2026年元旦。
明けましておめでとうございます。
穏やかな正月を各地で迎えられている事を札幌から願ってます。
昨年も皆様の多大なる理解と愛のおかげでやりたい事をやり遂げられました。ライブも無事に全スケジュールを終える事が出来ました。各地に体を運んで集まって
くれて、手伝ってくれて、情報を広げてくれて、助かりました。ありがとうございました。制作に関しては今年に色々と仕掛けていくために昨年はずっと準備して
いたようなものでした。立案も自分、発注元も発注先も自分、ここで完成と決めるのも決められるのも自分。形になったものから順に届けていこうと思ってます。
その場の勢いで一気に仕上げた曲もあり、マジでもう5年とかかけてる曲もあったり、どれもあなたの楽しみになれると思ってますんで楽しみにしててください。
世界も日本も激動で、個々の人生もまた激動で、ただ楽天的である事すらも難しくなってくるような予感や予兆が立ち込めている昨今ですが、それはずっと思って
たし言ってもきたけどいよいよ始まったねって感じなんで、適者生存なんで、別にジタバタしてませんが、でも戦争とかね、そういうのはほんと嫌ですね。それに
向かって煽ってくる政治屋とか踊らされてる人とかあちこちいますね。あのね、政治とかってのは高尚に見えても結局ストリートと同じでね。本物の痛みを知って
る人、既に暴力の無意味さをその痛みで知ってる人ってのはそれをどう遠ざけるかで生きていくもんでして、それが智慧というものです。痛みそのものもその辺の
やり取りも知らん、坊ちゃん嬢ちゃんが口先だけで調子こいてるとがっつりやられちまうぜって俺あたりは思っちゃいます。でもそんな奴等に巻き添えなんて勘弁
なんで。マジでボケっとしてたら一気に崩れていきますよ。この国の国民は簡単に熱せられて流されやすい危うい気質を持っていますから。おっかねえ時代です。
こちとら衣食住の次の音楽ですけど、それはコロナの時を思い返せばとても脆弱な存在とされてるらしく、でもそれはビジネス上って事でね、安い軽い早いだけの
今の大きなビジネスのシステム上ではって事で、所謂アンダーグラウンドではそこに期待や希望の重きを置いてる人、俺もね、そこで強固に繋がってる世界もまた
あって、そこでは誰も全然諦めてなくて、次こそはと狙ってる奴等ばかりで、そんな奴等を相手にいやいやこっちもまだまだこっからなんだわとかって俺も本気で
思ってもいるんです。世の中が困難な方に寄ってった方が力を発揮する音楽、音楽家ってのはちゃんといます。古今東西そういう人達が紡いできた細くも切れない
糸ってのがある。それでおめえはどうやって生きてきたんだ。それでおめえはどうやって生きていきたいんだ。そう問いかけてくるような音楽。音楽だけじゃなく
ても、そういう本や映画や演劇や、人間の創作物が残ってる。それらは前述の智慧の遺産です。サブスクにはないかもしれませんが、どこかで求める人をじっと
待っている。その時間を耐えられるもの、現在と未来の時間差を説明抜きで感覚的に超えられるもの。そうです。俺もこれからのためにこれまでがあったんです。
俺等のパーティー。近隣で集まれた人達のパーティーでももちろんあるけど、互いが遠く離れたとこでもこうして繋がり、互いの土地や状況を想像し合い、いつか
集まれる日までじっくり醸していくようなパーティーでもある。今の顔馴染みな人達も全てはそこから始まってもいる。ただの音楽ですが、街行く誰もが知ってる
類じゃないですが、が故に表情を確かめられるパーティー。独りじゃないんだよ。向かい風の強まってくる時代、しなやかにパーティーを続けていきましょう。
以下YEAR END TOURのレポートを。写真はこちらから。
札幌。ツアー初日は地元から。去年もその予定だったんだけど俺がインフルになっちゃって、なので今年はまず開催出来てホッとしてました。ただギリまでセット
組んでて、それはお客のいないDYEと2人の状況だったんで、実際にお客の前で演ったらどうなるのか、そこはやっぱり予想でしかなくて。初日はいつもそうなん
だけど、緊張感が半端なかった。でも始めてみれば、待っててくれたのはホームタウン、今回も10日で完売のお客さんで。初っ端からずっと上げてくれて、俺等も
ノリノリでやれました。仲間や先輩も交えて、前週のB.I.G.JOEの引退ライブからのインスピレーションへのアンサー的なノリもありつつ、2025年札幌ストリート
事情も出会いから別れまでを全部盛り込んでのセット。そこに皆の理解を混ぜ込み完成しました。外は氷点下でしたが熱い夜になった。ありがとうございました。
大阪。2日目。今回は初めての箱、アメリカ村のど真ん中、DROPデビューです。札幌から遠路遥々着いたら楽屋にはSHINGO★西成からホルモンとシャンパンの
差し入れが。粋な出迎えに上げられました。街はクリスマスイブ。天気も雨混じりでさ。でも集まってくれてね。実は年忘れし切れない悲しい出来事が今年は俺に
起こってね。なので初日の札幌もだったんですが、いつもよりシリアスさや悲しみも隠せなくて。でも、ほんと俺等はもうね、いい大人でさ。色々抱えてて。年末
大騒ぎ目当てのお客にはアレかもしれないけど、こっちの感覚だとね、何気に共有出来てる寂寥ってのがあって。互いを察しつつ、見守りつつ、上がってくるのを
待っててくれてて。で、その時が来たら皆でがっつり上がってって。ほんとこの人達で良かったなって思ってたよ。浪速の人情ですね。ありがとうございました。
京都。ここでワンマン行脚を一旦離れて対バン戦へ。祝MUSE35周年。店長行貞が集めた3組。俺等、奇妙礼太郎、BANYAROZ。字面だけでワクワクしますね。
今宵は俺等が先陣やらせていただきます。40分であれ以上は出来ないってとこまで精一杯熱量焚き付けて、奇妙君がまた一転抑制されているけどしかし内に熱を
込めた演奏。めちゃ良い。今年起こった別れを思い出して一瞬泣きそうにもなれた。からのBANYAROZの泥臭い木屋町ファンクでダンス。真に楽しい時ってのは
マジあんな感じであっという間。からのセッション。BANYAROZに入っていく俺と奇妙君はその日が初対面。でも出来ちゃうんです。それぞれがやってる表現を
軽々と超えられちゃう。あれは伝説確定ですね。久々に京都で音楽の歓びを理屈抜きで満喫出来てもう最高以外に語彙があるわけない。ありがとうございました。
東京。そして2025年のライブ行脚のゴール、ホームリキッドです。今年も東京では激戦をあちこちで組んでもらいました。全部を皆で楽しんで、がっつり勝って、
最後のワンマンです。いつもはどっか喫茶店寄って新聞読んで行くけど今日は早めに行きます。THA BLUE HARVESTの皆が各々の自慢の品を持ち寄ってワイワイ
やってるんで。コーヒーとチョコをゲットして楽屋で新聞読みます。リハやってTHA BLUE HARVESTの皆がご飯を持って来てくれます。去年は熊肉の蕎麦いただ
いて、俺が腹持ちがなかったと言ったらしくて(ほんとすみません!)、熊肉の雑煮をいただきました。オホーツクの蛸、京都の牛やパテ、能登のカレーとパスタ、
鹿児島のラーメン、名古屋のホットドッグ、横浜のローズマリーのアイス、豊橋のおかずセットをいただき、さあ準備万端!そっから160分。久々にその領域まで
届きましたね。声も枯れ果て、でも熱意は冷めず、自ら背負った使命は完遂しました。今はホテル帰ってきて書いてるんですが、ほんと凄い表現です。前人未到の
空間彫刻です。この世とあの世を繋ぎ、悲哀も大事に抱き抱え、それでも楽しみ満願成就です。DYEと2人でずっと試行錯誤を重ねて組み上げて、それをPA703と
照明畠中とアシスタントさんとヤツさんに整えてもらって、B.I.G.JOEにがっつり火を入れてもらって、それをそこで生き合わせた皆が最初から最後まで見届け、
聴き入れ、己の人生と共に酸いも甘いも嚙み分け味わってくれて、遂に完成した2025年最後の思い出。あれ以上はやはりなかったね。ありがとうございました。
さあ始めよう。万事待ったなしだ。もしも俺と共にあるのなら今年も忙しくなるぜ。またあんな終わり方をしたいからさ。個々で出来るベストを尽くしましょう。
1曲贈ろう。年始はこれ。いつもこれ。かっ飛んでこう!
ILL-B
