ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2017.07

7月。
今年も既に半分過ぎ去った。あっという間に流れていくね。暑くなってきているが、地に足つけてハッスルしていこうぜ。

2017年、THA BLUE HERBの記念すべき20周年イヤー、リリース第一弾。THA BLUE HERB初となるオフィシャルミックスCDが7月26日に発売になります!
この20年間の旅路を追体験させるが如く、俺等が残してきた音楽を、並べ直し、ミックスするのはTHA BLUE HERBのDJ、DJ DYE。既に作品は完成していて、
俺も何度も聴いてますが、いやほんとマジで間違いない作品になってます。ラップ編、ビート編の2枚組。収録曲は全65曲!困難な大仕事であったと思いますが、
DJ DYE、見事に成し遂げました。我々がどこから来て、どういう道のりを生きて、そこでどういう筋の通し方を実践してきて、どんな人達と出会い、その人達と
どんな時間を過ごしてきたか、全てが明らかになっております。はっきり言ってここで俺等の20年間をあれこれ書くよりも、何よりも説得力があります。何せ、
そこで語られているのは全て俺の言葉であり、O.N.Oの音だから。それらの中に多分に含んでいる変化と、それらが黙示する不変との間に鳴っているのが俺等の
偉大なる旅行記の全てであります。札幌の路上をうろついていた男達が、ヒップホップを知り、真似ながら、やがて本質を見出し、作品を創り、レーベルを創り、
レコードを創り、それらを持って、外の世界に出て行って…、理解者に出会い、互いに知り合いながら、それっきりになったり、再会を重ねたり、友達や仲間と
呼べる人達と、同じ国で同じ時代を過ごして、結婚したり、離婚したり、子供が生まれたり、皆が色々ある中で、俺等はこの国でヒップホップを続ける事の意味を
見出してきた。聴けば解る。自分や自分達の事、地元の物語しか語ってなかった俺等が、どう変化していったのか、が。この世界の広がり方は劇的だぜ。それらを
俺の言葉達で楽しむのは無論の事、ビート編に詰め込まれたO.N.Oのオリジナル過ぎる音世界の発展で楽しむのも、これまた最高です。とにかくCD2枚を通して、
お前は誰にも似ていない表現が出来るのか?というヒップホップを追求していく者達にとっては最も必要な命題が詰まっています。いよいよ7月26日に発売です。
THA BLUE HERB初となるオフィシャルミックスCD。タイトルは名の通り「THA GREAT ADVENTURE」。2枚組。税抜き3,000円。よろしくお願いします!


そして8月23日、THA BLUE HERBとしては4年ぶりとなる新曲を発売します!2013年の「PRAYERS」以来です。あれから、俺もソロアルバムを発表したり、
最近ではバンドと競作したり、制作は続けてはいましたし、O.N.Oも自身のソロアルバム、そしてライブを精力的にこなしていた。俺もソロアルバムを創る時、
初めてO.N.O以外のビートメイカーとがっつり制作するって事で、O.N.Oと、ここを乗り越えて、またO.N.Oのビートに戻ってくる、その時を楽しみにしていると
話していた。そしてその時は遂にやってきた。ただ、最初はO.N.Oから送られてくるビートがどれもヤバ過ぎて、そこからどれかをなんて選べない日々が続いた。
驚愕の連続だったよ。同時にTHA BLUE HERBという、ま、それは俺等なんだけど、そいつ等の隠せぬ実力を再認識した。DYEのミックスCDも、それを再認識
させるには十分過ぎる作品だったし、とにかく、ずっと創り続けてきた俺等の歴史の果てに、また一緒に、近所で、相変わらず誰かに雇われているワケでもなくて
シンプルに自分等が良いと思う曲を創る日々というのが楽しかった。これだよな~と思ってた。作業はまだ続いてますが、大まかな全体像は見えてきております。

タイトルは「愛別EP」。3曲入りCD。1,200円+税。曲名とかは来月お報せします。いつもの事ですが、俺等は最高だと思ってて、皆も最高だと思うと思ってる。


10月29日の東京日比谷野外大音楽堂で行われるTHA BLUE HERB結成20周年ライブのチケットですが、既に先行予約、一般発売、共に前売券は完売しました!
本当にありがとうございます!俺等にとっては経験した事のない大きな興行でして、売れ行きに関してはドキドキもんでしたが、皆のおかげでひとまずは最初の
ヤマは超えました。で、野音ってさ、行った事がある人なら分かると思うけど、会場を囲むようにして公園があってね、完売でチケットを買えなかった人達が外で
聴いたりしてるんだよね。音だけね。それもアリだとは思うけどさ、せっかくだから中に入って来いよって事で、立見スペースを作って、立見チケットを追加発売
します!4,500円。7月8日からです。これが最後の最後です。後々になって何とかしてくれと言われてももうどうしようもありません。既に転売サイトでは高値で
出品されてたり、チケット譲ってくださいって言ってる人が沢山います。前売り買って、指定席ゲットした人も、多分だけど、ライブの間はやっぱり立って観ると
思うので、そこは立見チケットで入ったとしても結局は同じ事なんで。まだ迷ってる人はここを逃さない事を願ってます。立見チケットでも、前売券購入者特典の
非売品CD(THA BLUE HERBの新曲)を付けます。7月8日から、e+とリキッドルーム店頭で発売します。詳しくは野音特設サイトへ。よろしくお願いします!



ここからはライブレポート。

頂。4年ぶり。また帰る事が出来て嬉しかった。前回は初日のトリだった。あのステージからの景色はずっと憶えてる。今年も強者達が揃ってる。静岡空港から
既にワクワクしていたな。独特の自由な空気は相変わらず。そして同世代の音楽家達との再会にずっと笑っていた。出番は15:25。笑顔も消え、緊張感は最大に。
陽は高く、暑さも極まり、そして風も強くなってきた。さあ始めよう。知らずに来た人も知ったと思うが、お気楽な音楽は出来ねえ。喰らいついてくる、俺等の
流儀を知ってるお客との真剣勝負。ただ、投げっ放しでは終わらねえよ。最後は皆で到達したいと思ってた。全てを言い尽くし、笑って別れられた。ありがとう
ございました。出番が終わってもまだまだ宴は続く。そこからは色んなライブを観て、あちこちウロウロ遊んでた。ただ、本当に皆が凄いからね、達成感なんて
すぐに消え去って、俺が持っていない事、持っている事、表現の道の深淵を覗いていました。まだまだこれからだ。南部君、HIROMATIC、ユウキ、ありがとう!

郡山。1年3ヶ月ぶり。最近は毎年行ってる。この街には愉快な仲間がいるんだよ。しかもこの日はTURTLE ISLANDからALKDOの2人が来てる。ちょっと前まで
橋の下に遊びに行ってたからさ、積もる話は沢山あった。俺は前入りだったんで、年季入った街並をあちこち歩きながらリリック書いてた。当日、晴れ。札幌から
DYEが、都内からPAのナオミが合流。リハも問題なし。まずはALKDO。出来れば自分の出番が終わってから酒を片手に観たかったなって思うくらい、ご機嫌な
ライブだった。ただ今夜のメインは俺等だ。いい加減に聴かせられっ放しってワケにはいかねえからよ。ベスト尽くしてやるだけだ。お客も福島のあちこちから
集まってくれていた。何度も郡山でやってるが、今までで1番良かった。ま、いつもそうだけどね。とにかく上げられました。ありがとうございました。からの
締めは地元代表ONE STROKE。ばっちりやり切った。さあ呑もう!そっからはいつものお楽しみの時間、朝はすぐ来たね。酔い夜だった。JON、ありがとう!

この前後、俺は自分の最前線を離れ、別の最前線、BRAHMANのツアーに同行してました。そうです。「ラストダンス」です。仙台、盛岡、東京。どこも完売。
覚悟はしてましたが、どこも激戦でした。出番が通じて最後だったので、BRAHMANとお客のぶつかり合いを楽屋で観て聴いて、そこから出て行く。ハードルは
高く、緊張感も半端なかったが、やり切った。迎え入れてくれたBRAHMAN、チームの皆、そしてお客の皆、ありがとうございました。何故彼等が頂点なのか、
がっつり教えてもらう日々でした。写真は公式Twitterで見れます。自身、楽しめた事も嬉しかった。BRAHMANとは既に長い付き合いになるが、あの曲が俺等を
次の段階に連れ去っていった。「ラストダンス」。次はどこかな。楽しみだな。またいきなり入って行き、がっつり鳴らすので、その時は一緒に踊ってください。

札幌。そんなBRAHMANとのツアー、ゴールが札幌。この日は俺もTHA BLUE HERBで。そしてSLANGも一緒。札幌では中々観れない三つ巴の宴。この意味が
解ってる人は大勢いる。完売御礼。舞台はペニーレーン。開場後、すぐに満員に。皆、早くやろうぜ!って感じでウズウズしてるのが楽屋まで伝わってきてたよ。
先陣はSLANG。20年、俺はあの人の背中を見てきた。あの人とあの人の真っ正直な言葉がこの街のパンクそのものだ。俺も力が入ってたな。そりゃそうだ。この
2組に挟まれてんだから。パンクもヒップホップも関係ねえ。伝わると信じて出来る事は全てやった。あれがこの街のヒップホップだ。ありがとうございました。
からの真打ち、BRAHMAN。凄え奴等だな。いつどこでやってもすぐ沸点。同じ時代に生きられて光栄だ。そして「ラストダンス」。最近ずっとやってきたから
か、この日は緊張しなかった。周りもよく見えた。皆、カオスの海の中、ぶっ飛んでたぜ。地元札幌で出来て良かった。機会を作ってくれたBRAHMANに感謝!

東京でのOLEDICKFOGGYのツアーファイナルにも「弾丸さえあれば」でシークレットで出演してきました。2時間半を超えるライブ、OLEDICKFOGGYを愛する
お客の狂いっぷりも相まって、とんでもない事になってたね!そして改めて「弾丸さえあれば」の破壊力に、俺もトバされてました。ありがとうございました!


7月のライブは9本。どれも楽しそうなメンツ、シチュエーションです。お近くの方は是非!ステージで待ってるぜ~。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2017.06

6月。
全国あちこちもう既に夏なんじゃないか、という暑さですが、こちら札幌も遅ればせながら春の陽気がポカポカっす。

今年の正月から度々アナウンスしてきた、10月29日のTHA BLUE HERB結成20周年ライブ@東京日比谷野外大音楽堂の前売券先行予約が先月終了しました。
初日2時間で500枚を超えて、以降も沢山のエントリーをいただきました。ありがとうございました!集計後、各々に支払いの詳細等の連絡が行きます。そして
代金を支払っていただいて、それぞれが申し込み時に選択した方法(コンビニ引き換えか郵送)で受け取ってもらう形になります。受け取りの詳細についてはe+
からの抽選結果案内(メール)を参照してください。以降6月10日から前売券の一般発売が始まります。こちら先行予約同様、前売券購入者特典で非売品CD(THA
BLUE HERBの新曲)が付きます。一般発売の正式な販売枚数はまだ出ていませんが、ソールドアウトは視野に入ってきております。早めの購入が望ましいです。
詳しくは特設ページへ。

さあ20周年イヤー、いよいよ加速していきますよ~。来たる7月26日にTHA BLUE HERBの初となるオフィシャルミックスCDが発売になります。2015年には
俺、ILL-BOSSTINOがTHA BLUE HERB名義以外で残してきた楽曲のミックスCD「BORDERS」がDJ HIKARUの監修の元に発売になってますが、THA BLUE
HERB関連のみの音源で構成されたミックスCDは20年の歴史で初めてであります。ミックスを手がけるのはもちろんTHA BLUE HERBのDJ、DJ DYEです。
1997年のTHA BLUE HERB結成、THA BLUE HERB RECORDINGS設立、そしてアナログシングル「SHOCK-SHINEの乱 / RAGING BULL」の発売以降、
長い創作の日々でした。今は制作の真っ最中ですが、20年間には俺の声色はもちろん、O.N.Oの音にも大きな変化がありました。同時に、20年という歳月を
貫くTHA BLUE HERBとしての変わらぬ姿勢もまた随所に現れてくるのであります。変わったな~と、変わってないな~、この変化と不変、これらが織りなす
20年で一巻の一大叙事詩であります。タイトルは「THA GREAT ADVENTURE」。頼るべき者が誰もいない、たった2人だけのどん底の苦境から外の世界へ、
やがて外の世界に内なる世界を構築して、そこを見つけ集まって来てくれたオーディエンスとの邂逅。全てはあの夜となっていく、そして現れては去っていく、
人との出会いと別れを数百夜繰り返しつつも、それでもひたすらに続けてきた我等の偉大なる冒険記。それらを、そのノンフィクションの歴史を追体験させるが
如く、誰よりも2人の言葉と音を理解しているDJ DYEが、時空を超え、その言葉と音、メッセージの全ては繋がっていた、必然であったのだと、通俗に溢れる
ラブソングなどとは一線を画す完全オリジナルなヒップホップの地平を切り開いてきたのだと、証明していく。商品は2枚組で、1枚目はラップに、もう1枚は
ビートに焦点をあてた構成です。税抜き3,000円。THA BLUE HERB初のオフィシャルミックスCD「THA GREAT ADVENTURE」。よろしくお願いします!

8月にはTHA BLUE HERB、4年ぶりの新曲も控えております。


ここからはライブレポートを。

東京、渋谷contact。遊びには行ってたけど、ライブするのは初。この夜はBLACK SMOKERの20周年祭。この東京を代表するドープな集団の節目となる夜に
誘ってくれて光栄でした。競演陣もちょっとどこから観ていいのかってくらい豪華でした。あちこちのキーマンが一堂に会した感があったね。リハの段階から
祭が確定な雰囲気に皆ワクワクしてるのが伝わってきて、俺も超上がってました。早くから満員御礼。ライブはSIMI LAB→俺等→THINK TANK。最高っしょ。
SIMI LABのフレッシュなライブもばっちりだった。俺等も燃えたよ。ラフなお客と共に灼熱を駆け抜けたね。ありがとうございました。からのTHINK TANK。
主役の最狂な立ち振る舞い、トバされました。その後も夜通し深過ぎる世界観と賑やかさ、そして何よりピースな雰囲気が続いてた。ヤマキン、ありがとう!

福山。きっちり1年ぶり。もう昨年の段階で誘ってくれてた。既に暑かったね~。福山はもうずっと昔から縁があってね。深夜のクラブや、浜辺の巨大フェスで
良い時間を過ごしてきた街なんだ。駅前も随分綺麗になったな。この夜も大阪からはFIVE NO RISK、そして地元からも沢山の音楽家が集合してた。昨年一緒に
なった人達もいる。俺等も1年間、突っ走ってきたからよ。去年との成長を見せつけなくては先はない。リハ後、尾道ラーメン喰っていざ本番。すでに会場内は
暖まってたね。Adaboも相変わらずファンキーだったな。俺等もやるか。煽り煽られながらの濃密な80分。辿り着いた場所は昨年同様、輝きに満ちていたね。
ありがとうございました。名物の終演後の手料理も美味かった。激戦の疲れに沁みたっす。福山の音楽の更なる発展、願っております。西田君、ありがとう!

森、道、市場。4年前に呼んでもらって以来の出場でした。噂には聞いてたけど、超パワーアップしてた。音楽面も濃いメンツですが、何よりこのフェス、あの
出店の凄さだよね。食べ物、酒、本や服、雑貨屋や家具まで、どこを覗いてもこだわりのお店ばかり。俺も全国色々なフェスに行ってるけど、出店がここまで
充実してるのは中々ない。この手があったか、と思うよね。前日は雨だったらしいけど、この日は快晴。太陽ギラッギラな13:00からの出番でした。飲み食いの
誘惑がハンパないので、どれだけ集まってくれるか不安でしたが、そんな必要はなかったね。登場前から大勢集まってくれて上がりました。からの45分。俺等と
東海の歴史の延長。過ぎ去った輝ける歴史に恥じないライブになった。ありがとうございました。皆の気持ち、ステージまで届いてたよ。堀田君、ありがとう!


今年も豊田で行われた橋の下世界音楽祭に遊びに行ってきました。金土日の3日間、朝から晩まで繰り広げられる祭に身を置き、色々観て聴いてきました。俺は
3年前に初めてライブさせてもらって以来、毎年出番のない年も遊びに行ってまして、これまで沢山の出会いに恵まれ、生きる上でのヒントを受け取ってきた。
やがてこちら北海道側からも沢山の仲間が行くようになっていった。いつものTBHの半被を着て、再会を喜び、呑み、喰い、思索に浸る時間を過ごしてました。
この祭、相変わらずの唯一無二っぷりに毎度の事ながら、がっつりトバされまくってました。はっきり言ってまだ全っ然整理が出来ていません。本当に衝撃的な
経験です。音楽フェスは今や百花繚乱ではありますが、そのどれとも違う。比較が無粋な事を承知で言いますが、とにかくダントツです。豊田の仲間のセンス、
想像力と創造力、多大なる献身は驚異的ですし、それらが生み出す世界がまた、もうおったまげます!目の前に展開される光景が、現世か来世か境目が分から
なくなる。アイディアと努力と廃材と太陽光発電でここまで出来てしまうんだ、とただただ感服するばかりです。どこを切り取っても間違いない、筋が通った
決して堅苦しくないあくまで真っ当な思想があちこちに現出してて、それを理解し集う皆の笑顔がまた、皆ド不良なのですが、笑顔で踊ってて、ゴミを拾って、
子供を笑わせて、とマジで泣けてくる程に調和の取れた世界です。無論、ただただ平和なワケではなく、平和にボケているワケでもなく、生と死の間の全てを
盛り込んだ音楽や演劇や、俺などには言葉に出来ない種類の表現の数々や物の怪の類いが、本気で、命を賭けてぶつかってくる。「知らぬままには帰さない」と
言わんばかりに。とにかく凄い祭です。あの場所の一片になる事が出来て幸せです。豊田の皆、そしてタートルアイランド!今年もありがとうございました!


6月はライブ3本。説明不要の頂!、ALKDOと一緒の郡山!、そしてBRAHMANとSLANGと三つ巴の札幌!どこも激戦必至だ。集まれた皆で突き抜けようぜ。
以降、8月までのライブスケジュールも発表してます。

ILL-B