ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2017.09

9月。夏が去ろうとしているね。その時は近い。

8月23日に「愛別EP」を発売しました。もう手を離れた今、ここであれこれ言うつもりはありません。収録された3曲、2017年の、20年目の俺等の最新です。
それでも続けたい事への、あなたと続けてきた事への、そしてこの20年の道のりを振り返っての、それぞれ3つの心境が語られてます。よろしくお願いします。


8月7日にここの通販サイトで実施したTHA BLUE HERBのツアーTシャツの再発第1弾、初日で全て売り切れました。ありがとうございました!間髪入れずに
第2弾を行います。発売は9月6日。今回は2007年に作った某超有名アルバムのジャケットをカバーした「MAINLINE」モデル、2008年に作った説明不要な
某ユニフォームカバーモデルの2種類。初日で売り切れたTHA BLUE HERBの20周年記念タオルも再発売します。よろしくお願いします。詳しくはこちらへ。



8月のライブは前半のみでした。

仙台。アラバキ以来かな。市内でやるのは久々。tha BOSSのツアー時と同じ箱、enn 2nd。この日はSuiseiNoboAzというバンドのリリースツアーに招かれる形で
した。短い夏の真っ盛りで、七夕飾りが揺れる街。俺等は先攻。きっちりリハを終わらせて本番に備える。何度も来ている仙台、色々あったな。なくなった店も
あるし、いなくなった人もいる。でもまだ物語は続いてる。SuiseiNoboAzのおかげで初めて出会う人もいるはずだ。いつだって始まりになり得るぜ。与えられた
のは75分のはずが終わってみれば85分。想いの全ては置いてきた。濃密な会話だったね。笑ってド派手に別れられた。何よりです。ありがとうございました。
後攻、SuiseiNoboAz。尖ってたね。実際オファーを受けるまでは俺は知らなかったんだけど、ジャンル跨いで声をかけてくれるだけあって何にも似ていない音楽
だった。終わったら、すぐに楽器を片付けて、機材車に積み込み、夜走りして帰る。良い時期を生きているな。頑張れよ。俺も頑張る。宮川君、ありがとう!

広島。72回目の原爆の日。何度も行ってるけど、この日に広島にいるのは初めてだった。俺等のライブは前日5日。5日と6日の両日使ってクアトロで行われる
EIGHT SIXというイベントに招かれた。肌寒い仙台とは一転、灼熱でした。気負いもあったけど、でも、俺は色々見て聞いて吸収したいと思っていた。その街の
その日の空気は本やネットからは感じられないからね。5日の競演はMOROHA、HUSKING BEE、LOW IQ 01。それぞれが広島への想いを持ち寄り集まった。
同時に主催側にも、そしてお客にも想いが沢山あって、逆にそれを遠い街から来た演者側が学ぶ空気があった。そう、東北の時と同じ。そうあるべきだと思って
いたし、お互いの想いがとてもスムーズに混ざり合ってた。俺等も精一杯やらせていただきました。72年目のその日の前日、穏やかな夜を一緒に過ごせて、音楽
を分かち合えて、お酒を呑めて、出会い、楽しめた事、楽しませていただいた事、それがどれだけ貴重な事なのか、気付いてました。ありがとうございました。

翌日6日。8月6日。イベントはある意味この日が本番。俺も広島に残った。俺の使命はBRAHMANとの「ラストダンス」を鳴らす事。そしてもう1つ、別会場で
行われているTO FUTUREというイベントでOLEDICKFOGGYとの「弾丸さえあれば」を鳴らす事。同じ日に同じ街でやるのは初めてだ。両会場を行き来して、
リハ、本番を終えた。両会場とも壮絶だった。どちらにもメッセージが溢れてた。表現の仕方が違うだけで、根底に流れている思想は同じだった。ダイバー達も
ド不良達も、皆、楽しんでいた。新たな出会いも沢山あったし、久々の再会も沢山あった。特別な日、広島で出会えたという事実だけで、それだけで十分幸せを
分かち合える、そんな日だった。最後は広島の古くからの仲間がやってた野外パーティーに辿り着き、着陸。音が止まり、別れを告げ、長い1日の最後は独りで
原爆ドームに行ってしばらくベンチに座ってた。思い出される沢山の出会い、笑顔や会話に混ざり、去来する様々な想い、並ぶ空っぽの窓枠、横を静かに流れる
川。静寂は72年前にそこにあった地獄絵図を容赦なく想像させる。この日この街で想った事が、言葉に現れるのはまだ時間がかかるだろう。これも東北の時と
同じだ。全てが貴重な時間だった。今は感謝しかない。神鳥さん、有馬さん、今村君、ガイさん、マスター、スっさん、ダイジ、広島の仲間の皆、ありがとう。


9月、いよいよ10月29日の日比谷野音へ向けた道のりが始まります。まず最初は最南端石垣島から。その後もあちこち行きます。スケジュールはこちらから。
現在時刻の、20年目の俺等のライブ、共に創り、行く末を見届けてくれる事を切に願っております。お近くの方は是非!御参加!何卒よろしくお願いします!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2017.08

8月。連日暑いね~。皆、ハッスルしてますか~?

7月26日にTHA BLUE HERB初となるオフィシャルミックスCD「THA GREAT ADVENTURE」が発売になりました。THA BLUE HERBの20年の道のりが文字通り
余す事なく詰まっております。DJ DYE、良い仕事してます。ラップ編、ビート編の2枚組。全65曲。ここからTHA BLUE HERBの世界に入るのも全然アリですし、
実際、これからの未来はそうなっていく事だろう。聴けば聴く程、俺等は何も変わってないって事がよく解る。無論、声色もフロウも機材も時代も取り巻く状況も、
何もかもが変わっていった20年だったが、俺等の芯の部分は変わってない。聴いてもらえれば解る。それぞれが入ってきた時期、好きな曲、喰らったバースは違うと
思うけど、全員を納得させ得る仕事をDYEはやり遂げた。楽しんでください。ここまでの我々の旅路を振り返るにはばっちりな作品です。よろしくお願いします!


そしてTHA BLUE HERBの20周年イヤー、リリース第2弾。THA BLUE HERBの4年ぶりとなる新曲(CD)「愛別EP」が発売になります。3曲入り。収録曲は以下。

1.ALL I DO
2.BAD LUCKERZ
3.20YEARS, PASSION & PAIN

言うなれば、順に「侠」「饗」「今日」の3強な3曲。

先日マスタリングを終えました。久々のO.N.Oとのセッションでしたが、楽しんでハードルを越えられた。ま、これはいつもの事なんだけど、今までで1番良い曲に
なったと思えています。アレよりもアレよりも、です。これが何より。この自分の中の更新に次ぐ更新こそが我々のモチベーション。順位とか売り上げとか、不要な
ものとは思ってないけど、それよりも俺等を20年間、この世界に夢中にさせ、走らせてきたものは、やはり、過去の自分達の更新であります。褒め言葉も嬉しいし、
高いギャラも有り難い。俺等の音楽に価値を見出してくれてる皆がいたから、これまでも、そして今日もある。でも、まずは俺等が俺等の音楽を最初に信じられない
のなら、お話にならない。自分のやりたい事を殺して商売に徹するとかじゃない。俺等から生まれ俺等に帰結するものがあって、無論、俺等の理想とあなたの想いが
合致する事が目標でもあるし、そうなった幸福は何にも代え難い。今回もきっとそうなると信じてる。でも、まずは俺等が俺等をぶっ倒さないとならない。これは
ライブ自体にも言える事だが、これが雇われてるわけじゃない独立したヒップホップ、自主制作精神の神髄。一生懸命やってる人を否定はしないが、俺等には俺等の
やり方があって、他人様との勝負が本筋じゃない。対自分自身、これに尽きる。そこに立脚した上での無からの創作、深まっていく人生との並走、上昇意欲の維持、
続けるって事への信仰にも似た意地、征服した頂上から見つけた次なる頂上、きっともっと良くなる、そう本気で思っていなければ続けられない、この境地、それ
自体がまさに悦びなのです。それを改めて実感する出来映えになりました。8月23日発売。THA BLUE HERB「愛別EP」。税別1,200円。よろしくお願いします。


8月7日にここの通販サイトでTHA BLUE HERBのツアーTシャツの再発を行います。これは第1弾です。これまで作ってきたTHA BLUE HERBのツアーTシャツを
この20周年イヤーにもう1度作ろうという企画。以降9月、10月と続けていく予定です。まずは8月、発売するのは以下2モデル。2002年に作った「無心雑青葉流」
モデルと、2007年に作った雪の結晶モデルです。これに加えてTHA BLUE HERBの20周年記念タオルも発売します。よろしくお願いします。詳しくはこちらへ。


ここからはツアーレポート。

新潟。5年ぶり。たった5年なんだけど、それまで俺等は新潟に毎年行ってて、とても濃密な時間を過ごしてきたんだ。でも俺等が拠点としていた箱がなくなったり、
仕切って呼んでくれてた仲間が新潟を離れたりして、気付けば足が遠のいた。でも、俺はずっと想っていた。近くを通りかかる度に、この近くて遠い新潟に帰る日を
待っていたんだ。今年の3月に大阪でMOROHAとツーマンの打ち上げの席でどこか一緒に回りましょうという話になって、俺は即座に新潟!と答えた。MOROHAも
受けてくれて実現した夜。完売御礼。あまりに期待しすぎると痛い目にあう事があるから、俺はフラットな気持ちで臨んだけど、やってる間にお互いにどんどん熱く
なっていったね。昔の仲間も大勢来てくれた。もちろん初めての人も。また新しく始まる予感がしまくってたよ。待った甲斐があったね!ありがとうございました。

松本。今年の1月にMOROHAのツアーに呼ばれていたんだけど、その日が猛吹雪で俺等、空港を飛び立てず、泣く泣くキャンセルになっていた。それから半年。もう
1度MOROHAにチャンスをもらってリベンジしに帰ってきたんだ。舞台はALECX。ここは俺等が10年前に初めて松本でライブをやった箱でもある。新潟から同じ
車にMOROHAチームと乗ってワイワイ移動。道中の景色が綺麗だったな。この夜の先攻は俺等。恐らくはMOROHAのおかげで初めて会う人も多かった事と思う。
初めましての気持ちも込めて精一杯ハードにやらせてもらった。伝わるかどうかの先は博打みたいなものですが、皆の最後の万雷の喝采に報われました。ありがとう
ございました。後攻、MOROHA。地元って事もあり、お客との信頼も強固で、笑いと涙でばっちり締めた。連戦、とても楽しかった。MOROHA、また遊ぼうぜ!

高知。4回目。四国は俺等には結構遠いから、久々帰ってきた感があった。いよいよこの辺から夏本番になってきてた。札幌も結構暑かったけど、高知は凄かった。
着いてリハの時点で既にバテてた。なのでまずは飯だな。高知の海と山の幸をスネオの案内&注文でたっぷりいただいた。全部美味かった!おかげで生き返ったよ。
箱はキャラバンサライ。既に大勢が集まってくれてる。さあ本番だ。高知の遊び人が大集合って感じのエラい盛り上がりでした。おかげでこっちもオラオラで最後
まで行けました。あの上がりは独特。そこにフィット出来て良かったっす。ありがとうございました。終わってからも、まだまだやってる屋台に移動して再会の宴は
ド派手に続いた。翌日も休みだったんで、日曜市から始まりあちこち歩いて、チャリ乗って、食べ歩き、晴天の高知の休日を満喫してました。スネオ、ありがとう!

江ノ島。最近はこの季節、海の日の前後に必ず行ってる。舞台はもちろんオッパーラ。ここと繋がれた事で広がった世界があって、特に北海道に住んでいる俺等には
あの景色、雰囲気は特別なものとしていつも記憶に刻まれている。今年は夕方スタートで、俺等はサンセットの時間のライブ。共演はチャッカーズ、DJ 光、そして
DJ NORI。既にこの並びだけで最高が約束されてる。高知から着いてすぐにリハ。窓の下は湘南のビーチ。海の日って事で相当賑わってた。4:20に開場、から光と
NORIさんのBTB、からの俺等。沈み行く夕日を背負ってのライブ、特別な経験になりました。ありがとうございました。からの地元代表チャッカーズ。これが壮絶。
半端ない世界を魅せてくれました。ぶっ飛びました!締めのNORIさんも最高でした。流石のオッパーラ。マジックが起きまくってたね~。ダーさん、ありがとう!

東京。大一番は続く。リキッドルーム13周年記念ツーマン。対バンはBRAHMAN。チケット完売。「ラストダンス」もあったし、先月も何度も一緒になってるが、
ツーマンとなれば話は別だ。しかも出番は俺等が後攻。そこで俺等に何が出来るのか、大きく問われる事になる。先攻BRAHMAN。目の前の狂乱の様相を観てて、
正直、この後に何が出来るんだという不安はあったが、この世界、覚悟決めて突破しなくちゃならねえ時もある。今がその時だ。そして55分後、俺等は理解に満ちた
輝きの中にいた。そこにいた1000人の気持ち全ては解らない。でも、俺等はやり切って、感謝の気持ちと共にそこに立っていた。ありがとうございました。からの
「ラストダンス」。恐れるものは何もない。怒りの曲だけど、何故かとても楽しかった。皆が良い顔してた。これ以上ないという夜になったよ。東田、ありがとう!

会津若松。20年間マイク稼業で生きてきて、初めての街。歴史好きの俺にはマストな街。前に郡山の仲間の案内で猪苗代湖に遊びに行った時、磐梯山の向こうに感じ
ていた街。楽しみにしていたよ。郡山から晴天の下、一路西へ。街全体が寡黙な雰囲気を漂わせていた。箱はREDINK。昔からポスターとか勝手に送ってた。それも
貼っててくれてた!飯は会津の地のものをいただく。本番。俺等もずっと前から行きたいと思っていたけど、会津の人達もずっと前から地元で観たいと思ってくれて
いたんだ!と気付かされた。それが叶ったんだから、ああなるよな。両者の想いが混ざり合い、成就しまくってた。ありがとうございました。もう灼熱過ぎて汗だか
涙だか解らないけれど、とにかく皆でずぶ濡れになって大いに遊んだ。初めましてから一夜であそこまで行けた事、俺は忘れません。会津の仲間、皆、ありがとう!

山形。ここはもう東北のホームでもある。もう何度目なのかは分からない。長年、足を運び物語を書き足してきた。会津から美しい車窓の景色を見ながら到着。短い
夏のピークな感じで、街全体が上がってる感じ。ばっちりだ。舞台はいつものサンディニスタ。リハ前にビスケットレコードでチル。飯は肉を。高知からぶっ続けの
ツアーだったんで、団扇をパタパタやりながらのスタミナ補給。これが美味かった。本番。遠く鶴岡や酒田、郡山、登米からも集まってくれていた。もう派手な装飾
などは必要ない。生と死の間の事柄を駆使したライフストーリー。皆の生活、変化に言葉で立ち入って行く。深い時間でしたね。ありがとうございました。ライブが
シリアスだったが故の終わった後の時間の穏やかさも相変わらず。残ってた仲間との乾杯、会話、笑いで疲れを癒やしてました。皆、達者でね。八鍬、ありがとう!

宇都宮。ここも2000年以来の北関東のホーム。bonsai recordsの10周年の祝い。O.N.O、Calmさんも一緒。間違いなく祭っしょ。茨城空港から車で宇都宮イン。
舞台はNEST。いつもよりも漂ってるワクワクが濃かったな。俺もワクワクしてたぜ。まずは飯だ。初めて行くBAR ONE。美味い料理と会話でリラックス出来た。
箱に戻ると既にO.N.Oが鳴らしまくってる。怒号にも似た歓声がフロアから聞こえてくる。いいね。始めよう。何かに片寄ってる感じじゃなくて、純粋な音楽好きが
多かったね。上げてくれてこっちも時間を忘れて駆け抜けました。ありがとうございました。からのCalm。こちらも攻めのプレイ。俺も真横でインスピレーションを
受け取りながら、翌日のフジロックのシナリオを練っていた。どこ行っても皆が笑ってて、調和に満ちた宴になっていたね。サトシ、テツヤ、ハルキ、ありがとう!

フジロックフェスティバル。夏の山場。5年ぶり5回目。2000年のあのホワイトステージから17年経った。あの日の映像を見返す事はないけど、あの日に起こった
事や、あの日から何が変わっていったのかは今もちゃんと憶えてる。まだインターネットが今程整備されてない時代、もう戻れないあの時代、まだ地元北海道以外で
10回もライブやってなかった俺等が、あの時間のホワイトステージに呼ばれたのは、今思い返すと、俺等に起こった奇跡の1つだと思う。毎年でも行きたいけどね、
出たい人なんて星の数程いる。だから久々やってきたこの機会、春先からずっと間合いを詰めてきた。出番は3日目深夜2:00のレッドマーキー。つまりフェス自体の
最後から3番目。昔も1度、同じ日の同じ時間に出た事はあった。どこであろうとカマす事には変わりはないが、はっきり言ってもうフジロッカーズは殆どが満足して
いる時間だ。疲労のピークなんてとっくに過ぎてる。ましてや今年は雨がひどくて、サバイブにも似た3日間だったと聞いている。ここで、もう1回、絶頂に皆で行け
るのか、俺は行きたいし、連れてく気満々で挑むけど、結果はオーディエンスがその気かどうかにかかってると言っても過言じゃない。だってマジで凄え人等ばかり
だからね。世界からも日本からも本当にどこ切り取ってもハイレベルな音楽家ばかりだから。さあどうなるか、期待と不安の狭間の心境だったよ。吉報は本番直前に
裏の楽屋に届いた。この時間にはあり得ない数の人が集まって来てる、と。道は前にしかないから、こっちは覚悟は決めていたけど、俺もスイッチが入った。では
始めよう。それぞれが土砂降りと泥道を乗り越えて来てくれた。あの場でも俺は言ったが、観たもの、聴いたもの、感じた事や考えていた事、それらに敬意を持ちな
がらも、今日ここまで、そして今日これからを言い表すライブにしたいと思っていた。60分。場面場面が思い出される。俺は書いてて泣けてくるよ。あれは映像にも
残らず、薄まっていく記憶の彼方に消えていく瞬間の美だ。マジで最高だったね!一体何人いたんだろう。とても大きな塊となっていた。確実に一線を越えていた。
3日目の深夜とは思えない、ここぞとばかりに突き抜けまくってる皆のエネルギーが半端なかった。言葉が一語一句、1人1人の3日目の状況や心境に沁み入っていく
のが、その言葉自体を吐き出しながら、俺は感じていた。ここまで続けてきた事への報いがあった。ありがとうございました。重ね重ね、ありがとうございました!


9月以降のライブスケジュールを更新してます。

夏本番、皆、元気に遊べよ~!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2017.07

7月。
今年も既に半分過ぎ去った。あっという間に流れていくね。暑くなってきているが、地に足つけてハッスルしていこうぜ。

2017年、THA BLUE HERBの記念すべき20周年イヤー、リリース第一弾。THA BLUE HERB初となるオフィシャルミックスCDが7月26日に発売になります!
この20年間の旅路を追体験させるが如く、俺等が残してきた音楽を、並べ直し、ミックスするのはTHA BLUE HERBのDJ、DJ DYE。既に作品は完成していて、
俺も何度も聴いてますが、いやほんとマジで間違いない作品になってます。ラップ編、ビート編の2枚組。収録曲は全65曲!困難な大仕事であったと思いますが、
DJ DYE、見事に成し遂げました。我々がどこから来て、どういう道のりを生きて、そこでどういう筋の通し方を実践してきて、どんな人達と出会い、その人達と
どんな時間を過ごしてきたか、全てが明らかになっております。はっきり言ってここで俺等の20年間をあれこれ書くよりも、何よりも説得力があります。何せ、
そこで語られているのは全て俺の言葉であり、O.N.Oの音だから。それらの中に多分に含んでいる変化と、それらが黙示する不変との間に鳴っているのが俺等の
偉大なる旅行記の全てであります。札幌の路上をうろついていた男達が、ヒップホップを知り、真似ながら、やがて本質を見出し、作品を創り、レーベルを創り、
レコードを創り、それらを持って、外の世界に出て行って…、理解者に出会い、互いに知り合いながら、それっきりになったり、再会を重ねたり、友達や仲間と
呼べる人達と、同じ国で同じ時代を過ごして、結婚したり、離婚したり、子供が生まれたり、皆が色々ある中で、俺等はこの国でヒップホップを続ける事の意味を
見出してきた。聴けば解る。自分や自分達の事、地元の物語しか語ってなかった俺等が、どう変化していったのか、が。この世界の広がり方は劇的だぜ。それらを
俺の言葉達で楽しむのは無論の事、ビート編に詰め込まれたO.N.Oのオリジナル過ぎる音世界の発展で楽しむのも、これまた最高です。とにかくCD2枚を通して、
お前は誰にも似ていない表現が出来るのか?というヒップホップを追求していく者達にとっては最も必要な命題が詰まっています。いよいよ7月26日に発売です。
THA BLUE HERB初となるオフィシャルミックスCD。タイトルは名の通り「THA GREAT ADVENTURE」。2枚組。税抜き3,000円。よろしくお願いします!


そして8月23日、THA BLUE HERBとしては4年ぶりとなる新曲を発売します!2013年の「PRAYERS」以来です。あれから、俺もソロアルバムを発表したり、
最近ではバンドと競作したり、制作は続けてはいましたし、O.N.Oも自身のソロアルバム、そしてライブを精力的にこなしていた。俺もソロアルバムを創る時、
初めてO.N.O以外のビートメイカーとがっつり制作するって事で、O.N.Oと、ここを乗り越えて、またO.N.Oのビートに戻ってくる、その時を楽しみにしていると
話していた。そしてその時は遂にやってきた。ただ、最初はO.N.Oから送られてくるビートがどれもヤバ過ぎて、そこからどれかをなんて選べない日々が続いた。
驚愕の連続だったよ。同時にTHA BLUE HERBという、ま、それは俺等なんだけど、そいつ等の隠せぬ実力を再認識した。DYEのミックスCDも、それを再認識
させるには十分過ぎる作品だったし、とにかく、ずっと創り続けてきた俺等の歴史の果てに、また一緒に、近所で、相変わらず誰かに雇われているワケでもなくて
シンプルに自分等が良いと思う曲を創る日々というのが楽しかった。これだよな~と思ってた。作業はまだ続いてますが、大まかな全体像は見えてきております。

タイトルは「愛別EP」。3曲入りCD。1,200円+税。曲名とかは来月お報せします。いつもの事ですが、俺等は最高だと思ってて、皆も最高だと思うと思ってる。


10月29日の東京日比谷野外大音楽堂で行われるTHA BLUE HERB結成20周年ライブのチケットですが、既に先行予約、一般発売、共に前売券は完売しました!
本当にありがとうございます!俺等にとっては経験した事のない大きな興行でして、売れ行きに関してはドキドキもんでしたが、皆のおかげでひとまずは最初の
ヤマは超えました。で、野音ってさ、行った事がある人なら分かると思うけど、会場を囲むようにして公園があってね、完売でチケットを買えなかった人達が外で
聴いたりしてるんだよね。音だけね。それもアリだとは思うけどさ、せっかくだから中に入って来いよって事で、立見スペースを作って、立見チケットを追加発売
します!4,500円。7月8日からです。これが最後の最後です。後々になって何とかしてくれと言われてももうどうしようもありません。既に転売サイトでは高値で
出品されてたり、チケット譲ってくださいって言ってる人が沢山います。前売り買って、指定席ゲットした人も、多分だけど、ライブの間はやっぱり立って観ると
思うので、そこは立見チケットで入ったとしても結局は同じ事なんで。まだ迷ってる人はここを逃さない事を願ってます。立見チケットでも、前売券購入者特典の
非売品CD(THA BLUE HERBの新曲)を付けます。7月8日から、e+とリキッドルーム店頭で発売します。詳しくは野音特設サイトへ。よろしくお願いします!



ここからはライブレポート。

頂。4年ぶり。また帰る事が出来て嬉しかった。前回は初日のトリだった。あのステージからの景色はずっと憶えてる。今年も強者達が揃ってる。静岡空港から
既にワクワクしていたな。独特の自由な空気は相変わらず。そして同世代の音楽家達との再会にずっと笑っていた。出番は15:25。笑顔も消え、緊張感は最大に。
陽は高く、暑さも極まり、そして風も強くなってきた。さあ始めよう。知らずに来た人も知ったと思うが、お気楽な音楽は出来ねえ。喰らいついてくる、俺等の
流儀を知ってるお客との真剣勝負。ただ、投げっ放しでは終わらねえよ。最後は皆で到達したいと思ってた。全てを言い尽くし、笑って別れられた。ありがとう
ございました。出番が終わってもまだまだ宴は続く。そこからは色んなライブを観て、あちこちウロウロ遊んでた。ただ、本当に皆が凄いからね、達成感なんて
すぐに消え去って、俺が持っていない事、持っている事、表現の道の深淵を覗いていました。まだまだこれからだ。南部君、HIROMATIC、ユウキ、ありがとう!

郡山。1年3ヶ月ぶり。最近は毎年行ってる。この街には愉快な仲間がいるんだよ。しかもこの日はTURTLE ISLANDからALKDOの2人が来てる。ちょっと前まで
橋の下に遊びに行ってたからさ、積もる話は沢山あった。俺は前入りだったんで、年季入った街並をあちこち歩きながらリリック書いてた。当日、晴れ。札幌から
DYEが、都内からPAのナオミが合流。リハも問題なし。まずはALKDO。出来れば自分の出番が終わってから酒を片手に観たかったなって思うくらい、ご機嫌な
ライブだった。ただ今夜のメインは俺等だ。いい加減に聴かせられっ放しってワケにはいかねえからよ。ベスト尽くしてやるだけだ。お客も福島のあちこちから
集まってくれていた。何度も郡山でやってるが、今までで1番良かった。ま、いつもそうだけどね。とにかく上げられました。ありがとうございました。からの
締めは地元代表ONE STROKE。ばっちりやり切った。さあ呑もう!そっからはいつものお楽しみの時間、朝はすぐ来たね。酔い夜だった。JON、ありがとう!

この前後、俺は自分の最前線を離れ、別の最前線、BRAHMANのツアーに同行してました。そうです。「ラストダンス」です。仙台、盛岡、東京。どこも完売。
覚悟はしてましたが、どこも激戦でした。出番が通じて最後だったので、BRAHMANとお客のぶつかり合いを楽屋で観て聴いて、そこから出て行く。ハードルは
高く、緊張感も半端なかったが、やり切った。迎え入れてくれたBRAHMAN、チームの皆、そしてお客の皆、ありがとうございました。何故彼等が頂点なのか、
がっつり教えてもらう日々でした。写真は公式Twitterで見れます。自身、楽しめた事も嬉しかった。BRAHMANとは既に長い付き合いになるが、あの曲が俺等を
次の段階に連れ去っていった。「ラストダンス」。次はどこかな。楽しみだな。またいきなり入って行き、がっつり鳴らすので、その時は一緒に踊ってください。

札幌。そんなBRAHMANとのツアー、ゴールが札幌。この日は俺もTHA BLUE HERBで。そしてSLANGも一緒。札幌では中々観れない三つ巴の宴。この意味が
解ってる人は大勢いる。完売御礼。舞台はペニーレーン。開場後、すぐに満員に。皆、早くやろうぜ!って感じでウズウズしてるのが楽屋まで伝わってきてたよ。
先陣はSLANG。20年、俺はあの人の背中を見てきた。あの人とあの人の真っ正直な言葉がこの街のパンクそのものだ。俺も力が入ってたな。そりゃそうだ。この
2組に挟まれてんだから。パンクもヒップホップも関係ねえ。伝わると信じて出来る事は全てやった。あれがこの街のヒップホップだ。ありがとうございました。
からの真打ち、BRAHMAN。凄え奴等だな。いつどこでやってもすぐ沸点。同じ時代に生きられて光栄だ。そして「ラストダンス」。最近ずっとやってきたから
か、この日は緊張しなかった。周りもよく見えた。皆、カオスの海の中、ぶっ飛んでたぜ。地元札幌で出来て良かった。機会を作ってくれたBRAHMANに感謝!

東京でのOLEDICKFOGGYのツアーファイナルにも「弾丸さえあれば」でシークレットで出演してきました。2時間半を超えるライブ、OLEDICKFOGGYを愛する
お客の狂いっぷりも相まって、とんでもない事になってたね!そして改めて「弾丸さえあれば」の破壊力に、俺もトバされてました。ありがとうございました!


7月のライブは9本。どれも楽しそうなメンツ、シチュエーションです。お近くの方は是非!ステージで待ってるぜ~。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2017.06

6月。
全国あちこちもう既に夏なんじゃないか、という暑さですが、こちら札幌も遅ればせながら春の陽気がポカポカっす。

今年の正月から度々アナウンスしてきた、10月29日のTHA BLUE HERB結成20周年ライブ@東京日比谷野外大音楽堂の前売券先行予約が先月終了しました。
初日2時間で500枚を超えて、以降も沢山のエントリーをいただきました。ありがとうございました!集計後、各々に支払いの詳細等の連絡が行きます。そして
代金を支払っていただいて、それぞれが申し込み時に選択した方法(コンビニ引き換えか郵送)で受け取ってもらう形になります。受け取りの詳細についてはe+
からの抽選結果案内(メール)を参照してください。以降6月10日から前売券の一般発売が始まります。こちら先行予約同様、前売券購入者特典で非売品CD(THA
BLUE HERBの新曲)が付きます。一般発売の正式な販売枚数はまだ出ていませんが、ソールドアウトは視野に入ってきております。早めの購入が望ましいです。
詳しくは特設ページへ。

さあ20周年イヤー、いよいよ加速していきますよ~。来たる7月26日にTHA BLUE HERBの初となるオフィシャルミックスCDが発売になります。2015年には
俺、ILL-BOSSTINOがTHA BLUE HERB名義以外で残してきた楽曲のミックスCD「BORDERS」がDJ HIKARUの監修の元に発売になってますが、THA BLUE
HERB関連のみの音源で構成されたミックスCDは20年の歴史で初めてであります。ミックスを手がけるのはもちろんTHA BLUE HERBのDJ、DJ DYEです。
1997年のTHA BLUE HERB結成、THA BLUE HERB RECORDINGS設立、そしてアナログシングル「SHOCK-SHINEの乱 / RAGING BULL」の発売以降、
長い創作の日々でした。今は制作の真っ最中ですが、20年間には俺の声色はもちろん、O.N.Oの音にも大きな変化がありました。同時に、20年という歳月を
貫くTHA BLUE HERBとしての変わらぬ姿勢もまた随所に現れてくるのであります。変わったな~と、変わってないな~、この変化と不変、これらが織りなす
20年で一巻の一大叙事詩であります。タイトルは「THA GREAT ADVENTURE」。頼るべき者が誰もいない、たった2人だけのどん底の苦境から外の世界へ、
やがて外の世界に内なる世界を構築して、そこを見つけ集まって来てくれたオーディエンスとの邂逅。全てはあの夜となっていく、そして現れては去っていく、
人との出会いと別れを数百夜繰り返しつつも、それでもひたすらに続けてきた我等の偉大なる冒険記。それらを、そのノンフィクションの歴史を追体験させるが
如く、誰よりも2人の言葉と音を理解しているDJ DYEが、時空を超え、その言葉と音、メッセージの全ては繋がっていた、必然であったのだと、通俗に溢れる
ラブソングなどとは一線を画す完全オリジナルなヒップホップの地平を切り開いてきたのだと、証明していく。商品は2枚組で、1枚目はラップに、もう1枚は
ビートに焦点をあてた構成です。税抜き3,000円。THA BLUE HERB初のオフィシャルミックスCD「THA GREAT ADVENTURE」。よろしくお願いします!

8月にはTHA BLUE HERB、4年ぶりの新曲も控えております。


ここからはライブレポートを。

東京、渋谷contact。遊びには行ってたけど、ライブするのは初。この夜はBLACK SMOKERの20周年祭。この東京を代表するドープな集団の節目となる夜に
誘ってくれて光栄でした。競演陣もちょっとどこから観ていいのかってくらい豪華でした。あちこちのキーマンが一堂に会した感があったね。リハの段階から
祭が確定な雰囲気に皆ワクワクしてるのが伝わってきて、俺も超上がってました。早くから満員御礼。ライブはSIMI LAB→俺等→THINK TANK。最高っしょ。
SIMI LABのフレッシュなライブもばっちりだった。俺等も燃えたよ。ラフなお客と共に灼熱を駆け抜けたね。ありがとうございました。からのTHINK TANK。
主役の最狂な立ち振る舞い、トバされました。その後も夜通し深過ぎる世界観と賑やかさ、そして何よりピースな雰囲気が続いてた。ヤマキン、ありがとう!

福山。きっちり1年ぶり。もう昨年の段階で誘ってくれてた。既に暑かったね~。福山はもうずっと昔から縁があってね。深夜のクラブや、浜辺の巨大フェスで
良い時間を過ごしてきた街なんだ。駅前も随分綺麗になったな。この夜も大阪からはFIVE NO RISK、そして地元からも沢山の音楽家が集合してた。昨年一緒に
なった人達もいる。俺等も1年間、突っ走ってきたからよ。去年との成長を見せつけなくては先はない。リハ後、尾道ラーメン喰っていざ本番。すでに会場内は
暖まってたね。Adaboも相変わらずファンキーだったな。俺等もやるか。煽り煽られながらの濃密な80分。辿り着いた場所は昨年同様、輝きに満ちていたね。
ありがとうございました。名物の終演後の手料理も美味かった。激戦の疲れに沁みたっす。福山の音楽の更なる発展、願っております。西田君、ありがとう!

森、道、市場。4年前に呼んでもらって以来の出場でした。噂には聞いてたけど、超パワーアップしてた。音楽面も濃いメンツですが、何よりこのフェス、あの
出店の凄さだよね。食べ物、酒、本や服、雑貨屋や家具まで、どこを覗いてもこだわりのお店ばかり。俺も全国色々なフェスに行ってるけど、出店がここまで
充実してるのは中々ない。この手があったか、と思うよね。前日は雨だったらしいけど、この日は快晴。太陽ギラッギラな13:00からの出番でした。飲み食いの
誘惑がハンパないので、どれだけ集まってくれるか不安でしたが、そんな必要はなかったね。登場前から大勢集まってくれて上がりました。からの45分。俺等と
東海の歴史の延長。過ぎ去った輝ける歴史に恥じないライブになった。ありがとうございました。皆の気持ち、ステージまで届いてたよ。堀田君、ありがとう!


今年も豊田で行われた橋の下世界音楽祭に遊びに行ってきました。金土日の3日間、朝から晩まで繰り広げられる祭に身を置き、色々観て聴いてきました。俺は
3年前に初めてライブさせてもらって以来、毎年出番のない年も遊びに行ってまして、これまで沢山の出会いに恵まれ、生きる上でのヒントを受け取ってきた。
やがてこちら北海道側からも沢山の仲間が行くようになっていった。いつものTBHの半被を着て、再会を喜び、呑み、喰い、思索に浸る時間を過ごしてました。
この祭、相変わらずの唯一無二っぷりに毎度の事ながら、がっつりトバされまくってました。はっきり言ってまだ全っ然整理が出来ていません。本当に衝撃的な
経験です。音楽フェスは今や百花繚乱ではありますが、そのどれとも違う。比較が無粋な事を承知で言いますが、とにかくダントツです。豊田の仲間のセンス、
想像力と創造力、多大なる献身は驚異的ですし、それらが生み出す世界がまた、もうおったまげます!目の前に展開される光景が、現世か来世か境目が分から
なくなる。アイディアと努力と廃材と太陽光発電でここまで出来てしまうんだ、とただただ感服するばかりです。どこを切り取っても間違いない、筋が通った
決して堅苦しくないあくまで真っ当な思想があちこちに現出してて、それを理解し集う皆の笑顔がまた、皆ド不良なのですが、笑顔で踊ってて、ゴミを拾って、
子供を笑わせて、とマジで泣けてくる程に調和の取れた世界です。無論、ただただ平和なワケではなく、平和にボケているワケでもなく、生と死の間の全てを
盛り込んだ音楽や演劇や、俺などには言葉に出来ない種類の表現の数々や物の怪の類いが、本気で、命を賭けてぶつかってくる。「知らぬままには帰さない」と
言わんばかりに。とにかく凄い祭です。あの場所の一片になる事が出来て幸せです。豊田の皆、そしてタートルアイランド!今年もありがとうございました!


6月はライブ3本。説明不要の頂!、ALKDOと一緒の郡山!、そしてBRAHMANとSLANGと三つ巴の札幌!どこも激戦必至だ。集まれた皆で突き抜けようぜ。
以降、8月までのライブスケジュールも発表してます。

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