明けましておめでとうございます。
昨年は多くの方々に支えられコロナ禍を生き抜く事が出来ました。出来なくなった事も多かったけど、それでも道を探し、自分等の音を鳴らしてきました。
自主制作ならではの軽く自由な歩幅で、しかし設定したハードルは常に高く、世の中の停滞ムードもどこ吹く風で忙しく生きてきた。それは聴いてくれて、
価値を見出してくれる皆がいてくれたからに尽きます。ライブがないから、直接顔を合わせて共感を鳴らす事が出来ない分、互いの距離はあったけど、でも
俺は勝手に皆が待ってると思ってやってたよ。届いていると思ってた。いくらでもトバしてやるぜ~なんて思いながら全く腐らずに希望を持ち続けられた。
いつも言葉や音の着地点に居てくれてありがとう。今年もまた攻めの姿勢を忘れずに、賑やかしに行くんで、俺等と俺等の言葉と音を何卒よろしくです。
12月29日に久々に有観客ライブを行いました。2月の苫小牧以来でした。1度全てのスケジュールがキャンセルになった後、秋頃からありがたいオファーが
また色々来てくれてはいたんですが、こっち的に多くの制限がある中でのライブに気持ちが上がらず、楽曲制作もやっていたんで、全て受けずにきたんです。
でもね、やはりね、年末くらいはね、っていうかさ、俺等でがっつり2020年を締めたくなっちゃってさ。で、やったわけです。舞台は俺等のホーム、きっと
1番ライブをやってきてる、東京リキッドルーム。普段よりもお客の数をぐっと減らしての開催だったんだけど、でも全然少なくはなかったけどね。俺は満ち
足りていたよ。瞬殺なソールドアウトにも上がったし。何も足りてない事はなかったよ。そしてそれは同時に6月以来となる配信ライブでもありました。
こちらにも沢山のオーディエンスが、世界中、日本中、それぞれの地元で集まってくれていて、普段の有観客ライブとはまた違う独特な緊張感が漂ってた。
いつもの鉄壁の音響、照明チームに加え、配信チーム、カメラマンチーム、そして今回は初めての挑戦でVJも入ってもらい、長い間、皆で準備をしてきた。
俺とダイもこれ以上はもうないという所まで音と言葉と連携を仕上げた。そう、もう後はなるようになるといういつもの段階まで高めてきた。お客は大声を
出せない状況だったけど、その分、拍手や掲げられた両腕で想いをこっちに伝えてくれた。そして配信の向こう側の皆の気持ちもまた不思議と感じられた。
いつもの年末ライブだが、会えていなかった時間が一瞬一瞬をより一層意味深いものにしてくれていたね。音響も照明も、そして映像も、お互いに高め合い
ながら、プログラムは進んでいった。危うい局面はなかった。なるようになった。なるべくしてなった。望み得る完璧な想いのやり取りになった。ゲストの
トシロウも1曲で会場の空気にとても特別な温かさを与えてくれた。気付けば150分経っていた。そうだよな、これは別れる事によって完成するんだっけな。
「今日無事」が流れて行く。最後にあの空間に残った想い、FUCKIN’ 2020と銘打ってはいたが、俺からの景色にはネガティブさなんてどこにもなかった。
頑張ろう、もっと良くなる、そう、これからだ、と希望に満ちていたよ。努力が報われました。ありがとうございました。また会う日までどうかお元気で。
ツアーフォトのコーナーに写真を上げてます。
新年早々になるんですが、1月5日からオンラインショップを開店します。今回はTBHRロゴの雪バージョンを使ったデザインで、初の試みとなるパーカーと
ロンT、そしてTシャツです。予告ページ公開中。Tシャツの色味はキンと冷え切った今の札幌の街並みな感じっす。季節限定商品。よろしくお願いします。
すでに昨年の後半から次のプロジェクトも次の次のプロジェクトも次の次の次のプロジェクトも動き出していて、年末もずっとそれに打ち込む日々でした。
それ等は今年いっぱいかけて世に出していきます。どのプランも俺個人、そしてレーベルにとって新しい挑戦で、その分、実験と試行錯誤しながらですが、
日々ゴールに進んでます。こっちの狙いは完全に定まってる。ゴールはどの方向か見えてる。そしてそこからの景色ももう薄々解ってる。ただ、やるべき事が
めちゃある。でも頑張る。皆、頑張ってっからよ。またワイワイやるんだ。それは最高楽しい事になる。俺は期待に応えられる。お楽しみなら任せてくれ。
1曲贈ろう。
それぞれにとって善き年になる事を願っております。
今年もよろしくお願いします!
ILL-B