE HERB「続・腐食」「路上」やHERBEST MOONの
「コンクリートリバー」などTBHR諸作品でブルージーなボーカルを聴かせてくれてきたJERRY “KOJI” CHESTNUTSの「ひまわり」です。この曲、札幌
アンダーグラウンドでは結婚式の定番曲でして、もう何年も、何回も、仲間の結婚式で俺は聴いてきました。共に歌い、涙を流す場面も多々ありました。
歌える人が一杯います。ずっと札幌の仲間の間で愛されてきた正真正銘のクラシック。美しい場面、記憶の中で生きてきた曲で、これからもずっとその場
で生きていく事も勿論素晴らしいのですが、多くの音楽好きと分かち合うべく、誕生から29年目にして初の音源化です。B面のダブは俺が造らせてもらい
ました。1,500円+税。11月18日にここのオンラインショップで先行通販開始。KOJIのお店、Waltzでも予約を受け付けてます。よろしくお願いします。

合わせて、今年の頭に発売してすぐ完売して後々再発売のリクエストがとても多かった、こちらも札幌狸小路7丁目界隈の酔いどれクラシック、BENBEの
「NANCY WHISKEY」の7インチアナログも18日にオンラインショップで若干数を販売します。どちらも数は多くはないので欲しい方はお見逃しなく。

相変わらず色んな人と色んな音楽をレコーディングしております。同時に幾つものプロジェクトが進行中です。知ったらびっくりするよ~!お楽しみに。

皆、どうかご無事で。
1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.10

10月。
北じゃ秋を迎える度に全て見違えるって昔のリリックで言っててね。空気が冷たく研ぎ澄まされていく。考えたり、省みたり、想像したりな創造の季節だ。

9月30日にBRAHMANとの3年ぶり2度目の共作「CLUSTER BLASTER / BACK TO LIFE」が発売になりました。通常盤は「CLUSTER BLASTER」と「BACK
TO LIFE」のCDに加えて、DVDが付きます。こちらには「CLUSTER BLASTER 」と「BACK TO LIFE」のMVと、以前共に創った曲「ラストダンス」のLIVE
映像が収録されてます。これだけ入って1,500円(+税)!アナログはA面「CLUSTER BLASTER」、B面「BACK TO LIFE」で1,800円(+税)。更にTシャツ付き
完全生産限定盤もあります。こちらは上記のCD、DVDに、ジャケットデザインを担当した河村康輔氏とのコラボTシャツが付いて6,000円(+税)。更に配信、
サブスクも同日解禁です。更に更に!購入者は10月9日札幌KLUB COUNTER ACTIONで開催されるBRAHMANのオンラインライブにアクセス出来ます。

諸々詳細はこちらから。

かなり派手な感じで仕掛けてます。ここはこっちサイドオンリー、ヒップホップオンリーのリスナー諸君もがっつり巻き込まれちゃって楽しむとこっすよ。

すでに我々の手を離れていってしまった「CLUSTER BLASTER」と「BACK TO LIFE」。今回は2曲なんでね。先行の「CLUSTER BLASTER」止まりの表現
ではない。「CLUSTER BLASTER」の破壊力はまさに前代未聞。ここで言わなきゃいつ言うの?俺等が言わなきゃ誰が言うの?ってノリで完全にぶっちぎっ
てます。5人で腹の底に溜まった想いを全開に鳴らしてる。マジでこんな曲、聴いた事ない。この1曲だけでも成立すると思う。だが今回はそこでは終わらな
かった。そこに今回のプロジェクトの特別さがある。俺、BRAHMAN。俺等、いつも怒りや憂いを叩きつけて、その返り血にまみれながら、地平を切り開い
ていく。でも今回はそこだけで留まらず、そんな俺等にもこういう顔があるんだよって表したかった。皆と同じく、親しい人と笑って楽しむ大切な時間を
いつも望んでて、実際にこんなに楽しんでる!「BACK TO LIFE」はそんな曲です。どちらもそうですが、こっちの方が日常の営みがより濃く表されてる。
めちゃくちゃ素。この2曲で1人の人間分の感情とも言える。コロナもあるしね。ほんとさ、、、いや、これ以上は話すだけ野暮ってもんだよな。もう発売
してるし。こっからはそれぞれで感じ取ってください。特別な何かが心に残るとこっちは信じて創り、世の中に送り出してます。よろしくお願いします。

俺からトシロウへの久々のメールが5月頃。全くの無から会話が転がっていって、結果のここまで早かったな。時の流れよりも仕事の方が早かった。無論、
この数ヶ月間の前から、BRAHMANとはじっくり間柄を熟成してきた。そして風が吹いたら一気に動くぜ。口だけじゃ終わらねえ。勝ち負けや上や下、先も
後もない。共に同じ時代を生きれて、共にワクワク出来る事に感謝っす。今回も貴重な経験をさせてもらいました。俺のただの言葉を独白に終わらせずに、
こんな凄え曲にまで高めてくれたBRAHMAN、そしてそこから目の前にある製品にまで落とし込んでくれたスタッフの皆さん、ありがとうございました。

今月は追ってまた大きな発表が来る予定です。

皆、どうかご無事で。秋を楽しもう。
1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.09

9月。
こちら札幌は日に日に涼しくなってます。

9月30日に新たな音源が発売になります。そうです。もうご存知の方も多いと思いますが、BRAHMANとの共作です。3年ぶり2度目のセッションでした。
前回の産物は「ラストダンス」。こちらも相当に強靭な曲でしたが、今回も俺等は到達しました。何せBRAHMAN。この列島を見回して、これ程の強さ、
メンタルもフィジカルも含めた強さを持ったバンドはそうはいません。そんな人達と同じ時代を生き、同じ世代で、似た思想を持ち、その上で音楽を共に
創れる事。この幸運にただただ感謝です。俺とトシロウの久々の軽い挨拶程度のメールから転がり始め、メンバー3人の呼応と演奏と共に、さらにチームの
助けを得て、一気に進めていく過程は最高にスリリングでした。期間にして1ヶ月位で全ての体勢が整ったよ。こうしたい、こんな事をやってみたいなど、
誰にでも起こり得る閃きを、実在するもの、残る物へ引き上げるためには口だけではどうにもなりません。いくら大きな構想を持ってても、完璧な演奏が
出来ても、どんな協力者が付いていようとも、全ては行動が伴ってこそなのであります。そこを完全に同じ目線、スピード、何より質の高さを共有出来てる
皆との仕事はとても楽しく、学びも多い。言葉を書き、メロディに載せ、想いと共に吹き込んでいく。この行為自体はいつもと何も変わらないけど、俺は
いつも札幌で自分と仲間、そういう小さなまとまりで音楽を創り、売ってる。それはそれで既に器から溢れてしまいそうな規模のビジネスでもある。だが
彼等の、BRAHMANのそれはもっともっと大きい。ハードルはとても高い。知る程に思う。友人でもあり、仲間でもあるが、実際年下でもあるが、彼等、
BRAHMANからの景色は広く、遠い。自分のアカペラの詩世界を、想像を、その希望をはるかに超えるとこまで連れていってくれる。今回は2曲。マジで
凄いっす。音と言葉、ヒップホップとパンク、個とバンド、札幌と東京、1人と4人。それ等はそれ程には重要ではない。そこはもう、俺等はすぐ出来る。
そう、1つになれる。よく言われる「ジャンルの壁」とか俺等は全く構ってない。そんな事より、俺等は1+1+1+1+1=5以上を目指してく。そんな2曲。

そしてそれは憤怒でもあり、だが今回は2曲。なぜ2曲か。1曲目の世界から2曲目の世界へ、2曲目の世界から再び1曲目の世界へ。答えはそこにあります。

ジャケットを創ってくれてる人、俺は広島の仲間との関わりの中で縁があったんですが、この方、河村康輔君もまたとんでもなく凄い人でね。彼デザインの
TシャツとCDをセットにして販売したり、加えて彼デザインのステッカー、あと新曲2曲のMVや「ラストダンス」のライブ映像収録DVDがあったりなど、
色々と仕掛けもあるんで、皆で巻き込み巻き込まれで、2020年後半はぶっちぎってやるんで、そのノリでよろしくお願いします。商品詳細はこちらから。

BRAHMAN feat. ILL-BOSSTINO。「CLUSTER BLASTER / BACK TO LIFE」。CD。9月30日発売です。


相変わらずスタジオで、試したり、仕上げたりをやっています。9月はこっちはもう秋ですが、まだ夏が続いてる街もあるのでしょうね。どうか楽しんで。

色々あるけど、誰でも何度でも失敗したりつまずいたりもするけど、負けずに、今を楽しんで。

どうか無事で。

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.08

8月。
もう8月。夏のど真ん中にいますが、フェスもないし、花火もビアガーデンも中止か縮小ってノリで、今年は何も始まらないうちに時だけが過ぎて行ってる気が
する。同じ時間の長さでも、あったはずのものがないと、ね。札幌なんてただでさえ夏が短いので、このまま行ったらあっという間に秋になっちゃいそうっす。
トップページの写真を見てて思ったけどさ、去年の8月はアルバムツアーが始まる時期だったんだよね。あのツアー初日のライジングサンの時のオープニングの
歓声。あれあれ。覚えてる?俺は今も覚えてるよ。あれがあったから弾みがついたんだ。そっから列島あちこち色んな所に行ったね。どこも外れなく暑く、熱い
夜ばかりだった。ほんとやってる時は目の前のヤマ、向こうにずっと続くスケジュールこなす事でテンパっちゃってるけど、今思えば幸せな日々だよね。ライブ
出来る場所があって、来てくれるお客がいて、演る側の俺等に加えてこの2つだけで成立していた仕事だった。今年だってさ、何もなかったら3月から絶やさず
週末は全国を周ってたはずだったんだよ。やらかしてるお客がいたら「STRONGER THAN PRIDE」を、でも決まって最後には「バラッドを俺等に」を鳴らして
別れるシナリオだった。今月末なんて6回目のフジロックでさ、それも初出場から20年目で、凄え時間にやらせてもらえるはずだったんだぜ。マジで悔しいね。

そうは言っても、それならそれで、流れて行くだけの時間に何とか抗い、想いを巡らせ、言葉をメモり、声を録音して、作品として残す日々が続いてるわけで。
今年の前半は制作に費やして、そこで仕込んでた曲達が順に形になってくるのが今年の後半ってワケ。ただじゃ終わらねえのがTBHR。目一杯楽しまなきゃな。

7月2日にTHA BLUE HERBのNEW CD「2020」を無事に発売する事が出来ました。全5曲。今年は誰もが等しく音楽どころじゃない災厄に見舞われてますが、
そんな時代ありのままのサウンドトラックになる事を見据えて創った曲達です。買ってくれた皆さん、ありがとう。まだの人は今年中のチェックをよろしく!

MikikiReal SoundA-FILESHMVCINRA.NETでインタビューを受けました。聞き手の皆さんに向き合ってもらって、想いを引き出していただき感謝です。

切腹ピストルズに誘ってもらった「日本列島やり直し音頭二〇二〇」も発売中です!

今月は追ってまた大きな発表が来る予定です。それ以降も色んな種類の弾丸を仕込んでるのでお楽しみに。こちとらライブで動けない中、惰眠を貪ってたわけ
じゃない。頭を捻って、体を動かして、やるべき事をやってます。今回のが1番ヤバい!ってのを連続で創ってます。皆のワクワクの一助になれれば幸いです。

では作業に戻ります。

皆、どうかご無事で。
1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.07

7月。
いつもであればライブの最前線で生きている季節ですが、今年はずっと制作してます。この機会を活かして色々やってます。そして順に形になろうとしています。


6月6日に配信ライブを決行しました。舞台はススキノのビルの屋上。野外って事でね、雨が心配でね。俺等、野音の一件があるからね。あれ以来、野外でやると
なったらついついビビっちまうんだけど、ここは思い切って勝負に出た。5月に沖縄赤土クルーが全国の仲間を繋いで配信フェスをやってさ、観た?あれにも俺等
誘われてもいて、それ以外にも色んな街の色んな箱から誘ってもらってたんです。でも、まずは自分等の力で、自分等の地元からやらないと、と思っててね。その
時を待っていたんです。どうせやるなら、その場限りのスペシャルなのやりたくてね。ススキノの屋上から中継なんて最高っしょ。そこから見下ろす路上を俺等は
実際にうろついててさ、俺等のヒップホップはそこから始まったからね。あとはやっぱりこのご時世ね。今しか出来ない、逆に今鳴らすとリアルに響く曲とかさ、
その辺の構想もあってね。でもライブは2月以来なんで、何というか、いつものお客を目の前にするライブはさ、結構勢い勝負でもあってさ、爆音だし、賑わって
るし、言葉の一語一句というよりも(もちろん一語一句全てに魂は込めてるよ)、その場の空気に反響させて鳴らす感じね。観てるお客もそこで楽しんでる感じも
ある。でも、今回は配信だからね。皆、それぞれの場所で観てて、俺等とお客の、あとはお客同士の距離感ね。これが難しそうだった。酒呑んだりとか、それぞれ
上げて観てるだろうとは思うけど、やっぱり離れているから。目の前の画面への没入感をどこまで高められるか。言葉を自分の事として味わってもらうためには
この距離は未体験だったし。あとは実際の配信の状況も実際どうなんだろうか、途中で中継が切れちゃったりしないか、だとかね。そして天気。まあ心配事は一杯
ありましたよ。とは言っても出来る事は限られてるんで、その出来る事をやるしかないんで、連日稽古して挑みました。いつものライブスタッフにも札幌まで来て
もらって、あとは北海道の色んな業者さんに力を貸していただいて、前日から屋上に舞台セットを組んで、リハーサルを重ね、6月6日の18時を迎えたわけです。

配信ライブの写真、こちらから。

お客が目の前にいない事、俺自身、気持ちを持っていく対象に迷いが出るかな、と思ってたんですが、始めたら全然ハマれたね。ずっとシミュレーションしてきた
し、目の前のカメラの向こうに大勢がいる事のみに集中してた。カメラ目線バッチバチだったっしょ。ほんと対話してる気持ちになってましたよ、こっちは。全国
どこででも、行った事ある街、未だにない街、果ては世界のあちこち、観てる人達の存在をそのカメラのレンズに感じていました。寂しくもなく、空しくもなく、
いつもの感じで出来ました。時折吹く風が何処かからのリアクションのように感じられたり。ま、一方通行感は否めないとこもあったけど。いつもはさ、目の前に
いる人、マジで観てる人、わいわいしながら観る人、ひやかしっぽい人、色んな人がいてね。よく言うけど、皆がこっちを観てるようで、実のとこ、こっちが皆を
見てる。よく見えるんだよ。で、配信ライブでも言ったけど、そんな皆を見ながら、俺は俺のライブの質を知るんだ。もっと言えば俺自身という人間を知る。そう
やって高めていく。ああ、そうだったんだよなって思い出してた。配信ライブだとさ、天気はアレだけど、表現そのものに関しては全て自分達の思った通りに再現
出来る。出来た。それ自体も簡単じゃない。思った通りに表現出来るためには、超激烈な稽古がある。でも、お客がいる場でのライブではさ、それだけじゃない。
100%俺等が思ってた通りにはさせてはくれない。そりゃそうだ。皆のノリがその夜の半分だから。それとミックスして進めていく。そうすると、思ってもいない
ライブになる。いつも違う。もちろん主導権は渡さない。こっちが舵を取る。奪いにくる奴もいる。だが渡さん。でも、皆を置いては行かないし、皆が行きたくも
ない方向には行かない。そこは、プロだ。俺等の行きたいとこ、皆の行きたいとこ、ちょうど良いとこを瞬時に見極め、進んで行く。で、たどり着いたそこはさ、
いつもの輝ける頂上ではあるんだけど、そこまでの道のりはね、いつも初めて通る道なんですよ。それがライブ。とかなんとかね。とにかく、お客あってのライブ
なんだよ。それを思い出してた。気付けば150分。いつものサイズだったね。ビルの屋上からススキノを見下ろしながら「この夜だけは」をやってる時、これは
配信でしか出来ねえよな、とか思ってもいた。夜景と俺等が重なるような編集とかもそうだよね。で、ラスト「今日無事」で無事に終えました。最後までやり遂げ
られて、ただただホッとしたよ。アーカイブ含め、観てくれた皆、ありがとうございました。あ~早く皆で遊びたいね。想いは募るよ。ここでバラッドを贈ろう。

夏終わりくらいから年末まで今年の週末は全てライブのスケジュールで埋まってます。埋まってはいますが、それが実際どうなるか、実施出来るのか、そこはまだ
未確定です。世間的にライブハウスとかクラブが目の敵にされてる感もあるしね。勢いでやって大勢に迷惑かけるわけにもいかんし、難しい状況は変わりません。

そんな感じで俺等ライブは全然稼働出来ないんでって事で曲創ってた日々だったんですが、それがここ等で、実を結びます。先月と情報が被りますが、ご容赦を。


THA BLUE HERB、NEW CD「2020」が7月2日に発売になります。全5曲。1,600円+税。

以下、曲目です。

1. IF
2. STRONGER THAN PRIDE
3. PRISONER
4. 2020
5. バラッドを俺等に

先日の通販先行発売も沢山の注文、マジでありがとうございました。いよいよ店頭発売です。もうここまで来れば買って聴いてもらえればこっちの言い分は全てが
そこに入ってるんで、種明かしも野暮なんで、多くを付け加える真似はしません。時は前代未聞の2020年の真っ只中でありまして、ダメージ喰らってない人なんて
いないっしょ。皆が何かしらの影響を受けている事と思います。それこそ、最悪な場合、命を取られかねないほどの危機であり、そこを免れたとしても、それぞれ
続けてきた事の行く手を遮られてしまった人も多いと思う。こうしてる今も絶望と共にある人もいるだろう。そしてその終息は未だ見えず、始まりなんじゃないか
とすら思われる。あの3月を思い出す。たかが音楽に何が出来るのだろうと思ってしまいもする。ただ、今回は俺等、その迷いは捨てて踏み出した。前方に大きく
踏み込んだ。ただ座して衰退を待ってるわけにはいかねえ。いつどこででもピンチはチャンス。元々、何も持っていなかった俺等さ。言いたい事、鳴らしたい音が
あるってだけで、行動する理由としては充分だ。ありがたい事だ。今しか出来ない音楽を残そう。後々、生き残って振り返られる未来があるはずだと信じ、ここに
5曲置いとくよ。今年、2020年、生きて見て聞いてきた現実しか歌ってないけど、歌われる価値がある事象ばかりだった。でしょ?どこか遠くの街で起こった事
じゃない。この街、この国、この世界、生きてる限り、誰しもが向き合っている2020年。まだ終わってないけど、これからまたもや誰も予想もしていない事が
起こるかもしれないけど、そうなったらそうなったでまた創るさ。まずは今日現在、それは俺の主観ではあるが、今の時代のサウンドトラック、お届けします。
無論、この世相を歌っただけじゃない。様々なトピックに触れています。楽しんでください。いつもの事ですが、今はもうそれだけです。よろしくお願いします。


もう1曲、今月に世に出る曲があるんです。切腹ピストルズって知ってる?もし知らないなら、あなたにはまだ大きな楽しみが待っていると言える。俺自身はあの
豊田の橋の下世界音楽祭でDNAレベルまでがっつりやられちゃいまして、毎年毎年、橋の下でDNAレベルまでがっつりやられ続けちゃいまして、以来、俺、もう
大ファンで、いつか一緒に何か出来たらそりゃ最高だよなと思ってました。で、少しずつ距離が縮まっていってですね、なんと一緒に曲を創る機会に恵まれたの
です。映画監督の豊田利晃氏って知ってる?もし知らないなら、あなたにはこれまた大きな楽しみが待っていると言える。この人もまた凄い人でね。俺は昔から
繋がってまして、俺のソロ名義tha BOSSで創った「MATCHSTICK SPIT」のMVを創っていただきました。その豊田君の映画「破壊の日」のテーマソングを切腹の
皆がやるってんで、参加させてもらった次第でありやす。その名も「日本列島やり直し音頭二0二0」。詳細はこちらへ。やばい事になってっから!お楽しみに。


忙しくなってきてるぜ~。まだまだ弾丸はある。こっちは連日磨いております。賑やかしていくんで、引き続きお付き合い願います。


皆、どうかご無事で。
1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.06

6月。
激動の時代真っ只中です。色々と大変ですが、正気ですか?

コロナウイルス、どうなんでしょうね?緊急事態宣言の解除とか巷はなってますが、実際に収まってるんでしょうかね。はっきりは分かりませんね。地域によっても、
職種によっても、人によっても、状況はまた違うとも言えますが、札幌はニュースを見る限りではまだまだな感じもします。お店は徐々に開き始めてはいるんですが、
前みたく皆で集まってって感じにはまだなってない。そうこうしてる間に家賃やら税金やらね、本当に苦しくなるのはこれからだとも思う。日本、世界、どこへ行く?

適者生存って言うからね。ただ手をこまねいてても何も変わりはしないってんでね、俺等はこっから色々と仕掛けていくよ。準備は整った。いよいよ反転攻勢だぜ。


THA BLUE HERB、6月6日(土)18:00に札幌から配信ライブ「CAN YOU SEE THE FUTURE?」を敢行します。ここまで日本各地、多くのお店や仲間達に配信ライブの
お誘いを受けていたんですが、まずは自分等の手で、それも地元札幌からやらないと、と思ってまして、今回の自力開催になりました。挑戦こそが俺のオファーの条件
ってやつっす。皆の実際の放送も観て、大いに刺激され、ヒントも勇気ももらいました。先駆者達にリスペクト。俺等もやってみます。チケットは1,000円で発売中。
ZAIKOというプラットフォームを利用します。zaiko.ioでアカウントを作成し、チケット購入、送られてくるメール内のリンクからチケットページへ行き、視聴します。
こちら翌日7日の23:59までアーカイブも観れます。ライブには付き物の物販も終了後、ここの通販サイトで実施します。詳細はこちらから。よろしくお願いします。


ここでも再三お伝えしていましたが、我々、ライブが全てキャンセルになって以降、しかし途方に暮れるって事は全くなく、じゃあって事で制作に勤しんできました。
言いたい事、表したい事は幸か不幸か、いや、この場合は明らかに幸だね。まだまだ沢山あり、やるべき事をやってました。そしてそれは完成しました。発売します。

THA BLUE HERB、タイトル「2020」。CD。全5曲。1,600円+税。発売日は7月2日(木)。奇しくも去年のアルバム発売日とほぼ同日です。

6月25日(木)にここのオンラインショップで先行通販します。通販特典としてステッカーを付けます。

以下、曲目です。

1. IF
2. STRONGER THAN PRIDE
3. PRISONER
4. 2020
5. バラッドを俺等に

アルバムのように数年に1回の場だと、自分等の数年分の経験を注ぎ込むんだけど、今回は割と反射神経、初期衝動ってノリで一気に創った感があります。このリアル
タイムで進んでいっている2020年、コロナウイルスの騒動が本格的になった3月から早3ヶ月。俺もあなたも色々なニュースを目にしてきました。悲しい話もあった。
多くの命が失われました。それまでの安寧は脆くて壊れやすく、事実、仕事も学校も何もかもままならぬ日々でした。姿なきウイルス、姿なき噂やデマ、姿なき内なる
混乱、それぞれで向き合ってきた。しかし解決はどうやら遠く、その見えにくい先行きもまた姿なきもの。クリックすれば全てを見れるという気になりかけていた我々
にとって、これ程までに姿なきものに翻弄された経験はなかった。そしてその経験を日々蓄積しながらまだ生きている。これを読んでるって事はあなたも生きている。
最後まで生き残ったら、今年は忘れられぬ年になる。2020。何が起きて、何を想っていたのか、何を恐れ、何を望んでいたのか。俺から見えた景色を残しておきます。
加えて、この停滞を一気に突破する勢いを焚きつける曲、それまでの愛着あふれる日常であるライブの日々から得たインスピレーションなどなど、色々と歌ってます。

いつものリリースだと、協力してくれるクラブやライブハウスにフライヤーの折り込みを頼んで、各店にポスターを送ってって感じで宣伝するんですが、それ等のお店が
稼働していない状況が多く、我々も悩ましい状況なんですが、それはどんな仕事も同じだろうし、また新しいやり方もやってるうちに見つかるかもしれないし、まずは
行動しないと何も動き出さないし、ただじっと待ってるのも性に合わないんで、ここは前に進みます。音楽好きの口コミ、人伝てってのが、我々が最も頼りにしていた
情報伝達だったんですが、今回はSNSなどのネット上の宣伝が基本になる。ま、今はもうそれが普通なんだけどね。それも口コミ、人伝てとも言うよね。色々試して、
また新しい道を切り開いていくよ。レーベル長くやってると、これまでも全てが覆る事変はあったしね、なるべく楽しんで行こうや、そんな感じでワクワクしてます。


THA BLUE HERB、「2020」、7月2日(木)発売です。よろしくお願いします!


皆、どうかご無事で。
1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.05

5月。
先月のここの文章を読むと、この1ヶ月でどれだけ世界が変わったのかよく解る。俺に起こったのと同じ事があなたに、皆に起こっていると思えば、どうやら俺等は
時代の転換点に生き合わせている。望もうが望むまいが、どこにも逃げ道はなく、いつ来るのかと何気に蓋してた時が遂に来る、そんな予感がしてる。それは何も
ウイルスが終息すれば済む話じゃなくて、この国の本格的な下り坂に繋がっている。そのきっかけがウイルスであって、本番はその後に来る、そんな予感がしてる。
希望は勿論俺も持ってて、生き残るはずと思っている。ただ不気味な憂いも消えない。良くない方の予感も消えない。不眠不休のタイムラインから、情報の範疇を
超えたあらゆるイメージが襲いかかってくるんで、あとツインピークス全部観て、今はプリズンブレイク観てるんで、何が正しいかとかももうめちゃくちゃな今日。
ずっと平和だったよな、と思ったりしながら、俺も不安ではあるのだろう。これで地震なんて起きたらとか、考え始めたらもうドツボだ。体も動かせてないから
弛んでくるぜ。ビッとしねえとな。カーティスメイフィールドばかり聴いている。この曲を創ったスタジオの外のそれと同じような世界に生きていると思いもする。
同じ困難が俺に起きた時に果たしてここまで出来るだろうかと思ってしまう。皆の無事をいつも願っている。そして皆という言い方に疑いを持ってしまいもする。


握手もハグも出来ない事が、夜通し爆音で真っ暗な中でストロボをバッシバシ当てられながら文字通り無我夢中で踊ったり出来ない事が、仲間とカウンターだけの
店でアホな話で大笑いして笑い過ぎて涙が出てくるなんて遊びが出来ない事が、それは遊びばかりでもなくて、札幌からDYEと長い道のり辿って、ライブかまして、
その街を後にする、その金土日に詰まった色んな出会いと別れの間にあるライブツアーが出来ない事が、出来なくなる時が来るとは思ってなかった。仮に来たと
しても、それは俺の方に原因があって、歳を取るだとかそういう事があって起こるんだと思ってた。いつかは終わると思っていても、まだ時間があると思ってた。
そう、気付くのはいつも失ってからってやつさ。ウイルスとか、ロックダウンとか、クラスターとか、未知の世界を生きている。皆、元気かい?俺なら元気だよ。


2月22日の苫小牧のライブの時で既にこのウイルスは騒動になってて、札幌は雪まつりとかで確か早い段階で色々あって、でも、今みたいな感じでは全然なかった。
フロアにはマスクしてる人はいた。でも集まれた。最高の夜だった。今までで1番良いライブだった。寒かったし、悲しかったが、今までで1番良いライブだった。
それでそのままその後にまた色んな大勝負があって、強者達とやるかやられるかの厳しい日々が待ってるはずだった。こっちは完全にライブの鬼だったぜ。無数の
勝ち手を持ってる棋士のようだった。でも全てのスケジュールがキャンセル、延期になった。ここで言っちゃアレな、ヤバすぎるシチュエーションや時間帯、対バン
相手、タイムテーブルがあった。各地の仲間とずっと温めてきた面白い計画が一杯あった。キャンセルの話をする時はいつもとても苦しかったけれど、どっちにも
どうしようもなくて、再会を誓い別れた。夏以降のライブもどうなるか、悲観的な見通しばかりが聞こえてくるんで、ほんと大変な年です。皆、お店とか、団体、
クルー、パーティー、小さな愛すべき世界が無数にあって、それ等が繋がり合って生きていたから、バラバラになって闘うのは苦しい。先頭に立って闘ってる人に
敬意を表する。連日それぞれが何とかして生き残ろうと頑張ってる。仕事してる人、子育てしてる人、介護してる人、してない人、何かはしてる。皆、頑張ってる。
ずっと頑張ってきたけど、頑張ってる。クラウドファンディングとか、知恵を絞り合って頑張ってる。公式Twitterの方で俺も随時拡散させてもらってるんで、皆の
それそれのノリでお力添えを引き続きよろしくお願いします。大事な店よ、どうかお大事に。乗り越えた後の乾杯を今から楽しみにしてるぜ。ここを生き残ろう。


それでどうするかってなって、今はO.N.Oと曲をずっと創ってる。去年の暮れから創っていたんだけど、それはライブの合間の事なんで、ま、こんなにまたがっつり
創る時がすぐ来るとは思ってなかった。去年の7月に出したアルバムで30曲創ったんで、その後もずっとライブだったし。1年前の今頃も創り狂ってたし。なので
1度完全に止まってたから、歯車が回転するまで時間がかかったけど、いつもの事って感じで、そんな事より世界が壮絶で、ラッパーとしてはインスピレーションが
尽きる事はなかった。すげえの創ってるよ。で、またCDで出します。配信とかの方が早く、広く届ける事が出来るんだけど、これはディスじゃないんだけど、今、
SNS上に即効性で聴かせる音楽が一杯あって、そこにも勿論メッセージやユーモアや温かみもあって、道標になってくれるし、俺も好きだし、笑える事もあるし、
楽しんでもいる。音楽の形が変わっていくのは知ってる。もう変わったのも知ってる。時代遅れも甚だしいのも知ってる。でもCDで出します。うまく言えないな。
思想とかじゃ全然ない。なんつーか、俺はやっぱり残したいんだよね。聴かなくなったらすぐ邪魔になってしまうとも思うから、精一杯そうならないように創って
残したい。そうとしか言いようがない。いつまでとか全然考えてない。とにかくギリギリまでTBHRはこういう形で出す。便利さを奪ってしまい申し訳ないチャス。
何とか付き合ってください。その代わり良いの創ってるんで。他じゃ聴けない音と言葉を目一杯打ち込んで磨いてるんで。詳細は来月1日ここで詳しくの予定です。


色々と面白い事を企んでいて、先が見えない中でもワクワクを持っています。上がれると思ってるし、上げられるとも思っています。今しか言えない話、あるんで。


どうかご無事で。また来月ここで。
1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.04

4月。

新型コロナウイルス、厄介ですね。こちらもライブが3月の全てと4月の殆どがキャンセルになってしまいました。全て去年の早い時期からの企画で、ずっと
楽しみにしてきただけあって、落胆も大きかったんですが、今となってはもうライブどころじゃない感もあって、それまで通りの生活や行動が出来ないのは
俺等だけではないって事で、今はただただ終息に向かっていく事を切望しております。そんな中でも不幸中の幸いと言いますか、キャンセルになった福井と
神戸と長野と富山のライブは秋以降で別日程が決定しております。同じように落胆していたであろうはずの各地の仲間達が諦めず奔走してくれたおかげです。
ありがとうございます。救われました。楽しみが先送りになったって事で、気持ち切らさず精進します。そこで会える事を、変わらず遊べる事を、待ちます。

演者がライブ出来なくなったという事は、会場となるその箱にとっても仕事がなくなった事を意味しているわけです。ライブハウスやクラブなど、自分等に
とっても大事な仕事場が感染源とか半ばスケープゴートのように言われる状況、マジで心苦しい。大きな会社が運営している所もありますが、個人の努力で
やっていけてるお店も多いし、これからまた外出自粛などの動きが加速したらその煽りもモロにぶつかってくるであろうし。中止や延期の度に携わってる人
の苦境も想う。補償や助成などを求める様々な動きと共に、演者も箱側も知恵を絞ってそれぞれサバイブしていかなくてはならない。ここを生き残るのだ。

こちら5月末までのライブスケジュールです。今の時点の俺の見通しではそろそろ開始出来るかなと思ってるんですが、楽天的過ぎかな。かもね。とも思う。
何が正しい情報かも判らないし、そもそもその情報元ですら何が正しい情報か判ってなさそうな感じだし、いくら俺がやりたくてもね、いくらお客が観たく
てもね、ほんとこればっかりは色んな事情が絡んでもくるし。困ったもんだよ。ただ何も心配事なく音楽を楽しみ、そして後々の生活の弾みになるのが1番。
だから焦って強行開催とかはしないです。つまり今後のライブもキャンセルや延期になる可能性はある。動きがあれば公式Twitterで随時発表していきます。

DYEと感覚を忘れないために稽古は続けておりますが、それでも時間があるんで、じゃあって事で、O.N.Oと曲を創ってました。アルバム以来となる制作なの
ですが、最初はリハビリ感覚でやってて、例によって徐々に歯車が回転していって、今はまたヤバいのが連日生まれてます。昨年の今頃はまだ2枚組アルバム
を創ってたってのに、です。こっちの方は全く精度は落ちてません。こんな非常時自体が滅多にない事で、色々とまた物事を考えるきっかけにもなったんで、
そういう事も全てインスピレーションになっていくのがこの稼業。タダじゃ終わんねえぜ~って感じです。弾丸が揃い次第リリースしていくんでお楽しみに。

俺あたり、札幌に住んでて、盆や正月でもないのにここまで週末空いてる事って、考えてみればこの稼業やってずっとなかったんでね、この時間を有効に楽し
もうとも思ってる。亡くなられた人達、こうしてる今も罹患して苦しんでいる人達、医療に従事して奮闘している人達を思えば、家族や仲間の健康を思えば、
世界を覆う不安を思えば、声高に楽しもうぜという雰囲気ではないし、言う気もないけれど、出来る間は能動的に楽しもうとしなきゃな、とも思うのです。
別に大勢で集まって大声で騒ぐ事が楽しみの全てではないし、こういう時にしか出来ない楽しみ方はあるはずで。例えば音楽は衣食住の次だと俺はよく言う
のですが、衣食住という生活の基盤がしっかりしていないと音楽を楽しむ事は出来ないという意味と共にね、衣食住ではとても思い至る事の出来ない高みに
誘ってくれるのも、また音楽などのいわゆる芸術の力でもあるからね。音楽、本、映画などなど色々とありますね。普段から皆、忙しい日々だったはずで、
中々出来なかった事が各自にあると思うのです。それはまた友人との会話でもあるし、家族との時間、そして孤独を掘り下げていく内省でもある。今しかな
いこの時、現状に合わせながらも今しか出来ない事はあるはずなんで、機会を無駄にせず、また会う日まで英気を養って、また強くなって再会しましょう!

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.03

3月。
2月も相変わらずのライブの日々でした。徐々に新型コロナウイルスが広がっていって、こっちがやっている事にも影響出てくるのかなと思ってました。現場は
どこもお客が大入りで、皆、声を上げ、ぶつかりながらの一体感を分け合っていて、人の接触というものが最も危険なら、真っ先にこの場が危うくなるなと
思ってました。そしてそれは訪れたのです。2月29日と3月1日に予定されていた東京での2デイズが中止となってしまいました。この2連戦、初日はGEZAN、
翌日はAGE FACTORYとenvyというこれほどの強者の並びは滅多にないという大一番で、俺等もずっと前から狙いを定めていた。生き残った先の景色を楽しみ
にしていた。主催者もずっと前から準備してて、お金とかってよりも音楽を愛する人だし、俺等も何度もチャンスをもらってきた人だ。本当に残念無念です。
中止との事ですが、俺は延期だと思ってて、また必ず、と思っています。前売り購入してくれていた人は払い戻しなど手間をかけますが、何卒よろしくです。

5月までのスケジュールが発表されています。これから新型コロナウイルスがどうなっていくのか心配です。情報も常に動いてるし、10日後ですらどうなってる
のか、確かな事は言えません。そこは大勢集まる場だし、皆マスクをしながらとか、隣の人の咳を気にしてだとか、つまり体も心も解放出来ないのなら、強行
開催する意味があると思えません。なので最悪のケースも想定しながら、事態を見守っています。何かあったら公式Twitterで随時情報を出していきますので。
政治もイマイチ機能不全でね、自分の身、家族の身は自分で守るしかない状況です。皆どうか健康で。また皆でライブを分かち合える日を楽しみにしています。


3月9日に通販サイトでコーチジャケット発売します。こちら初めての試みです。詳細はこちらから。


2月はライブ計5本。写真はこちらから。

沼津。当初の会場は2000年以来の馴染みの場所だったんで、それはそれで楽しみだったんだけど、前夜に突然の会場変更の連絡が。俺等はどこででもいつもの
ように演るだけなんですが、地元の仲間が大変だった。24時間後には別会場にスピーカーや照明、カウンターとかお酒とかとか、色々と移動し終わっていた。
かと言って、遠くから来た俺等に気を使ってくれる皆の気持ちに頭が下がる。こっちも与えられた場所、無駄にしないようにしっかり演るだけだ。で、開けて
みれば、そこはいつもの沼津。熱狂に次ぐ熱狂で最高に熱いライブになった。ありがとうございました。大きな苦難の向こう側の意味深い一夜。諦めずに遊び
切るという皆の気概の勝利だ。俺も多くを学ばさせてもらいました。また会える時に向け精進続けます。石渡君、伊東君、そして仲間の皆、お疲れ様でした!

横浜。何度も激戦を経てきた箱、Lizardが閉店してしまって、俺等の横浜の基盤がなくなって、そこからの再生の夜。新たな舞台はF.A.D。ここも色んな音楽家
から名前を聞いていた。しかもこの夜はオープニングにZZ PRODUCTIONからMIC大将。彼のソロアルバムがこれまた最高の出来で、俺も縁あってリリースの
インタビュアーをやらせてもらった
り、長年、何かと繋がりのある男で、楽しみしかなかったね。そんなMIC大将の気合い漲るライブを受けての俺等。場所は
変われど、そこは横浜。皆の深い理解に支えられ、一字一句に気持ちを込めて、最後までバッチリやり遂げる事が出来ました。ありがとうございました。終演
後の打ち上げも、そこは横浜。賑やかな仲間と共に、新たな出会いも多く、温かな報いに満ちた最高の時間、酒、食事、ゴチでした。吉野、お疲れ様でした!

豊橋。過去何度も足を運び、熱量溢れる遊び人達と忘れ難い夜を過ごしてきた。名古屋でライブやればそれで済むってわけじゃない。この街は外せない。この
街の荒くれ達との勝負をモノにして俺等ももっと成長したいのさ。着く頃にはもう暗かった。道のりは長かった。でも着いちゃえば、いつもの仲間が集まって
きて、そこにはワクワクしかなかった。サムギョプサル喰って、深夜の激戦に備える。箱に戻ると既にDUSTY-Iが熱いライブを演ってた。からの俺等。初っ端
からこっちもそっちもずっと上がりっぱなし。相変わらずの豊橋のノリ、他にはない。最高。あんな早い100分はこっちも久々だったよ。一気に駆け抜けた。
ありがとうございました。愛する豊橋ホーミーよ、そのファンキーさを失わずにどうかそのままで。また遊ぶ日を楽しみにしてる。修一君、お疲れ様でした!

奈良。初上陸から10年目。いつも最高。だが今回もその上を目指すブッキング。会場も大きく、競演者もこれ以上ない豪華なメンツ。実力者揃いの中、出番は
俺等がトリ。プレッシャーもあったけど、それ以前にそこに行くまでの時間も楽しみだった。鬼タモリを筆頭に奈良の仲間もワクワクが隠せてなかった。6時間
ずっと刺激に満ちていた。若手、ベテラン、バンド、ヒップホップ。皆、個性に祝福された人達ばかりで、いいもん観せてもらった。同時に力もヒントも大いに
与えられた。からの俺等。濃度の高い演者の連続にも関わらず、お客は全然疲れてなくて、むしろ皆に上げられまくった。完全に底力を引き出されたよ。俺も
演ってて、楽しくてしょうがなかったぜ。ありがとうございました。皆で作った大事な夜を締められてホッとしてます。鬼タモリ、仲間の皆、お疲れ様でした!

苫小牧。6回目。最初は12年前。札幌から電車で1時間ちょっとで着く街だけど、ここにはここのシーンがある。北見にも似た、小さい街、でかい心な音楽好き
の結束が強く、いつ行っても変わらぬメンツが力を貸してくれる。大荒れの天気だったし、新型コロナとかもあるし、不安はあったが、沢山集まってくれた。
舞台はホームROOTS。また色々パワーアップしてる!こっちも4年前の別れからがっつり鍛えてっからよ。仲間の向上心に上げられたよ。応えたいと思った。
丑三つ過ぎど真ん中、本番。そこから110分。魂の会話が極まっていた。あんなライブは狙って出来るもんじゃない。壮絶でしたね。そして情に満ちていた。
こっちも演ってて泣きそうになってた。苦難を越え、尚も楽しもうとする皆の強さのおかげだ。ありがとうございました。サダ、仲間の皆、お疲れ様でした!


こういう事態になると気付くよね。日々の無事の価値を。それを分け合う事がいかに貴重かを。健康第一なんで、お互い注意して、また笑って会いましょう!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.02

2月。
こちら年明け早々からライブの日々です。各地、迎えてくれて感謝です。ブッキングは随時受け付けております。メールフォームから連絡ください。

4月の頭までのライブスケジュールを発表してます。こちらから。

先月もここで話しましたが、札幌のBENBEというバンドの曲「NANCY WHISKEY」を7インチアナログで発売します。1月29日の先行通販はおかげさまで完売。
ありがとうございました。店頭発売は2月5日です。1,500円(+税)。まだまだ寒い季節が続きますが、爆音で鳴らしてウィスキー片手に暖まっていこうぜ~。


以下、ライブレポート。写真はこちらから。

岡山。2020年1発目。舞台は最近のこの街のホーム、YEBISU YA PRO。このユニークな名前の店にはユニークな人達が集まってて、東京とも大阪とも札幌とも
違う空気があるんだ。それは最初行った時から感じてて、いつもそれはそこにある。着いた時にはもう夜になってて、速攻リハ。からのいつもの大幸で焼肉だ。
がっつり喰わせてもらい、会場へ。既にフロアは熱を帯びている。深夜のクラブ。色んな人、色んなノリ、入り混じってたね。一言も聴き逃すまいとする真剣さ
ももちろんありがたいけど、やっぱりグルーヴを持った人もありがたい。どっちが良いなんてこっちは決められない。各々が好きに楽しめていれば、もうそれで
バッチリ。絶叫と沈黙、こちらからは一人一人の顔が見えてました。ありがとうございました。終演後にいただいた数々の乾杯もゴチでした。丹正、お疲れ様!

鳥取。ちょっと二日酔い。眠い目こすって一路北へ。寝てたら鳥取着。駅まで迎えに来てくれた仲間との再会、街並み。愛着が蘇ってくる。また帰ってこれた。
箱は何度も名前を変えつつも16年前からいつもの場所。競演も最初から変わらぬメンツ。そこに新たな世代が混ざってきてて、皆、仲も良い。ただ、同時にこの
夜を最上のものに仕上げる役割をそれぞれが担っている事への自覚もある。そんな緊張感が心強かった。俺等も俺等のやるべき事に集中出来た。出番が来たら、
皆、火花を散らして表現していた。からの俺等。2時間くらいやったかな。皆の理解が輝いていた。今までで1番良かった!ありがとうございました。そこからは
賑やかにグラスを重ねた。それこそ野音の話から仲間の出産まで。会話は尽きなかったね。皆の温かさに甘えさせてもらってた。桝田君、あっくん、お疲れ様!

福山。国道2号線を辿って帰ってきたぜ。最近の福山のホーム。ここで地元の音楽家達と夜を重ねてきた。この夜はGEZANも一緒。前売り完売。オープン前から
入口の外に並ぶ人達を見てて、祭の前のワクワクが止まらなかったよ。7年前に名古屋で競演して以来のGEZAN。以降も色んな所で会ってはきたけど、特にここ
最近の勢いは半端ない。更にPAに内田直之も居るもんだから、最狂に爆発してたね。本番前なのにトバされてしまったよ。からの俺等。俺等にはね、俺等の伝え
方がある。そこはトバされながらも地に足つけて、いつものようにじっくりやらせてもらった。福山に生きる皆のライフストーリーに寄せて実直に唄っていく。
それだけ。最後の今日無事を、長かった1日、辿り着いた皆と丁寧に分け合った。ありがとうございました。打ち上げもご馳走さまでした。西田君、お疲れ様!

佐賀。ちょっと二日酔い。眠い目こすって一路西へ。6年ぶりの佐賀。昨年の豪雨で冠水したが、仲間の皆で再建したRAG-Gのステージ。想いを受けて、俺等、
それこそNICETIMEの頃からの、とは言っても札幌は遠いんで、こうして久々に出会えたこの夜、繋がりを確固たるものにする気持ちでいたんだよ。2時間の魂の
会話。ダンスフロアとステージの間にある境目が段々となくなっていって、つまり札幌と佐賀の境がなくなっていって、人と人になっていった。俺自身も最高に
心を開く事が出来ていた。あの終盤の空気感、あれは滅多にない。美しかった。大いなる何かに運ばれていく感覚だった。調和が極まっていた。ヤバかったね。
言葉にならないぜ。あんな経験、続けてきたご褒美の類だよ。ありがとうございました。打ち上げのシャンパンもゴチでした。裕太君、オージロー、お疲れ様!


2月もあちこち行きます。風邪やウィルスなど、皆、気をつけて。遊べるタイミングはがっつり遊びましょう!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2020.01

明けましておめでとうございます。

昨年は我々THA BLUE HERB、7年ぶり5枚目、2枚組のアルバム「THA BLUE HERB」のリリース、そしてその後のライブツアーと、ずっと大きな勝負が続いた
年でした。特にアルバムは、ヒップホップ隆盛なこのご時世、ラッパー達が百花繚乱な中で、そこそこのベテラン枠な俺等が、ここで並な仕事で終わらせてたら、
未来は狭まっていくという大事な局面で、一発逆転の誰も辿り着いてない超大作をモノにして、派手にカムバックを果たす、この計画を具現化出来た事、困難は
多々ありましたが、気持ちの達成感と実際の数字、両面で満足しております。やりたかった事は全てやれましたし、やってみたい事もまた色々見つかった年で、
48歳ですが、いつも言ってますが、まだまだこれからだと思えていますし、実際にやるべき仕事がたくさんあって、引き続き今年も駆け抜けていく所存です。

あらゆる局面で色々と力を貸してくれた皆、情報を広げてくれた皆、そして貴重なお金と時間を俺等の音楽に与えてくれた皆、本当にありがとうございました。
こちら大きなお金や力で広告を派手に打ってって感じではないので、あくまで自分達の歩幅でしか自分達の音楽を広められない中で、片一方的な俺等の情報を、
アンテナの感度の高い皆がキャッチしてくれているおかげで成り立っていると自覚しております。マジで感謝しかありません。今年もよろしくお願いします。


1月15日に、再発売の要望が多かったTBHRの新ロゴTシャツを若干数ですが通販サイトで販売します。グレーも新たに作りました。予告ページはこちらから。


札幌のBENBEというバンドの曲「NANCY WHISKEY」を7インチアナログで発売します。この曲、ヒップホップではないんですが、超良いんです。札幌の深夜、
と言うかすっかり朝方、そこに残る強者の遊び人達の中ですっかりアンセムになってる曲でして、俺もいつかどこかで偶然にライブを観て、この曲のキャッチー
なメロディとサビのリフレインにすっかりやられてしまったのです。
気づけば俺も口ずさみながら普段呑まないウィスキーを頼んでた。それは俺だけじゃなくて、
周りの皆も頼んでた。それは1回や2回じゃなかった。いつもそうなる。いい加減俺は気付いた。「この曲、俺の周り、日本中、好きな奴ばっかりでしょ」って!
声をかけて、レコードで出したいと話し、快諾してくれて、実現しました。日本中の音楽と酒を愛する人達に絶対にこの曲の持つ楽天的なエネルギーが伝わり、
札幌でそうなっているように居合わせた皆を笑顔にすると確信してます。裏面のダブは俺が造らせていただきました。BENBE「NANCY WHISKEY」。7インチ
レコードのみ、1,500円(+税)です。店頭発売は2月5日。それに先駆けて1月29日に先行通販します。TBHR新ロゴステッカー付けます。よろしくお願いします。



以下、12月のライブレポート。写真はこちらから。1月、2月のライブスケジュールはこちらから。

東京。恵比寿リキッドルーム。9月のワンマン以来だ。この日はツーマン。相手はずっと一緒に演ってみたいと思っていたラッパー、ZORN。ZORN、知ってる?
もしもまだ聴いた事がないのなら、それは大きな楽しみがあなたに残されているって事だ。彼の詞世界、俺あたり世代的には差異はあるけど、それでも共感する
所がとても多い。彼が今の日本のヒップホップで大きな支持を得ている事、それは希望とも言える。とにかく、物質的価値ばかりを追い求めるのとは違う、互い
に1度の人生の機微を見つめて、表現している点で、俺は一緒に音を出してみたかった。前売り完売。そこに価値を見出してくれてる人がいる事が嬉しかったよ。
両者75分セット。18歳の年の差、主題はそれぞれからの”LIFE STORY “。色んな人生が、色んな幸と不幸がそこでは歌われた。俺にも学びや気付きは多かった。
罵り合いではないヒップホップ、居場所はあった。理解者も一杯居た。もっと良くなる。まだまだこれからだ。ありがとうございました。ZORN、また遊ぼうぜ!

札幌。我等のホームタウン。すっかり凍てつく年末、ライブハウスと深夜のクラブ、どちらもさほど大きくない箱で2夜連続でやってみる。両日セットも変えて。
挑戦こそが俺のオファーの条件ってね。実際鳴らしたい曲もめちゃあってさ。かと言って全部やると超長丁場になるし。準備は大変だったけど、全ては過程だ。
まずはやってみよう、って感じ。初日は説明不要、カウンターアクション。2年半ぶり。ここにしかない空気がある。リハから感じてた。対バンは札幌のバンド、
Pampas Fields Noise Found art。こっちもそっちもやる気満々。大爆音で向かってくる。リスペクトはあるが、喰っちまう気も勿論ある。それで良い。それが
良い。受ける俺等もやっぱり熱くなって、気付けば100分越えてたね。激闘後の乾杯、そして改めての邂逅、会話が最高だった。パンクスも大勢集まってて、皆が
上がってくれてて。ほんとカウンターアクションでやって良かった。ここにいる人達が最初に俺等を認めたんだから。ありがとうございました。洋平、お疲れ様!

札幌。2日目。モローゾーン。この界隈、ススキノ南7条通りあちこちが90年代の俺等の遊び場だった。ここでヒップホップだけに留まらず、この世を渡っていく
ための術を学んだ。色んな奴がいた。豪傑どもが闊歩していた。この通りで、俺はBOSSという呼び名を付けられ、そう名乗り始めた。あれから20年以上の時が
過ぎた。それっきりの人も多い。今でも路上、路地裏のあちこちに思い出が転がってる。ただ、これは単なる懐かしさとは違う。何故なら、物語は今も続いてる
から。ここで。南7条通りで。ここで生まれたリリックを鳴らしに帰ってきたかった。外は大雪、氷点下。中はがっつり入って身動き取れないフロア。天井から
結露が滴り落ちる。過酷な状況だったが、こっちもお客も諦めなかった。綺麗にやるってより、心技体、全部燃やして乗り越えた。ああいう日もある。ラップで
喰っていくってのはそういう事。ありがとうございました。あの場で技を磨く多くのラッパーが、そこから飛躍していく時代を待ってる。JAY KAY、お疲れ様!

東京。久々の新宿歌舞伎町。この夜は熊谷の雄、舐逹麻のリリースパーティー。俺等とOZROSAURUSが招かれた。今年の日本のヒップホップ、舐逹麻抜きには
決して語れないくらい、活躍しまくってたね。俺も熊谷で会ってて、アナログ2枚組のアルバムもらってて、その時の気持ちは「A TRIBE CALLED RAPPER」の
最後のバースで歌ってる。それから2年。彼等はがっつりのし上がり、この夜に仲間と辿り着いた。俺等は1番手。初見の人も荒くれ者も多いだろう。小細工なし
の直球勝負の40分。一気に登り詰めた。ありがとうございました。2番手のOZROSAURUSも気合が入ってたし、ディープにはめ込んでもいた。互いに20年以上
この世界にいる。ここで会えて嬉しかった。お待ちかねの舐逹麻。観ていて色んな想いが込み上げてきた。歌詞、バックトラック、佇まい、お客のレスポンス、
全てが壊れやすい程の繊細さで調和してて、それがとても刹那的で最高に美しかった。ピースな夜でした。ここに居合わせられて光栄です。舐逹麻、おめでとう!

大阪。深夜のアメ村は久々でした。昔に比べると通りから活気が減ったような気がするね。全ては移ろっていくからね。今夜の集客はどうなのかな、と若干危惧
してたけど、言うてもそこは俺等と大阪。がっつり入ってくれてて上がりました。競演の皆も気合入ったライブ、プレイで熱かった。こっちも気合い入りました。
本番。これぞ深夜のアメ村と言わんばかりの狂乱ぶりでしたね。初めて来てから20年。俺等も街もトレンドも、色々変わったけれど、本質は何も変わってない。
まだ旅の途中っしょ。無双っぷりは健在。こっちもそっちも煽りまくって炎上してたね~。酔い過ぎのお客もいつつ、いじりなだめつつ、90分の予定が110分。
ありがとうございました。年末が差し迫ってる中で、勢いをもらえました。ライブ後もアゲイシさんのDJ聴いて、グラスを重ね、話し笑い、皆でワイワイ楽しい
時間が続いてた。音が止まった時のあの名残惜しさ、まだ終われないお客のエネルギー、最高のパーティーの着地の空気がそこにあった。コバやん、お疲れ様!

翌日は、なぜか大阪でしかやってない、しかし大阪で3度目となる、トークライブでした。お相手は神門。ラッパー同士のかなりマニアックな話から、これまた
かなりプライベートな話、くだらない話など、色々語らせていただきました。神門がいい感じに俺を喋らせていたね。おかげで楽しかった。松井君、お疲れ様!

名古屋。幾度となく灼熱激戦の舞台となってきたCLUB JB’S。隙のない界隈のオールスター級な競演陣に箱側の気合が感じられる。ライブも年内ラスト2本。皆が
それこそリハの段階から、メシ喰ってる時まで、楽しい予感を共有してて、会話の端々にワクワクが常にあったね。底冷え極まってた街だけど、どこもかしこも
年末ならではの人出で賑わっていた。箱も早々に熱い事になってた。東海の若きラッパー達がそれぞれのスタイルをキックする中、こっちも本番に備える。夏の
クアトロの時とは違って、お客のノリもラフでタフ。そうこれこれ、この深夜の接近戦。これが好きなんだよ。決して快適とは言えないけれど、この距離でしか
伝わらないものがある。105分。濃密な魂の会話だった。常にワイワイしてたカウンター近辺もOK。そしてそんなお客に構わずに最後まで食らいついてきた皆、
そんな皆のおかげです。ありがとうございました。全力で闘い終えた後はいつだって会話は穏やか。美味い酒と会話に酔いしれました。アベちゃん、お疲れ様!

東京。2019年ラストライブ。恒例の年末の東京。今年で何度目だろうか。いつしかこの街で締めるのが定番になっていた。いつも輝いていた。アルバムリリース
してカムバックした今年、ド派手に終えたかった。今宵の舞台はcontact。丑三つ時ど真ん中、本番。あちこちでデカいパーティーがある中で、都内、近郊、大勢
集まってくれてたね。しかも皆、上がってたね!1曲目からピークだったね!普段なら酔い過ぎてワケ分かんなくなってる人も混ざってる(全然OK)もんだけど、
皆の集中力がとても高かった。この夜が特別で、更に皆で特別なものに仕上げるという意思がこっちにもビシビシ伝わってきた。これはもう大丈夫だ、絶対良い
夜になる。すぐにその気持ちに到達出来た。そして曲が進むにつれて、それは全員の確信へと浸透していった。素晴らしいシンクロだった。ずっと東京でやって
きた事が極まったと言っても過言じゃないぜ。ありがとうございました。これ以上ない形で2019年を締められました。まさに今年無事!ヤマキン、お疲れ様!


さあさあ2020年。今年もあちこちライブで顔出します。色々とプランも仕込んでます。昨年以上に大きく羽ばたくぜ~。乗っかってけよ~。

皆にとって良い年でありますように!

今年もよろしく!!

ILL-B