ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2026.02

2月。

札幌は年明け早々に暴風雪が来て、そこ落ち着いたと思ったら超大雪だったりと大変でしたが、そちらはどんな感じでしょうか。冬の底、楽しんでますか。

俺は今タイのチェンマイに来ています。2年前にスリランカ行った時にバンコク経由だったんで、その旅以来のタイ。ここチェンマイは実に25年ぶりに
来ちゃいました。前回は2000年の年の暮れから年明け、そう、21世紀に入るタイミングでこの街にいました。その時は結果的に11ヶ月の世界放浪でして、
秋に日本発って、バンコクからラオスに行って、メコン川を伝ってタイに再入国して、北部の街を回ってチェンマイに来たんですね。俺、29歳。東京で
出発前日にクラッシュさんと「CANDLE CHANT」を録って、そこで仕事にひと段落付けて、バックパック背負って世界に踏み出したんです。バンコクも
まだ今のド派手な空港じゃなくてね、先に行ってたO.N.Oが迎えに来てくれて、そこから、何せ安旅仕様なので、鉄道で街まで行って、カオサン行って
俺等の仲間の定宿ジプシーゲストハウスに着いてって感じのスタートでした。実質初の世界旅行で、まあ上がってましたね。インターネットもまだ出始めで、
ローマ字で打って読んでってノリ。日本語が入ってなかったんですよ。なので日本の仲間と連絡取るくらいで、地図も情報も何もそこからなんて
手に入れる事はなかったね。地球の歩き方すら知らなかったし。まずなんとかして街に着いて、宿を回って部屋見て値段交渉する。それはそれは大きく
回り道はしたんだろうけど、それしか手はない。今とは全然違いますね。宿のベランダで一服しつつ、色んな国から来た人のどこそこ行った話を聞いて、
次にどこに行くのかを決める。持ってるのはバングラデシュ航空の1年オープンのチケットのみ。たまらなく自由でしたね。O.N.Oとラオス行って、
ビエンチャンからワンビエン、シェンクワンのジャール平原行って。そこは7年後またO.N.OやDYEや仲間と3枚目のアルバムの中ジャケットの写真を
撮りに行ったんです。ビエンチャンの博物館で見た1枚の写真と同じ構図で撮ろうぜって。1回目の時は、よく来たな日本人ってくらいまだ全然足を
踏み入れた奴等は少ない土地っぽくて、同年代からちょっと若いかな、体中にカブトムシをテープで付けて、そのまま日本行って、カブトムシ全部
売って金作ってゲストハウス建てた奴と相方と俺とO.N.Oの4人で毎日色んな遺跡で遊んでました。そこからルアンパバーンに行って、そこでO.N.Oが
日本に帰って、いよいよ一人旅になって。寂しくてね。メコン川ボートで上って、タイに入って、一応見とくかってゴールデントライアングル行って、
で、チェンマイ。あれから25年。世界も俺も随分変わって、ほんと便利になって。コーヒー飲みたくてもネスカフェしかなかったのに、今はチェンマイ
近郊でコーヒー豆の栽培が定着して、焙煎も自分達でやる美味しいお店もたくさんあって、前は生ビールもなかったけど、現地のIPAの生があったり。
25年前は1000円以上の宿には泊まらないとか言ってても、選択肢がめちゃあって、それが普通だったけど、今はもう違って、それでも値段以上の快適さを
享受させてもらってる。円も弱くなって、換算して比較すると随分と状況は悪い方に変わったけど、それでも、まだ全然ね、楽させてもらってると思う。
タイにおける富の偏在は日本なんて比べものにならないくらい酷くて、階級差も厳然とあって、そこを変えようとずっと頑張ってるけど、中々変わらなくて、
どの国にもそりゃ色々あるけど、ほんと皆さん商魂逞しく生きている。昔みたいにアメリカの属国程度の国から来たガキがただの為替のマジックでまるで
貴族みたいな生活が出来るような状況はやっぱり間違いで、不公平や不条理の象徴がリュック背負って歩いてて、本人気付いてなくて、タイは安い安いで
旅人気取ってたのは今思うと気恥ずかしくもなる。そう思うと、かける3だったのが、かける5になってる今の方が、自然に地元の皆さんの世界に入って
いける感じがする。そこら辺は人それぞれですが、俺はそう思う。BOSSなんて通り名を捨て、当たり前だけど本名を名乗って。でも話が進んで、俺の
やってる事を知ってくれてる人もいたり、何せまだ2000年。それでも知っててくれたりもして、11ヶ月の放浪、タイ、ラオスからタイに戻って、ネパール
行って、トルコからギリシャ、ジュネーブからアムス、そしてニューヨーク、911があって、またアムス行って、最後にまたタイ、1年オープンチケットで
帰ってくる。その間、その街でちょっとツルんだり、一緒にヒマラヤに入ったり、思いがけずに再会したり。あの輝ける日々、出会った奴等、元気かい。
今も旅してるかい。

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2026.01

2026年元旦。
明けましておめでとうございます。
穏やかな正月を各地で迎えられている事を札幌から願ってます。

昨年も皆様の多大なる理解と愛のおかげでやりたい事をやり遂げられました。ライブも無事に全スケジュールを終える事が出来ました。各地に体を運んで集まって
くれて、手伝ってくれて、情報を広げてくれて、助かりました。ありがとうございました。制作に関しては今年に色々と仕掛けていくために昨年はずっと準備して
いたようなものでした。立案も自分、発注元も発注先も自分、ここで完成と決めるのも決められるのも自分。形になったものから順に届けていこうと思ってます。
その場の勢いで一気に仕上げた曲もあり、マジでもう5年とかかけてる曲もあったり、どれもあなたの楽しみになれると思ってますんで楽しみにしててください。

世界も日本も激動で、個々の人生もまた激動で、ただ楽天的である事すらも難しくなってくるような予感や予兆が立ち込めている昨今ですが、それはずっと思って
たし言ってもきたけどいよいよ始まったねって感じなんで、適者生存なんで、別にジタバタしてませんが、でも戦争とかね、そういうのはほんと嫌ですね。それに
向かって煽ってくる政治屋とか踊らされてる人とかあちこちいますね。あのね、政治とかってのは高尚に見えても結局ストリートと同じでね。本物の痛みを知って
る人、既に暴力の無意味さをその痛みで知ってる人ってのはそれをどう遠ざけるかで生きていくもんでして、それが智慧というものです。痛みそのものもその辺の
やり取りも知らん、坊ちゃん嬢ちゃんが口先だけで調子こいてるとがっつりやられちまうぜって俺あたりは思っちゃいます。でもそんな奴等に巻き添えなんて勘弁
なんで。マジでボケっとしてたら一気に崩れていきますよ。この国の国民は簡単に熱せられて流されやすい危うい気質を持っていますから。おっかねえ時代です。

こちとら衣食住の次の音楽ですけど、それはコロナの時を思い返せばとても脆弱な存在とされてるらしく、でもそれはビジネス上って事でね、安い軽い早いだけの
今の大きなビジネスのシステム上ではって事で、所謂アンダーグラウンドではそこに期待や希望の重きを置いてる人、俺もね、そこで強固に繋がってる世界もまた
あって、そこでは誰も全然諦めてなくて、次こそはと狙ってる奴等ばかりで、そんな奴等を相手にいやいやこっちもまだまだこっからなんだわとかって俺も本気で
思ってもいるんです。世の中が困難な方に寄ってった方が力を発揮する音楽、音楽家ってのはちゃんといます。古今東西そういう人達が紡いできた細くも切れない
糸ってのがある。それでおめえはどうやって生きてきたんだ。それでおめえはどうやって生きていきたいんだ。そう問いかけてくるような音楽。音楽だけじゃなく
ても、そういう本や映画や演劇や、人間の創作物が残ってる。それらは前述の智慧の遺産です。サブスクにはないかもしれませんが、どこかで求める人をじっと
待っている。その時間を耐えられるもの、現在と未来の時間差を説明抜きで感覚的に超えられるもの。そうです。俺もこれからのためにこれまでがあったんです。

俺等のパーティー。近隣で集まれた人達のパーティーでももちろんあるけど、互いが遠く離れたとこでもこうして繋がり、互いの土地や状況を想像し合い、いつか
集まれる日までじっくり醸していくようなパーティーでもある。今の顔馴染みな人達も全てはそこから始まってもいる。ただの音楽ですが、街行く誰もが知ってる
類じゃないですが、が故に表情を確かめられるパーティー。独りじゃないんだよ。向かい風の強まってくる時代、しなやかにパーティーを続けていきましょう。

以下YEAR END TOURのレポートを。写真はこちらから。

札幌。ツアー初日は地元から。去年もその予定だったんだけど俺がインフルになっちゃって、なので今年はまず開催出来てホッとしてました。ただギリまでセット
組んでて、それはお客のいないDYEと2人の状況だったんで、実際にお客の前で演ったらどうなるのか、そこはやっぱり予想でしかなくて。初日はいつもそうなん
だけど、緊張感が半端なかった。でも始めてみれば、待っててくれたのはホームタウン、今回も10日で完売のお客さんで。初っ端からずっと上げてくれて、俺等も
ノリノリでやれました。仲間や先輩も交えて、前週のB.I.G.JOEの引退ライブからのインスピレーションへのアンサー的なノリもありつつ、2025年札幌ストリート
事情も出会いから別れまでを全部盛り込んでのセット。そこに皆の理解を混ぜ込み完成しました。外は氷点下でしたが熱い夜になった。ありがとうございました。

大阪。2日目。今回は初めての箱、アメリカ村のど真ん中、DROPデビューです。札幌から遠路遥々着いたら楽屋にはSHINGO★西成からホルモンとシャンパンの
差し入れが。粋な出迎えに上げられました。街はクリスマスイブ。天気も雨混じりでさ。でも集まってくれてね。実は年忘れし切れない悲しい出来事が今年は俺に
起こってね。なので初日の札幌もだったんですが、いつもよりシリアスさや悲しみも隠せなくて。でも、ほんと俺等はもうね、いい大人でさ。色々抱えてて。年末
大騒ぎ目当てのお客にはアレかもしれないけど、こっちの感覚だとね、何気に共有出来てる寂寥ってのがあって。互いを察しつつ、見守りつつ、上がってくるのを
待っててくれてて。で、その時が来たら皆でがっつり上がってって。ほんとこの人達で良かったなって思ってたよ。浪速の人情ですね。ありがとうございました。

京都。ここでワンマン行脚を一旦離れて対バン戦へ。祝MUSE35周年。店長行貞が集めた3組。俺等、奇妙礼太郎、BANYAROZ。字面だけでワクワクしますね。
今宵は俺等が先陣やらせていただきます。40分であれ以上は出来ないってとこまで精一杯熱量焚き付けて、奇妙君がまた一転抑制されているけどしかし内に熱を
込めた演奏。めちゃ良い。今年起こった別れを思い出して一瞬泣きそうにもなれた。からのBANYAROZの泥臭い木屋町ファンクでダンス。真に楽しい時ってのは
マジあんな感じであっという間。からのセッション。BANYAROZに入っていく俺と奇妙君はその日が初対面。でも出来ちゃうんです。それぞれがやってる表現を
軽々と超えられちゃう。あれは伝説確定ですね。久々に京都で音楽の歓びを理屈抜きで満喫出来てもう最高以外に語彙があるわけない。ありがとうございました。

東京。そして2025年のライブ行脚のゴール、ホームリキッドです。今年も東京では激戦をあちこちで組んでもらいました。全部を皆で楽しんで、がっつり勝って、
最後のワンマンです。いつもはどっか喫茶店寄って新聞読んで行くけど今日は早めに行きます。THA BLUE HARVESTの皆が各々の自慢の品を持ち寄ってワイワイ
やってるんで。コーヒーとチョコをゲットして楽屋で新聞読みます。リハやってTHA BLUE HARVESTの皆がご飯を持って来てくれます。去年は熊肉の蕎麦いただ
いて、俺が腹持ちがなかったと言ったらしくて(ほんとすみません!)、熊肉の雑煮をいただきました。オホーツクの蛸、京都の牛やパテ、能登のカレーとパスタ、
鹿児島のラーメン、名古屋のホットドッグ、横浜のローズマリーのアイス、豊橋のおかずセットをいただき、さあ準備万端!そっから160分。久々にその領域まで
届きましたね。声も枯れ果て、でも熱意は冷めず、自ら背負った使命は完遂しました。今はホテル帰ってきて書いてるんですが、ほんと凄い表現です。前人未到の
空間彫刻です。この世とあの世を繋ぎ、悲哀も大事に抱き抱え、それでも楽しみ満願成就です。DYEと2人でずっと試行錯誤を重ねて組み上げて、それをPA703と
照明畠中とアシスタントさんとヤツさんに整えてもらって、B.I.G.JOEにがっつり火を入れてもらって、それをそこで生き合わせた皆が最初から最後まで見届け、
聴き入れ、己の人生と共に酸いも甘いも嚙み分け味わってくれて、遂に完成した2025年最後の思い出。あれ以上はやはりなかったね。ありがとうございました。

さあ始めよう。万事待ったなしだ。もしも俺と共にあるのなら今年も忙しくなるぜ。またあんな終わり方をしたいからさ。個々で出来るベストを尽くしましょう。

1曲贈ろう。年始はこれ。いつもこれ。かっ飛んでこう!

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.12

12月。
今年もあと1ヶ月ですね。今年のリリースはAK-69に誘ってもらった「道」だけでした。でもスタジオワークは継続してまして、ずっと準備してました。はい。
次のプロジェクトが間もなくやってきます。お楽しみにとしかまだここでは言えないんですが、これは確実に皆のお楽しみになります。もうしばらくお待ちを。

って事で今年はずっとライブでしたね。相変わらずでした。心技体が極まった状態にあると、年間を通してステージで思ってました。同時にね、これがいつまで
続くんだろうかとも、そして今しかないとも。どこ行ってもリリースもしてないのに集まってくれて、皆の多大な愛と理解を受けて、俺とDYEも頭捻って新旧の
曲達を組み合わせて、新しい景色と変わらぬ景色を一夜に両立させるために修練重ねて、毎夜喝采浴びて終えられて、で、今年もここまで来たというわけです。
おかげさんです。ありがとうございます。

さあ残すは4本。ばっちり狙い定めてます。お近くの方は狙い定めていてください。これを終えないとね、年を越せません。YEAR END TOUR 2025でございます。
12月21日(日) 札幌 KLUB COUNTER ACTION
12月24日(水) 大阪 アメリカ村 DROP
12月29日(月) 東京 LIQUIDROOM
札幌は前売り完売。東京も徐々に埋まってきてます。お早めの前売りゲットをオススメします。
12月26日(金)京都MUSEもあります。ここも楽しい事になるの確実です。

29日の東京はこれも毎年恒例になってます、THA BLUE HERBの音楽で繋がったという各地の生産者や料理人や表現者がLIQUIDROOM2階に集合して、それぞれ
地元から持ち寄った食べ物やチョコやアイスやコーヒーやワインを食べて呑んで、身も心も温めて、そのまま皆でTHA BLUE HERBのライブを観ようぜという、
ほんとありがたいイベントが開催されます。俺等も毎年楽屋にあれこれ差し入れしてもらい、それ食べてライブに臨んでる。変なの入ってない、何より気持ちが
がっつり入ってる。それを食べて燃やして表現で返す。全ての辻褄が合う善き循環です。13:00から入場無料です。是非お腹を空かせて早めに来てください。

11月も激戦続きでした。写真はこちらから。

豊橋。もう何回目なんだろ。強者ひしめく三河エリアの俺等の大事なホーム、Quarkに3年ぶりに帰還。ここの深夜のダンスフロアをマイク1本で制御、統率、爆発
出来ないとラッパーじゃねえよな。昔はこんな現場ばかりでしたが最近はライブハウスが多いので、こういう場所は大事です。熱心に聴いてくれてる人は無論、
一見さん含めその街の週末に集う遊び人、酔っ払い、俺もさ、底から出てきた人間なんでね、一触即発もあるし、なんなら暴力もある。そんな場所を音と言葉で
ピースなパーティーに仕上げていく。この仕事の醍醐味ですね。前後を久々のK-BOMB、CONOMARKに挟まれた心強さもあってリラックスしながらもド派手に
接近戦を生き残りました。この日はO.N.Oもいてね。終わってからの皆での乾杯、談笑が最高最幸でしたね。ありがとうございました。修一君お疲れ様でした!

尽未来祭2025。祝BRAHMAN30周年。この人達がいたからここまで俺も真剣に自分等の表現を高めようと思えた。そしてそれは俺だけじゃない。大勢集まった。
演者も、お客も、皆がその想いを共有してる。あの巨大な会場全体に満ちていた。俺等には年に1度あるかないかの大箱。腕利きが右往左往してて、でも身勝手な
ノリじゃなくて、どこ行っても誰に会ってもBRAHMANへの愛しかなかったね。俺等も40分、きっちり役割を全うさせてもらいました。そりゃがっつりかました
けど、どんどん上塗りされていく。最後のBRAHMANへ向かって積み上げていく。その過程が何より美しかった。そしてトリのBRAHMAN。送り手受け手の熱意
が極まってたね。あれで初日。3日間やるんだから驚愕もんですよ。俺もまだまだ頑張れる、信じれる。ありがとうございました。スタッフさんお疲れ様でした!

小樽。初上陸。札幌から近い分、遠かった。去年MV撮影に行って、地元に根ざす多くの方々と繋がれて、チャンスを逃さずにここに実現です。駅でYAS I AMの
迎えを受け今夜の舞台BONZへ。ここもずっとその名を聞いていた。リハから旧知の仲間達が続々集まる。親になってたりもしてて、それでも俺等は変わらない。
何より今夜のパーティーに皆が超ワクワクしてる。前売り完売、満員御礼。詰め込んでたね~。久々の酸欠寸前の真夜中のクラブ。かなり過酷な状況だったが、
まあ任せといて。そっから90分。あの接近戦。俺には小樽で頑張ってる人達に伝えたい事がめちゃあった。全部置いてきた。あれがTHA BLUE HERB。初対面で
最高近づけた。皆のテンションがずっと高くて、それはライブの前も後もで。全開で遊ばせてもらいました。ありがとうございました。YASお疲れ様でした!

函館。俺の故郷。ここで生まれ育ち、高校までいたんです。9年ぶりなので、その間にこの街の友達が随分増えた。寂れていく一方の時期からまた時代は変わり、
今は新しいメンツが混ざって活気がある。ここが良きタイミングでの帰還だと俺は思ってたし、それはきっと集まった人達もそうだったと思う。特急北斗で一路
南へ。あちこち懐かしい風景が待っていた。舞台はCOCOA。この辺りもよく原チャリで走ってた。ラッパーどころかヒップホップも知らなかった。ほんと運命の
神秘だよ。同じdj honda道場の仲間、J.E.R.Oが先に演ってくれた。フロアには色んな世代が集まってくれてた。曲間、些か喋り過ぎもしたな。まあしょうがねえ
よな。故郷だぜ。あんな感じで頑張ってるよ。互いにさ、信念貫き、生き残ってまたあんな感じで会うべ。ありがとうございました。北森さんお疲れ様でした!

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.11

11月。
こっちはもう既に秋も終わろうとしています。最近は秋が短いね。散り際の美しさを楽しみましょう。今年もあとわずか。いつ、どこででも楽しんでいきましょう。

以下、発表されてます。YEAR END TOUR 2025。
すっかり恒例になった年忘れライブ。ホーム札幌が完売しました。いつもいつもすぐに動いてくれてほんと上げられてます。ありがとう。
以下、前売り発売中です。
12月24日(水) 大阪 アメリカ村 DROP
12月29日(月) 東京 LIQUIDROOM

12月26日に京都MUSEも決定してます。

秋のツアーが無事終了しました。今年は沖縄、鹿児島、新宿、町田、松阪でした。写真はこちらから。各地のカメラマンさん、残してくれてありがとう。

沖縄。気付けばもうずっと年1回ここでやってます。那覇のホームOutputへ帰還。今の場所への引越し前からで、もう何回目なんだろうかね。ウチナータイムなのか、
前売りはいつもゆっくり動くんですが、それが平日でも毎年ちゃんと集まってくれます。こっちもそこは信じて準備してきました。秋の連休もあったし、祭もあった
らしくて、国際通りはいつも以上に賑やかでしたね。では始めましょう。ちょいと酔い過ぎのお客もご愛嬌。あれだとここじゃ浮いちゃいますね。他所様のそれとは
違うとこもあると思う。俺等のパーティーはね、もちろん楽しいが最優先です。だけどそれだけじゃない。無論あんなんじゃ崩れません。そこを解ってる人ばかりで
心強いフロアでした。大切な年1回のワンマンです。ああやってキープ、更新してきたし、これからもいきましょうね。おかげさんです。ありがとうございました!

鹿児島。もう長い間この街での俺等の窓口になってくれているラーメン店、Sakanoue Uniqueの10周年の宴に招かれました。所縁のある美味い食べ物屋さんが各地から
集まってて色々とゴチでした。競演者もまた強力。リハからもう緊張感あったし、でもそれ以上にワクワクしてたよ。達也さんとは昨年のRSR以来。ダイロー君とは
初対面。「ちょっとセッションやろうよ」から赤斬月にお邪魔してみた。実際にステージで感じる気迫ったら半端なくて火傷しそうになったよ。からの俺等の本番。
皆さん上がってて、そこに乗っかって、更に煽りつつな80分。初めての人と久々の人といつもの人が混ざってて、6年ぶりだしね。新たに始まる感じもしてました。
そこからの川辺さんのDJがまた善き酔いを加速させるごきげんなプレイで、あちこち話し、笑い、そして乾杯が続くめでたい夜でした。ありがとうございました!

新宿。沖縄、鹿児島から来た俺にはこの街のエネルギーは過剰に圧倒的で、しかもそりゃ寒くて、一瞬やられそうになったけど、箱に入ったら安心した。そうここは
大企業が無表情に幅を利かせてる地上の冷えた世界とは違ってね、人情があるんだ。こういう場所がちゃんとあるから俺は東京も好きなんだ。ANTIKNOCK40周年。
音も人も硬派だよ。でもシンプルに伝わる。駆け引きじゃなく正面からぶつかる。礼もある。でも勝手に生きてて、そこを両立した付き合いが出来る人達。俺はさ、
ホッとしてたんだ。言うてもてめえの音だけで切り開くしかないって集まり。俺等2番手。前のADABANAと後ろのNUMBと3組で1個のライブになればと思ってた。
45分セット。一気に言葉で埋め尽くし、メッセージ全部投げっ放して役目を終えた。また生き残った。ツアー折り返しがここで良かった。ありがとうございました!

町田。ホームCLASSIX7周年。競演はMINOR LEAGUEと山嵐。このメンツはコロナで1回流れてたんで念願って感じ。それは皆が感じてた。山嵐とは2000年に一緒に
沖縄でライブ、そして遊んでからの付き合いで、久々にリハから終わりまでずっと一緒に超騒げた。でやっぱここはMINOR LEAGUEが最後に締めるのがベストで、
ああやって皆で酒瓶を回し飲みしたり、ウケるよね。明日の事をついつい考えもするけど、たまにはそこ全開に突っ切って遊ばないとね。ここ来るとそれも忘れちゃ
ならんよっていつも思う。ここでしかもう思わないかも。やっぱり町田だ。何かがなくて、何かがある。まだ残ってる。俺等もツアー4戦目で仕上がってきた。最後
いつも通り楽屋ははちゃめちゃだったけど、まあ怪我もなく、忘れ物もなし。なら問題なし。都内激戦続いたが、またまた生き残った。ありがとうございました!

松阪。ツアー終着。主に伊勢でいつもライブを企画してくれてるクルーが待っててくれた。箱は前から演ってみたかったM’AXA。しかも競演サニーデイ・サービス。
ずっと昔に楽屋で挨拶して以来。でも俺は彼等の曲に触れる機会が多々あって、曽我部君とは同い年ってのもあって、この日を楽しみにしていた。互いの出番終えて
セッションやろうってなってて、この曲でってリクエストしてた。お客の熱量も凄くて、俺等もツアーラストでがっつり鳴らして、負けずにあの3人もがっつり鳴ら
して、で、4人で最後にあの感じ。演奏も、メッセージも、受け取るフロアの雰囲気も、全部がぶっつけ本番なのにほんとスペシャル過ぎて、泣きそうになったよ。
ああいう事がさ、稀に起こるんだ。勝手にもうないと思って諦めてちゃもったいないよな。ツアーは終わったけど、また始まったんだ。ありがとうございました!

11月は豊橋、尽未来祭、小樽、函館に行きます。よろしくお願いします!

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.10

10月。
久々にヨーロッパを一人旅してきました。前々からDJ KRUSHのヨーロッパツアー、どこか行きたいなと思ってまして、今年もやるとの事で、日程をあれこれ
考えて、スロバキア、チェコに行く事にしたんです。KRUSHさんはアムステルダムから入って既に絶賛爆進中で、五連夜やって、休んでまた五連夜、そして
休んで五連夜。全部国境越え。同じEUでもそりゃ人種も言葉も歴史も各々異なる色濃い地をこのスケジュール。只々驚異ですよ。ビビります。俺は羽田から
ウィーン飛んで、そこからバスでスロバキアのブラチスラヴァへ。初めて来たんですが、こじんまりとして、過ごしやすい街でした。天気も良くて、久々の
一人旅で、地元のビールが美味くて、ふらふら旧市街を彷徨いつつDJ KRUSHを待つ。会場に歩いて行ったら道に迷っちゃって、そこで白タクで現場入りする
KRUSHさん一行に見つけてもらって合流。音チェックから観れてラッキー。最初の一音から、エフェクト、スクラッチで雰囲気を掌握する術は圧巻でした。
続々集まる地元のお客。世代は俺よりちょっと上かな。遠くマケドニアから来てる人もいたり。期待値高くて、登場から1曲目で既にガチ上がりでした。噂で
聞いてたKRUSHさんのヨーロッパでの人気、ヤバいっす。そこに応えるKRUSHさんの音、そして立ち振る舞いもまた硬派で、俺もトバされまくってました。
俺には初日ですが、KRUSHさんは10ラウンド目。喰らわされました。翌日は電車でプラハに移動。また偶然にもKRUSHさん一行と一緒の電車。楽しいね。
プラハは7年ぶりでしたが、やっぱりいい。ここは好き。古さや美しさも勿論ですが、サイズ感というか、俺には丁度いい。散歩、からのビール、から散歩、
そしてDJ KRUSH。ブラチスラヴァは野外だったんですが、プラハは大きなクラブ。音もタフで、KRUSHさんのプレイもまた全開にぶちかましまくってて、
またもや凄い光景でした。「知恵の輪」もかかって、イントロで解っちゃう人も多くて、っていうか100分通してとてつもない集中力とテクニックがマジ最響
極まってて、肉体超えて心の深いとこまでロックしてた。こんなのもう30年やっているという。お客から向けられている敬意が、KRUSHの周りに満ちてて。
来て良かった。いいもん見た。勇気とインスピレーションをたっぷりいただきました。先月のラフィンのお二人と同世代。先輩が元気なのは最高っすよね。
母国を遠く離れ、単身あのBPMで揺らせて踊らせて、納得させて。DJ KRUSH無双。勝手に付いていく感じでしたが、連日ありがとうございました!押忍!

さてさて俺等も今年各地回ってきましたが、やはりこのツアーで今年も締めます。昨年は俺がインフル感染、最初の2公演を延期してしまいましたが、今年は
どうなることやら。まずは皆さんも健康で。毎年の事ですが、やるべき事を終わらせて、終わらなくてもまあ折り合いつけて、また派手に年忘れしましょう!

以下、本日発表になりました。チケットも発売開始してます。
THA BLUE HERB YEAR END TOUR 2025
12月21日(日) 札幌 KLUB COUNTER ACTION
12月24日(水) 大阪 アメリカ村 DROP
12月29日(月) 東京 LIQUIDROOM

11月もあちこち決まりました。ホーム豊橋へ帰還。尽未来祭。そして初めて小樽に行くぜ~!からの故郷函館です。

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.09

9月。
ずっと闘病してた仲間が旅立って、そこに想いを寄せていた8月でした。健康であっての音楽なのでね。皆さんどうかそこを第一に。

8月はライブ4本で、前半の2本、木更津と福島の時が上記のまさにその時で。なので予定では両市を繋げてのよくやる移動行程だったんですが、前日に急遽
変更して、木更津を終えてすぐに札幌に戻り、翌日朝から居れるまで式に参加して、すぐ飛び、福島には本番30分前に駅に到着という大変な週末でした。

木更津は9年ぶりで、しかも港まつりの花火大会で、街全体が昼間からあちこちワクワクで満ちてて、その日の舞台はEFと仲間達で長年続けてきたパーティー
ダイナマイトどんどんで、外は暑いし、中もまた熱くて、一瞬でしたが最高な滞在でした。花火観ながらワイワイやるのをこっちもどっちもそれこそ日程が
決まった瞬間からずっと楽しみにしてたんです。なので、皆がパーティー終わった直後で超上がってて、更に上空ドカドカ花火が鳴ってる状況で木更津を離れ
るのはマジで未練たっぷり振り切っての出発で、恐れていた渋滞もなんとか回避出来て、おかげさんで無事にその日のフライト最終便で札幌まで戻りました。
マサキ、ユウ、行き帰りの運転とか色々と助けてくれてほんと助かりました。木更津の皆さん、遠くから来てくれていた皆さん、ありがとうございました。

福島は2年ぶりでした。過去4回もずっとNEO。底でやってきた。祝25周年。そしてABSORBの24周年。本番30分前に駅に着いて、すぐ箱へ。すぐ楽屋へ。
すぐ着替えて本番。俺もその日に起こった事で感情かなり混乱してもいて、体の疲労度もマックスで。もうここはこれしかねえって感じで、ステージ降りて、
ずっとダンスフロアで皆と同じ目線で最初から最後までやり通しました。後半ね、何か1曲とかならよくあるけど、ずっとはなかったね。でも、俺もほんとに
一杯一杯で、それしかなかった。すぐそこの目の前でラップしまくってるからね。緊張感で気楽に楽しめなかったとも思います。ああいう日は滅多にないけど
起こる事もあるのが人生。受けてくれて、上がってくれて、上げてくれて、最後までやり遂げられました。ナオ、世話かけたな。ありがとうございました。

東京、下北沢。ここんとこずっと沖縄那覇行くとやってるライブハウスOutputの13周年東京特別興行最終日のトリをやらせてもらいました。場所はSHELTER、
対バンはLOSTAGE。間違いない夜になるのを皆ちゃんと解ってて前売りは早々にソールドアウト。札幌はもう涼しくなってきてたので、東京の暑さには相当
参っちゃってたんで、珉亭のチャーハンしっかり喰って備える。先攻はLOSTAGE。彼等の地元奈良では勿論、これまで色んなとこで手合わせしてきた。3人の
アンサンブル、変幻自在で、ずっと袖で効いちゃってました。からの俺等。久々のSHELTER。ここはあの密度、だよね。接近戦、受ける皆、いつものノリに
初見のノリが混ざってて、でも最後はアットホームな雰囲気もちゃんとあって、最っ高に楽しかった。上江洲、濱里、お疲れ様。ありがとうございました。

東京、恵比寿。リキッドルーム21周年記念ツーマン。ラフィンノーズとの対バンです。昨年、富山高岡で一緒のイベントに出て、色々話させてもらって。そこ
からの流れ。俺の10個上。俺が中学の時にはもう天下獲ってた。とっくに隠居してる人達だっているこの業界で、今も完全自主制作、自力自主興行で誰よりも
忙しくライブやってる。毎年次々発表されるツアー日程は毎回驚異。背中を追いかけるに値する人がいて、マジで幸せですよ後輩は。先攻、あれ以上ないまで
やらせてもらって、さあラフィン。いきなりパラダイス。歌って飛び跳ねて大騒ぎ。過去と現在、笑いと涙。今書いてて、夢みたいだけどそこにあった。確かに
俺等はそこにいた。何度も思い出して心の支えにするだろう。あの輝き、あの若さ、あの瑞々しさ。生き残ってまた会いましょう。ありがとうございました!

9月はライブがありません。10月に沖縄→鹿児島→東京→町田→松阪というツアーがあります。お近くの方の参加をお待ちしてます。

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.08

8月。
連日暑いね~。札幌もびっくりな暑さな時もあって、クラシックの生が美味いよ。

今年は7月ライブ入れなかったんだ。ここは稼ぎ時と言えばそうでもあるんだけどね。今年はやめときました。札幌でリリック書いたり、書いたリリックを
ビートになじませ歌い込んだり、仲間のレコ市でとうもろこし屋台出したり、道内各地に遊びに行ったり、またまた新しいプロジェクトを立ち上げたんで、
そのために色んな人を尋ねたり。そうだ、選挙もありましたね。結果に関して想う事はまあ色々ありますが、変わらずに人生を楽しんでいきましょうや。
人生を楽しむために、楽しむ権利や楽しめる場所を守っていきましょう。

7月頭、CALMさんとのJAPANESE SYNCHRO SYSTEMのDJツアーのラスト、熊本mellow mellowに行きました。札幌とは段違いの暑さで、お店の前の通りで
祭やってて、mellow mellowも6周年で、地元の遊び人、そして各地からも集まってくれて、熱のある楽しい一夜になりました。ありがとうございました。

6年ぶりのJAPANESE SYNCHRO SYSTEMのDJツアー、各街全会場CALMさんと1曲目から最後の曲までを担当させてもらってまして、大体4曲交代で進めて
いくんです。6年ぶりですが俺等はずっとこうやってました。CALMさんがかけた曲、その空気、それを受けて次は俺が。それを延々と繰り返していきます。
それは近況報告でもあり、会話でもあり、クイズでもあり、あと連歌のようでもあると誰かが評してました。最後はじっくり1曲ずつとなり、着陸します。
全会場無事に着陸出来ました。そこにいてくれた皆のおかげです。6月20日の東京青山NUMM(こちらはパーティーの立ち上がり。22時の開場からの2時間)
6月22日の名古屋SUNSHINE UNDERGROUND CURRENT(こちらはパーティーの着地。最後の2時間)のプレイ音源を公開しました。暑中お見舞いです。

8月はライブ4本。
9年ぶり3回目の木更津。福島NEO25周年。下北沢シェルターでLOSTAGEとツーマン。そしてリキッドルームでラフィンとツーマン。どこもヤマ場です!

10月10日に沖縄那覇Outputでワンマンライブやります。こちらは本日チケット発売開始です。よろしくお願いします。

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.07

7月
こちら久々のカームさんとのJAPANESE SYNCHRO SYSTEMのDJツアー中です。川崎溝の口→東京青山→名古屋と回ってきました。初日の溝の口は何せ6年ぶりの
ツアーなので、ここは感覚を取り戻す感じで入場無料で軽く3時間でしたが、近隣の方々で盛況でした。からの青山NUMM。ここは名前が変わる前からもう何度も
やってきたんでね、ホームに帰ってきた感ありました。この夜はカームさん主催のパーティーの19周年。なので22時のオープンから7時半のラストまで終始祝祭感
ありました。音のクオリティも高くて、各自選び抜いた4曲交代で繰り広げられるダンサーとの対話。交換される音楽愛と理解。これぞJSSというプレイでしたね。
そこから名古屋。ここはWASHIO TOMOYUKI画伯を始めとするクリエイター達が日々集まる手作りのパーティー空間でして、入った時からもうテンション上がっ
ちゃってたよ。そこで16時から0時半まで音楽かけさせてもらいました。名古屋あちこち、そして能登からも集まってくれた皆さんと、ありそうでなかった楽しい
時間でした。各地、ありがとうございました。ツアーはこのままゴール熊本へ向かいます。7月5日(土)にmellow mellowにて22時からです。よろしくお願いします。

以降はライブツアーのレポートを。写真はこちらから。

東京。遂にやって来たLITTLE TEMPOとのツーマン。どんな事になるのか、バッチリ勘が働く音楽愛好家が大勢集まってくれた渋谷WWW X。DJもまた長年の縁の
結実となった原島“ど真ん中”宙芳。オープンから意味や文脈の筋が通った選曲でフロアを上げてくれた。ライブ先攻は俺等。愛憎入り混じる渋谷へ精一杯礼を尽く
した。先攻としてあれ以上の仕事はないだろう。完全に沸点超えた状態でLITTLE TEMPOにバトンを渡す。そこから怒涛のグルーブが、俺等がフロアに充満させた
理屈そのものを溶かしていく。理屈じゃないってとこまで夜を引き上げていく。あの順番でベスト。最後はお待ちかねのセッション。皆で、お客を驚かせ、楽しま
せるには、そこを見据えて長い間準備してきたんだ。バッチリでしたね。あんな夜もあるんです。だから続けられる。ありがとうございました。山田、お疲れ様!

京都。愛する第2の故郷。昨年の鮮烈デビューに続き2年目となる老舗磔磔ワンマン。ここを今年の上半期のゴールと見据えてずっと試行錯誤を続けてきた。久々に
KOJIにも来てもらってる。もう何度目か分からない京都との歴史に深い楔を刻むつもりだった。そう、あの曲「路上」。ネパールカトマンズの物語な原曲を現代の
日本京都の物語で詠ませてもらった。大きな賭けだった。あの悲しみを経て、果たして笑って別れる事など出来るのか、と。恐れはあった。ギリギリまで鳴らすか
悩んだが皆を信じた。それは息をするのも憚られる程の沈痛、静寂を生んだ。その時点でライブは60分経過。残り90分。夜はここからだ。俺も必ず死ぬと書いて
必死にやった。心、体、持ってる全てを捧げ、皆で輝きに包まれるエンディングに辿り着きはしたが、そこはいつもとは価値が違った。あれを経たからだと思う。
あれを経ないと特別な何も起こらなかった。あれをやってもやらなくてもそこは京都だから最高のライブにはなっただろうけど。挑戦こそが俺のオファーの条件。
フィクションじゃなく現実にこの街で起こった悲しみと痛みを抱え、敢えて抱え、そこから上がっていく。うん。うまく言葉にはならないな。起こった事が全て。
壮絶な表現になった。受けてくれて、深く受け入れてくれて、尚も共にそこに、底にいてくれた皆のおかげとしか言いようがない。ありがとうございました。

翌々日は滋賀県大津のポンセで久々のトークショーでした。ライブと違ってビートのない完全アカペラで喋りまくったね。あれが果たしてショーの形を成していた
のかはそれが不慣れな俺には判りませんが、途中、ツアーPAの703や、三重から来てたJEVAも混ざってくれて、おかげで俺は最高に楽しんでました。1997年から
現在まで起こった色々なエピソードをあれこれ深掘りしていった3時間。付き合ってくれた皆さんありがとうございました。ウメちゃん、ジン、お疲れ様でした。

そして滋賀から横浜へ。AK-69のライブに参加してきました。大きな祭でした。今年の頭に一緒に創った曲のMV撮影があって、そこでオファーされてて。AK-69も
ライブで上がってきたというプライドを持ってて。それはその時の会話の端々に感じられて。俺も俺でライブで上がってきたというプライドを持ってて。楽しみに
してましたよ。客演陣も観てみたい、会ってみたい人が多く、邂逅あり、再会ありで楽しい1日でした。無論プレッシャーもあったけど、あの曲のバースは俺的に
ここんとこ最も好きなバースで、なので気持ち入れてがっつりキックしてきました。ここまでの準備の大変さを思わざるを得ないスケールのライブ、そこにAK-69
本人の美学や生き様が終始ビシッと貫かれてて、体と心を全開で燃やして表している姿、大いに刺激をもらいました。お疲れ様でした。ありがとうございました。

1曲贈ろう。

夏の盛りですね。毎日を楽しみましょう~。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.06

6月。
日差しが強くなってきたね~。5月中旬に奈良を中心に関西を旅しててさ。札幌から行った俺にはもう暑かったもんね。今、奈良と大阪と京都の博物館3つ同時で
国宝展的なのやってて、こんな機会は滅多にないので全部行ってきたんです。見応えあったよ。奈良は車で室生寺や長谷寺まで遠出もしてさ、良きオフでした。

5月のライブは前半のGWツアーのみでした。6月は2本。1日に東京渋谷WWWでLITTLE TEMPOとツーマン。もうずっと昔に彼等が札幌に来た時に会って、意気
投合してそのままカムカムでコージ交えて茶碗やグラス叩いて音出しセッション、気付いたら夜が明けてた。そんなスタート。そっから色んな所で互いのライブや
DJを魅せ合って、いつもいつか一緒に曲創ろうって言ってて、遂に実現してね。その曲を去年初めてライブで鳴らして、手応え掴んでここでツーマン実現です。
そして5日は京都磔磔でワンマンやります。ここが今年の前半の集大成になります。そのつもりでずっと走ってきたんです。京都はもう何度目か判らない数の夜を
経てきて、俺自身、ポスターまきに街のあちこち回ってて、でもこの磔磔はずっと行けてなくてね。避けてたってワケではないけど、言うても超老舗で、ここは
まだ俺等には早いなと思ってて。でも、昨年、京都上陸25年目で初めてワンマンやらせてもらって。来てくれた人なら知ってると思うけどそれがまた超最高でね。
あの空間に漂ってる音楽家の亡霊というか魂というか、やっぱりあるわけですよ。もうリハから感じるんですね。俺みたいなさ、紛いもんにも感じられるんです。
1200年の都で、50年やってるライブハウスで、世界中からやって来て足跡残したそいつ等に囲まれながら大立ち回り。他のどことも違うライブになったんです。
そりゃやりますよ、今年も。そこで何をどう鳴らすかをずっと今年半年かけて試してきたようなもんです。前売りまだあります。お近くの方は是非よろしくです。
その後、7日は滋賀県大津でトークショー。限定50席なので、現在の空席状況は微妙なとこですが、キャンセルあるかもなんでこちらからDMしてみてください

そこから今月はいつもの形態とは違った仕事が続きます。9日に横浜アリーナでAK-69のライブに参加します。はい、「」をキックしに行きます。AKのライブは
もちろん、他にも1度観てみたかったラッパーも大勢いる。そりゃ俺もオリジナルだけど、俺が持ってないものを持ってる奴から得るものもあるはず。楽しみだ。
そこから久々にCALMさんとJAPANESE SYNCHRO SYSTEMとしてDJツアーやります。俺はね、DJ、札幌なら誰でも知ってる事ですが、毎月のレギュラーは今は
やってないけど、札幌ではもう25年以上やってるんですね。外の街でやるのは久々です。CALMさんとのDJツアーは6年ぶりで、いつも引き出し、引き出されで
超楽しいのです。で、JAPANESE SYNCHRO SYSTEMで創ったミニアルバム、そしてフルアルバムもこのタイミングでサブスク解禁しました。未聴の方は是非。
ツアーは東京名古屋熊本を回ります。どこもオープンからラストまで2人だけでやります。1曲目から聴きに来て欲しいですね。諸々よろしくお願いします!

以降、ツアーレポート。写真はこちらから

宇都宮。GWツアー3日目。ここでツアー初のオフ。宿でチャリ借りて、風呂とかレコ屋行ったりのんびり過ごしてました。しっかり静養して向かった今夜の舞台は
HEAVEN'S ROCK。最近はずっとここ。25年目となるこの街との縁。同じツアーでも街によって語られる事は変わってくる。その辺を入念にイメトレ。この日は
栃木が誇る超人気店、ジラフが飯を出してて、しっかりいただいた。差し入れの苺もいただき、仲間の双子ちゃんのランドセルカバーにサインして、からの本番。
ほんと言葉に気持ち入りまくっとったね。やってて自分でも驚いた。この街でのこれまでのエピソードがそのまま歌詞になる。過去現在未来、全てを分かち合う。
期待を超えられて良かった。しっかり狙いを定めて準備した甲斐あった。迎えた皆にとってもそうだったと信じられる。徳、お疲れ様!ありがとうございました。

盛岡。GWツアー4日目。一路東北北上。17年ぶりに辿り着いた。最近の岩手は東海岸側でのライブが続いてた。この日は鳥八分店2周年。やっと繋がれた新たな縁
です。競演もこれ以上あんのかってくらいヤバいメンツ揃えてて、リハの段階から再会続きでそれは楽しい時間でしたが、同時に緊張感も半端なかった。昼の部、
夜の部、ゲストは腕利き揃いで、地元の演者も多く、そこで参加賞なんて行った意味ないのでね。気合入りますよ。本番。HUNGERからSHINGO★西成の流れで
俺にマイクが渡ってきた。この日はセットもGWツアーのそれとは大幅に変えて強度に特化してぶつかっていきました。クソ熱い出迎えのおかげで久々の盛岡カム
バックを果たせました。皆で仕事をやり遂げ、また鳥八行ってラッパーだらけの打ち上げも楽しかった。写楽、てっちゅう、お疲れ様!ありがとうございました。

山形。GWツアーファイナル。あちこち巡ってホームSANDINISTAがゴール。もうここも25年目。昨年はComplianSとのツーマン。セッションやったら奇跡が起き
ちゃって最高を皆で分け合った。あれから1年。さあここで更新の時だ。今日までずっと鍛えてきたセットもここでラスト。リハも手堅く。スタッフさんが芋煮を
作ってくれていた。俺あたりおかわり3杯。滋味が心身の奥まで染み渡り準備万端。からの本番。こっちはもう後がない。まさに1曲ずつツアーが終わっていく。
煽りあり、笑いあり、いつもの急坂あり、息も絶え絶え昇り詰めた先には隠すもののないアットホームな全てがありのままの時間。いつもより少し長めに味わい、
120分後に着地。満足と喝采と共にその夜の使命を、今年のGWツアーを終えた。皆との尽きない乾杯が美味かった。八鍬、お疲れ様!ありがとうございました。

1曲贈ろう

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.05

5月。
こちらGWツアー2025の道中でございます。いつからかGWにツアーを組むようになりましたね。夏はもう列島どこも酷暑なんでね、フェスとかもあるし、GWが
ちょうどいいっす。夏秋はライブを減らして制作に時間を使おうと思っているんです。ここまで長野、熊谷を終え、宇都宮まで来ました。引き続きよろしくです。

4月はライブ6本。写真はこちらから。

札幌。envyの全国ツアーファイナルに招かれました。長年、主に関東各地で激突を繰り広げてきた。地元札幌での対バン相手に指名されて光栄至極でした。舞台は
1月のD君のツアーにゲストで出て以来のcube garden。無論、俺等が先攻。45分という短さ、envyのお客が多くて俺等を初見と思われる状況、これは地元で滅多に
ない感じなので、いつもとは違うノリで始めてみました。言わば俺がどこから来た何者かセット。最近各地で対バン相手によって試してみたりもしてる。からの
envy。あの轟音は壮絶。世界観もいつ観ても完成されてて、持ってかれるよね。久々にがっつりフロアで堪能させていただきました。ありがとうございました。

岩見沢。同じ北海道、それほど遠くはないのですが、長い稼業の果て、遂に初上陸です。DIG7周年の宴。この日へ込めた想いがもうずっと前から、そして当日も
会場あちこちで会う人達からビシビシと伝わってきてました。俺等の前の地元の2バンドが上げてくれた雰囲気のおかげで、初っ端から沸点突破してましたね~。
60分の予定が80分。俺なりのメッセージを置いてきました。決して大きくない街で人が減っていく時代に地元に根ざして頑張ってる仲間の皆、ほんと輝いてた。
そんなあなた方が俺等などを見つけてくれて、アテにしてくれる事、誇りに思えたよ。発展を願ってます。生き残ってまた会おうぜ。ありがとうございました。

東京。SYNCHRONICITY'25。渋谷のあちこちの箱で同時開催のサーキットフェスに呼んでいただきました。俺等は25周年のツアー以来となるCLUB QUATTROに
登場。出番の前後の方々も俺自身観た事なかったバンドだったし、俺等を観るのが初めてというお客も当然大勢いるだろうし、何というか見本市みたいな雰囲気も
あって、昔はこういう現場も多かったんでスリルもあって楽しかった。与えられた時間は45分。今回は止まらず一気に駆け抜けるセット。いつも割と長距離走が
多いんですが、今回は短距離走なイメージで。騒然、混乱、高揚、怒号と喝采、全て置き去りにしてくるような超特急なライブでした。ありがとうございました。

江ノ島。3年ぶりにホームOPPA-LAに帰還。かれこれ何回目だったんだろうね。もうずっと皆でパーティーを続けてきた。その都度、顔ぶれは入れ替わっていった
けど、基本メンバー、何よりあの場の雰囲気、自由なそれはいつ行っても変わらない。何だろう、磁場なのか。もうリハの段階で到達してる。俺等とDJ NORI、
DJ 光、スタッフの皆さん、そして大雨でもがっつり集まってくれたオーディエンス。皆で燃え上がったね~。ずっと満ちてた。俺等が大好きなパーティーです。
それは仕事だし、責任でもあるし、まあ険しい100分でもあるんだけど、全部足した以上の楽しみ!あれがそれです。またやろうぜ!ありがとうございました。

長野。GWツアー初日。舞台は12年ぶりのLIVE HOUSE J。ここは地元出身PA703が高校生の時によく来ていた箱なんです。松本空港から熊谷モルタルレコードの
山ちゃんの運転で遠路到着。ダイと2人で練ってきたセットをリハで703と最終確認。やるべき事は全てやった。あとはお客の前で鳴らすのみ。大丈夫だと思う。
2時間後、やはり、大丈夫でした。初日でいきなりこれ以上あんのかってとこまでがっつり上がれました。28年分のクラシックをテーマごとに織り交ぜ辿り着いた
頂上最高。そこに居た誰もが、俺等は間違ってねえって確信を分け合ったと確信してる。こうしてる今も揺るぎなく勇気になってる。ありがとうございました。

熊谷。GWツアー第2ラウンド。既に半袖。流石HOT TOWN。長年ここを拠点にサポートしてくれてるモルタルレコードの24周年の宴。舞台は無論HEAVEN'S
ROCK。前夜も完全優勝だったけど、一夜明けたらまたもっと良くなる視点が普通にあって、そこを3人リハで丹念に磨き上げていく。本番。接近戦を前のめりに
カブキまくって煽りに煽って皆で上昇急坂一直線。あの狂騒と温かさの応酬こそが熊谷。準備してきた事の向こう側のアドリブもまた楽しくあっという間だった。
何より愛と理解、そして喝采、からの酒に豚ホルモン、翌日のコーヒー。あちこち上質続きでゴチでした。山ちゃん、周年おめでとう!ありがとうございました。

GWツアーは5月入ってこのまま道の奥を北上!お近くの方、合流しようぜ~!

1曲贈ろう。俺等、今こんな感じ。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.04

4月。
春ですね。そっちはもう桜が咲いちゃってたりしてるんでしょうか。こっちも日毎に雪が溶けていってます。春は夜明けがいいってね。~だんだんと白くなって
いく山際の空が、少し明るくなって、紫がかった雲が、細くたなびいている(のがいい)~って。清少納言。1000年前、目に浮かぶよね。かっこいいよね。

先月ここで言ってたプロジェクトも進めつつ、次のアルバムのリリックも書き始めているんです。まあ果てしないんです。先が。終わりがどの辺かすらも判らない
段階でコツコツやっていくのは、いつもの事ながら、苦しいもんです。自信を失いかけて、その日の終わりまでには取り戻して。それを繰り返してます。間々に
ライブが入ってくるんで、おかげさんでまた感じ入るものがあってね。それ等を持ち寄ってチャレンジする。作業を楽しめてるかと言うと、楽しめてるとは簡単
には言い切れません。そんな時もある。今がその時。ここがいつもの分かれ道。何度となく通ってる。苦しむだけの楽しみはある、はずだ。信じて足掻いてる。

金沢のショップ、EPOCHZと共に製作して販売した能登半島地震の復興支援チャリティーTシャツの売り上げから、経費を差し引いた金額1,500,000円を以下の
3団体、幡ヶ谷再生大学復興再生部、フードバンク能登、石川県令和6年能登半島地震災害義援金に寄付させていただきました。ご協力ありがとうございました。

3月はライブ3本。写真はこちらから。

東京。表参道WALL&WALLに誘っていただきました。対バンは春ねむり。そこは普段あまり足を踏み入れる事のないエリアで、東京はもうライブを演る足場が
固まってきてますし、対バン相手も詳しくは存じ上げなかったんですが、とかとかそんな事を言って留まっていてはいつまでも見聞は広まらんでしょという事で
受けさせていただきました。知らない場所や人と接する機会は長くやればやるほど意外と少なくなってくる。貴重な機会になった。持ち時間の短さもまた挑戦と
捉えて、新たな視点のセットで始めてみたり、結果は輝ける大団円ですが、そこまで至る過程が何かといつもと違う楽しい夜でした。ありがとうございました。

高崎。3年ぶり。舞台はWOAL。ここは11年ぶり。帰ってきました。深夜のクラブは久々。俺等が演る前にももう当然音楽は地元の仲間の手によって鳴らされて
いて、もちろん俺等の後にも鳴っている。ライブハウスだと終演も早かったりして、それも悪いってわけじゃないけど、地元の音楽家と交わるタイミングもまた
限られてくるんで、ましてや俺等はもともとこっちの出身で、やっぱりいいよね。楽しかったです。皆さん個性あって、新旧問わないミックスで、俺等も俺等で
がっつり、からの終わってフロアのあちこちどこででも皆上がってくれてて、ワイワイ乾杯重ねて、まさにナイスパーティーでした。ありがとうございました。

古河。初上陸。AJISAI HOUSE。結構前から熱心に誘ってもらい、やっと実現した夜。ステージに出て行った瞬間、遂に地元に来たっていう熱気が満ちていて、
ド派手盛大に迎えられ、俺あたりまだ1曲もキックしてないのにその夜の成功を確信してました。そしてそこは茨城なんですが、県境って事で、周辺の各地からも
大勢集まってくれてて、100分ずっと最高が過ぎました。あれくらいのテンションのお客がぶつかってきた時のために俺等は日々修練してるんです。俺等も待って
ましたと言わんばかりに実力をたっぷり発揮させてもらいました。相乗効果で大爆発。あれ以上はない始まり。皆でやりましたね~。ありがとうございました。

春のライブシーズンいよいよ本番です。恒例のGWツアー、今年は長野→熊谷→宇都宮→盛岡→山形に行きます。各地、皆さんよろしくお願いします。

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.03

3月。
帳尻合わせの大雪がきっちり積もりまして、2月はいつもの冬らしくなってた札幌でした。そちらはもう春の気配なんて感じてたりするのでしょうか?元気かい?

俺はずっとスタジオに籠ってた。この数年コロナ禍を挟みつつずっと打ち込んでいたプロジェクトがありまして。発表まで間も無くですが、地道にコツコツやって
きたんです。ヒップホップ、ラップとはまた違うフィールドですが、長く付き合ってくれてる人なら知ってると思うのですが、そっちの表現も10年に1度な感じで
発表してきてまして。俺はね、普段レコードで音楽を買い、レコードをかけるDJを聴き、踊り、遊んでるんですね。それこそその夜の1曲目から最後の曲までね。
そこでかかる音楽ってのはヒップホップ、ラップではないんです。そうですね、毎月のこのページの最後にいつも1曲贈ろうってリンク貼ってる先の音楽がそれで
すね。他人様のヒップホップ、ラップは、俺が俺様というラッパーの当事者で、オリジナルであり続けるのがマストなんで、影響を受けすぎるのもまあ嫌なので、
聴き方には常にバイアスが介在している事は否定出来ません。対してヒップホップ、ラップ以外の音楽はもうずっと全開オープンに聴いてきました。そう言うと、
決まってハウス聴くんですか?と聞かれるんですが、ハウスもロックもソウルもファンクもジャズもレゲエも何でも聴きます。ヒップホップの精神性とそれ以外の
音楽性、その共存が俺の表現の根幹で、俺がやってみたい表現はヒップホップ、ラップだけじゃないんです。もうすぐ概要を出せます。楽しみにしててください。

2月はライブ1本。ホーム札幌でした。年末ツアー改め、年末年始ツアーのファイナル。舞台はKLUB COUNTER ACTION。前売り完売、満員御礼。この数年ずっと
前売りの瞬殺が続いてます。地元の皆さんのサポートにいつも感謝するのと同時に、毎回プレッシャーもあり、それがそのまま稽古に直結していて、更に結果にも
繋がってる。善き循環ですね。あのセットね、新旧織り交ぜ練りに練って、尺なんて150分でさ、色んな仕掛けや伏線があって、心臓破りの急坂もあるんですが、
ほんと演っててずっと報われてました。皆の理解、それに尽きる。ずっとDYEとワクワク準備してきた甲斐があったってもんです。セットリストはこちら。プレイ
リストはこちら。長いことやってるけど、なぜ今もそれが俺等なのか。サポートしてくれてる皆や、この街の先輩や仲間達の前で存分に証明させてもらいました。
最高の更新をド派手に達成。これにてYEAR END and START TOUR 2024 → 2025無事終了。ありがとうございました。引き続きよろしくな!札幌!写真はこちら

3月はライブ3本。東京で春ねむりとツーマン。久々の高崎WOAL。初上陸の古河。よろしくお願いします。

では作業に戻ります。

1曲贈ろう

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.02

2月
こっちは冬の底。言うても今年は雪が少ないね。毎年段々減ってきてる感はあったけど、何だかんだでも2月の雪まつりには間に合うっていう。それ続いてたけど
今年はどうでしょうかね。雪がないのもまあ歩きやすいし悪くはないんですが、雪ってのはね、積もりきらない時なんかは路面ぐしゃぐしゃであれもあれで厄介なん
ですね。それだったらがっつり積もってくれた方が俺的にはまだいいんです。昼間に溶けて、夜から朝方にかけて凍ってしまうのもまた危ない。だったら不便でも、
除雪してくれる人は忙しくなっちゃうだろうけど、やっぱり積もりまくってあの完全に閉ざされちまった静けさとかね。来なけりゃ来ないでまた恋しいもんですわ。

AK-69のアルバムに1曲参加しました。彼を知ったのは、はっきりした時期は定かではないけど、やっぱり名古屋の最恐イベント、MURDER THEY FALLだったの
だろうと思う。俺等が初めて出たのは2000年で、その前週に俺等はフジロックに出てる。知ってる方もおられるかと思うんですが、あの長らく語っていただいてる
ライブです。俺も絶好調でしたよ。はい、無敵でした。で、その翌週です。その頃はまだ小牧空港だったね。そこからDIAMOND HALL着いて、そこで見た景色に
びっくりしましたね。俺の知らない世界、シーンがあった。あのワクワクを超える街との初対面はもう滅多にない。俺も若かった。確かに。皆若かった。名古屋も
また、若かった。あのぶっ飛びまくっとった夏の日のどこかでAKを知った。スタンドマイクで歌ってた姿を覚えてる。それから長い年月走ってきた。互い地元も遊
び場もシノギのテリトリーも違うから、そこから会って話すまでにはまだ時間がかかったけど、俺はずっと見てた。この人とKREVAは見てた。ああ、見なきゃな。
ファンの方々のように一語一句一挙手一投足ってワケじゃないけど、それでもいつからか見てたよ。俺も俺なり、小さなとこの方が多いけど、それでも大小抜きに
してライブに賭けてる。もの凄い努力して俺なりに表現してる。そしてこの2人。そりゃ大きなとこなんだろうよ。そこでもの凄い努力して表現してる。俺はそう
信じてる。多くの人生をも賭けてるはずだ、と。あの時代、違いをいくら並べ立てても、そこで生きていた事が俺等を遠ざけないあの愛すべき黄金時代。各々あの
ヒップホップに喰らって、自分でも表現始めて、そして生き残ってる。同じスタイルなら必ず片方が淘汰される。それぞれのスタイルにつき1人しか生き残れない。
昔は大勢いたから似た奴もどさくさに混在出来た。でも時の流れは非情だ。結果俺のスタイルは俺だけ。あの頃から今までずっとやれてるならその人のスタイルは
その人だけ。色んな感情の中からリスペクトが残った。解ってると思うけど負けず嫌いは大前提ね。俺は遠くから見てた。やがてたまにAKとは話すようになった。
どっちも多忙で、品川の改札やANAの受付、出番後の楽屋の廊下で話したりを経てきた。そして今回誘ってもらったんだ。しかもビートはdj honda。来ましたね。
俺は来たと思ったよ。誰もが忙しい年末、多くが休んでる年始、一緒に仕事出来て楽しかった。この人の、この人独自の成功の理由を探してた。それはもう随所に
あったぜ。俺も得るものが多かった。曲?最高です。すぐに完成したね。あとの言いたい事、全部そこにあります。ありがとうございました。タイトルは「道」。

1月はライブ1本。大阪でした。年末ツアー改め、年末年始ツアー。はい、まだ終わってないんです。昨年12月25日にやる予定だったんですが、俺がインフル感染
しちゃって延期になってました。すみませんでした。お待たせしました。舞台はなんばHOLY MOUNTAIN。延期に伴ってキャンセルも受け付けたけど、殆どの人が
残ってくれて、感謝です。年始に予定合わなかった方、ほんとごめん。さあ道は前にしかねえ。今年はここから始めるぜ。ずっと年始はライブやってなかったんで
新鮮な感じ。年末のリキッドを超えてみせる。音響、照明帯同のライブチームのフルメンバー。初っ端からお客のテンションもバッチリ。言うてもワンマンなんで
長いストーリーです。起伏と明暗を何度も織り成し、じっくりと助走に助走を重ね、ここぞの好機、最も暗い所から最も明るい所へと一気に上がって行く。最後の
急坂を登り詰めた先で待ってたのはスペシャルゲスト。はい。大阪です。彼しかいません。SHINGO★西成の登場。大爆発。ヤバかったね~。またいつかと呼んで
いた今日がやって来ました。喝采で送り出し、もうひと上げして、ゆっくりと着陸。150分。皆さん、おかげさんです。超えました。あれ以上は、今はまだない。
延期になったのは残念至極でしたが、延期があったから起こった最良の瞬間もまた多々あった。結果オーライとさせていただきます 。ありがとうございました。

写真はこちらから。

春に向けてライブが各地決まってきております。久々の街に加えて初めて行く街もあります。お近くの方は是非是非!

1曲贈ろう。

ILL-B

ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB)MONTHLY REPORT 2025.01

2025年元旦。
明けましておめでとうございます。

昨年も皆の理解とサポートのおかげでとことんまで走り切る事が出来ました。ありがとうございました。大きなリリースと言えば、4月に出したTHA BLUE HERB
プロデュースによるKMCのアルバム「I’M A FISHERMAN’S SON... POINT OF NO RETURN」
ですね。こちらは既にサブスクも解禁しております。まだの人は是非
聴いてみて下さい。思い出すね、このプロジェクトの告知解禁が昨年の元旦18時でね、こういった事は何日も前に各情報サイトも含めて仕込み終わってて、後は
もう自動操縦って感じで待ってたら、夕方に北陸で地震が起きてね。そこで何か出来るのなら、遅らせたりもしますが、ましてや元旦、もうそこではどうする事も
出来なくてね。18時に情報公開させてもらってって感じでしたね。ほんと元旦という、誰もがゆっくりしている時に起こってしまってね。その後の豪雨もあって、
能登、北陸の人達にとって昨年は厳しい年で、今はこの正月の平穏を何より心から願ってます。11月に金沢に行って、地元のショップEPOCHZの仲間達と一緒に
能登の復興活動のサポートになればという想いでチャリティーTシャツ作って、それの受注受付を12月にやったんですが、とても多くのご注文をいただきました。
ありがとうございました。発送は1月6日からを予定しております。あともうちょっとお待ちください。売り上げから経費を引いた全額を寄付させていただきます。

俺的に大きなリリースは昨年なかったんですが、その分、年を通して毎月スタジオ入って、色々とコツコツ仕込んでました。新しい挑戦がいくつも成就の寸前まで
来ております。誰もが驚くコラボもあって、今年も色々と賑やかしていくに足る弾丸は既に揃っております。早く聴かせたい曲がいっぱいあります。お楽しみに!

BLUE PRINT™に長いインタビューをやっていただきました。こちら今時珍しくなったヒップホップ専門の紙媒体で、モノクロ写真の質感共々ど渋な完成度です。
俺以外でも相当コアな人選で、それぞれの人生かなり深く掘ってて面白いですよ。こちら、映像でも発信してまして、ただいま第1弾第2弾まで公開済みです。

ここからはツアーレポート。写真はこちらから。
年末恒例のYEAR END TOUR 2024ですが、俺がインフルになっちゃって、初日札幌、2日目大阪を延期させていただきました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませ
んでした。名古屋から既にツアーはYEAR END and START TOUR 2024 → 2025と仕切り直してスタートしてます。大阪が1月29日(水)、札幌がラスト2月24日(祝)に
延期です。大阪の払い戻しはこちらで公演を検索して行って下さい。前売りも若干数あります。札幌の払い戻しはこちらの問い合わせフォームから(1月5日まで)。

名古屋。前回の年末ツアーもここからの船出だったんですが、今回も上記の事情でここから始める。そう、舞台はここです。今池HUCK FINN。底で幾つもの夜、
荒くれどもの残していったスピリットが感じられる箱。企業や資本どもが口を挟む隙なんてない。こういう箱が俺は好きで、こういう箱だと俺等は活きる。前売り
完売。岐阜も森道も橋の下も、今年この界隈で残してきた狂騒の全てをこのワンマンで全回収する。俺自身インフル明けだったし、何せ今回のセットが複雑極まる
ものだったんで、体力的にも精神的にもかなり厳しいヤマだったけど、諦めなかった奴が掴むのさって事だよね。ただただ死力を尽くしたよ。いつものようにまた
びっしり集まってくれた皆が終始上げてくれて、おかげで150分用意した全てを演り遂げられた。スペシャルゲストも良かったっしょ?ありがとうございました。

東京。年度末の大一番。舞台はもちろんホーム、リキッドルーム。今年はここで2回演って、今回3回目だけど、何が違うって今回はワンマン。俺等の真価はやはり
ワンマン。お客はちゃんと分かってくれてて前売り完売。超満員御礼。ライブ前はこちらもお馴染みになってきたTHA BLUE HARVESTが開催されてて、全国各地
から美味いもんが大集合してて、皆がいい顔して賑やかにやってて、もうこの日の成功は約束されてる雰囲気に満ちてたよね。俺等も色々とゴチになってました。
さあ始めよう。音響、照明、サイズ感、お客の熱意、こっちのイメージは完全に出来上がってて、そのピントもバッチリ合ってる。これぞホームな瞬間の連なりが
延々と続いて行く。喜怒哀楽全部言い当て、真実を追求するから、当然底には痛みや悲しみも歴然と在るんだけど、誰も下がらない。むしろ上がって行く。こんな
奴等どこにもいねえだろって演ってて思ってたよ。薄い空気をかき集め、瞬時に燃やして吸い、言葉を吐き出しながら、最後の急坂を一気に駆け上がる。150分。
35曲。あれ以上はまだない。持てる想いは尽くした。毎年言ってる。そして毎年超えてる。信じて支えて押し上げてくれたおかげです。ありがとうございました。

今年も、今年は、今年こそ、色んな人達にとってそれぞれ良い年になりますように。

1曲贈ろう。新年はやっぱりいつもこれだよな。これしかねえっしょ!さあ始めようぜ!

ILL-B