7月
こちら久々のカームさんとのJAPANESE SYNCHRO SYSTEMのDJツアー中です。川崎溝の口→東京青山→名古屋と回ってきました。初日の溝の口は何せ6年ぶりの
ツアーなので、ここは感覚を取り戻す感じで入場無料で軽く3時間でしたが、近隣の方々で盛況でした。からの青山NUMM。ここは名前が変わる前からもう何度も
やってきたんでね、ホームに帰ってきた感ありました。この夜はカームさん主催のパーティーの19周年。なので22時のオープンから7時半のラストまで終始祝祭感
ありました。音のクオリティも高くて、各自選び抜いた4曲交代で繰り広げられるダンサーとの対話。交換される音楽愛と理解。これぞJSSというプレイでしたね。
そこから名古屋。ここはWASHIO TOMOYUKI画伯を始めとするクリエイター達が日々集まる手作りのパーティー空間でして、入った時からもうテンション上がっ
ちゃってたよ。そこで16時から0時半まで音楽かけさせてもらいました。名古屋あちこち、そして能登からも集まってくれた皆さんと、ありそうでなかった楽しい
時間でした。各地、ありがとうございました。ツアーはこのままゴール熊本へ向かいます。7月5日(土)にmellow mellowにて22時からです。よろしくお願いします。
以降はライブツアーのレポートを。写真はこちらから。
東京。遂にやって来たLITTLE TEMPOとのツーマン。どんな事になるのか、バッチリ勘が働く音楽愛好家が大勢集まってくれた渋谷WWW X。DJもまた長年の縁の
結実となった原島“ど真ん中”宙芳。オープンから意味や文脈の筋が通った選曲でフロアを上げてくれた。ライブ先攻は俺等。愛憎入り混じる渋谷へ精一杯礼を尽く
した。先攻としてあれ以上の仕事はないだろう。完全に沸点超えた状態でLITTLE TEMPOにバトンを渡す。そこから怒涛のグルーブが、俺等がフロアに充満させた
理屈そのものを溶かしていく。理屈じゃないってとこまで夜を引き上げていく。あの順番でベスト。最後はお待ちかねのセッション。皆で、お客を驚かせ、楽しま
せるには、そこを見据えて長い間準備してきたんだ。バッチリでしたね。あんな夜もあるんです。だから続けられる。ありがとうございました。山田、お疲れ様!
京都。愛する第2の故郷。昨年の鮮烈デビューに続き2年目となる老舗磔磔ワンマン。ここを今年の上半期のゴールと見据えてずっと試行錯誤を続けてきた。久々に
KOJIにも来てもらってる。もう何度目か分からない京都との歴史に深い楔を刻むつもりだった。そう、あの曲「路上」。ネパールカトマンズの物語な原曲を現代の
日本京都の物語で詠ませてもらった。大きな賭けだった。あの悲しみを経て、果たして笑って別れる事など出来るのか、と。恐れはあった。ギリギリまで鳴らすか
悩んだが皆を信じた。それは息をするのも憚られる程の沈痛、静寂を生んだ。その時点でライブは60分経過。残り90分。夜はここからだ。俺も必ず死ぬと書いて
必死にやった。心、体、持ってる全てを捧げ、皆で輝きに包まれるエンディングに辿り着きはしたが、そこはいつもとは価値が違った。あれを経たからだと思う。
あれを経ないと特別な何も起こらなかった。あれをやってもやらなくてもそこは京都だから最高のライブにはなっただろうけど。挑戦こそが俺のオファーの条件。
フィクションじゃなく現実にこの街で起こった悲しみと痛みを抱え、敢えて抱え、そこから上がっていく。うん。うまく言葉にはならないな。起こった事が全て。
壮絶な表現になった。受けてくれて、深く受け入れてくれて、尚も共にそこに、底にいてくれた皆のおかげとしか言いようがない。ありがとうございました。
翌々日は滋賀県大津のポンセで久々のトークショーでした。ライブと違ってビートのない完全アカペラで喋りまくったね。あれが果たしてショーの形を成していた
のかはそれが不慣れな俺には判りませんが、途中、ツアーPAの703や、三重から来てたJEVAも混ざってくれて、おかげで俺は最高に楽しんでました。1997年から
現在まで起こった色々なエピソードをあれこれ深掘りしていった3時間。付き合ってくれた皆さんありがとうございました。ウメちゃん、ジン、お疲れ様でした。
そして滋賀から横浜へ。AK-69のライブに参加してきました。大きな祭でした。今年の頭に一緒に創った曲のMV撮影があって、そこでオファーされてて。AK-69も
ライブで上がってきたというプライドを持ってて。それはその時の会話の端々に感じられて。俺も俺でライブで上がってきたというプライドを持ってて。楽しみに
してましたよ。客演陣も観てみたい、会ってみたい人が多く、邂逅あり、再会ありで楽しい1日でした。無論プレッシャーもあったけど、あの曲のバースは俺的に
ここんとこ最も好きなバースで、なので気持ち入れてがっつりキックしてきました。ここまでの準備の大変さを思わざるを得ないスケールのライブ、そこにAK-69
本人の美学や生き様が終始ビシッと貫かれてて、体と心を全開で燃やして表している姿、大いに刺激をもらいました。お疲れ様でした。ありがとうございました。
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夏の盛りですね。毎日を楽しみましょう~。
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