7月。
夏本番ですね~。今こそ外に音にと遊んでいきましょう~。
6月も大きなヤマ場の連続でした。参加してくれた皆さんありがとう。写真はこちらから。
頂。静岡で17年間に渡って行われてきた地元密着フェス、頂。その最終章に呼んでもらいました。俺等は今回で4回目。ここがあったから知り合えた人、知れた音楽が
一杯あった。終わってしまうのは悲しいけど、その潔さもまた、頂らしいな、とも思った。儲けや企業倫理が優先される集まりとは違うから。人生で大切なものなんて
人それぞれで、そこを受け入れ合うのがあの場で共有されてたスピリットだと思うし。とは言え、終演が迫ってくるにつれて、皆の想いが高まっていくのは隠しようが
なかったね。俺等は2日目の夕方。出来る精一杯の餞を置いてきた。ありがとうございました。頂で顔馴染みの音楽家達とそこでの時間を振り返り、乾杯を重ね、その
時を待った。最後は渋さ知らズオーケストラ。頂を終わらせ、葬り、そして昇天させる神聖な儀式のようだった。頂ボス!そしてスタッフの皆さんお疲れ様でした!
東京。メモリアルな夜は続く。THA BLUE HERBプロデュースで創ったKMCのアルバム「I’M A FISHERMAN’S SON... POINT OF NO RETURN」のリリースパーティー。
舞台はclubasia。この日の俺等は前座。30分フルに使ってKMCのためのお膳立て。皆もその意図を理解してくれてて、一気に登り詰めたね。ありがとうございました。
そしてこの日の主役、KMCの登場。あの音響でアルバムの曲達の質を確かめたかった。そしてそれは間違いなかった。O.N.Oビーツの鳴りが半端なく、しっかり準備
してきたKMCもきっちり乗りこなしてて、2時間近い長尺も味方にする生い立ち全てを表現するライブ。俺もLIBROと1曲参加。STUTSも駆けつけて花を添える。皆で
KMCのここまでの努力を讃え、それを受けるKMCもまた全身全霊でスピットする。ヒップホップへの愛の純粋さがそこここで煌めいていた。パンチお疲れ様でした!
THE CAMP BOOK 2024。2年ぶりの帰還。前夜の渋谷円山町から一変する高原の澄んだ空気。このフェス、キャンプの添え物で音楽があると思ったら大間違い。普通に
音楽フェス。あちこち実力者ばかり。そして解ってるお客ばかり。美味い飯、酒、家族連れでも1人ででも受け入れて楽しませてくれる大らかさがあって、俺も遊びに
来たいっていつも思います。出番は初日の夕方。持ち時間40分にあらゆるタイプの曲を揃えて挑んだ。初っ端、俺が出てった時から皆のテンションが高くて、こっちも
スイッチ入ったっす。室内で、取り囲む閉塞感を打破するのも楽しいけど、空の下、どこまでも昇って行くイメージを表現して皆で共感分け合うのもまた最高だよね。
おかげで存分にやれた。ありがとうございました。終演後は音楽仲間と互いの近況や展望を話し呑み、楽しい時間を過ごしました。スタッフの皆さんお疲れ様でした!
京都。ROTTENGRAFFTYの地元での25周年祭。しかも彼等は6月10日をロットンの日って呼んでてね、この日を長年大切にしてきた。そこに今年招かれたのが俺等。
メンバーと昔から仲が良くて、よく木屋町の酒場でドンチャンやってきた。お互い音楽の道を進んで、ここで初のツーマン。ツーマンって言ってもこの日はほぼ全員が
ロットンの25周年を祝いに来てる。そこで何が出来るのか。いつものやり方から大きく変えて、俺等がどこから来た何者で、この京都とどんな繋がりを得て、ここまで
生きてきたのか、というセットで演ってみた。長いキャリアで初の試み。どうなるか、演ってみなくちゃ分からん状況で不安も大きかった。でも、皆、受けてくれて、
拍手をいただき、俺等も笑って大役を終えられた。大事な祝いの場、混ぜてくれて、ROTTENGRAFFTY、お客さん、ありがとうございました。行貞お疲れ様でした!
京都。2日前に続き再び京都。前回はROTTENGRAFFTYの25周年が本題だったがこの日はワンマン。俺等の日。舞台は京都の名所、今年50周年老舗中の老舗、磔磔。
たまに俺もポスターを持って行ってはいた。何やらただならぬ雰囲気をいつも感じてた。何せ50年だからね。店内や楽屋の壁にこれまで出演した音楽家達を迎えてきた
手書きの看板があるんです。日本からも世界からももう錚々たる顔ぶれでね。レコードでしか知らない人達も大勢いてさ。ほんとミュージアムですよ。50年間やってて
くれて良かったっす。俺等も間に合ったから。床も壁も木でさ、音も良く響く。リハなんてね、漂う偉大なる音楽家の亡霊達に品定めされてる気分だったぜ。こっちも
全然ビビっちゃいなかった。楽しみしかなかった。で、ここが、ここで演る事がいかに重要な事なのか、そこ解ってるのは演者側だけじゃなくてね。お客も解ってて、
京都、関西、さらに方方から大勢集まってくれた。よし。始めるか。もう出囃子から皆のテンション高くてね。その時点で俺も成功を確信したよ。今年の春のツアーで
試行錯誤、取捨選択されてきたセットだから、自信もあったし、実際に演奏の質もピークだった。もうずっと最高だったね。無敵だったね。新旧32曲。お店の音止めが
21:00厳守だったんですが、ギリの20:58までがっつり鳴らしました。ありがとうございました。遂に磔磔デビューしました。あれ以上の成功は望めん。まさに至上。
ずっとダイとPA703と修練してきた。全部が報われた。出音に。受ける皆のリアクションに。そしてあの雰囲気に。重ね重ねになりますが、ありがとうございました!
以降もライブは続きます。スケジュールはこちらから。
1曲贈ろう。
ILL-B